直感に従う(4) 

おはようございます。
もの干し場の前のサンシュユの木が、黄色いつぼみをつけています。
この花は、私にとって、大事な春の合図の一つです。

明るい春が来ました。

病気治療に関わる不思議なお話の続きです。
これでおしまいになると思います。

*************

1月6日の面談の時、私は主治医の先生に、抗がん剤治療をもうしばらく待って下さるように伝えました。
その時先生は、抗がん剤治療をしなくても、その後の経過観察の定期検査はしてくださるとおっしゃってくださいました。

これはとてもとてもありがたいお話でした。
ビタミン・ケトン療法をして下さる心療内科の先生は、「自分はガンの専門では無いから、検査結果を診る力量は無い」と正直におっしゃって下さっていましたから。
多くの大病院では、治療方針に従わない患者には、それ以後関わらないとするところが多いと聞いています。
放り出された患者は、その後、いわゆる医師に見放されたガン難民になります。
たとえ民間施設で検査は出来ても、その検査結果を診る見識が無ければ、どうしようもないのです。
たくさんのがん患者を診てこられた先生に、経過観察をしていただくことは、何にも代えがたい安心です。
私は心の底からホッといたしました。
今も、先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

1月13日、鳥取のお医者さまの待合室で目にして、購入した本。
『がんに負けないこころとからだのつくりかた』(浜口玲央 長谷川充子 和田洋巳)
この本は、イラストつきで、がんのしくみの説明がわかりやすく、かつ学術的でした。
がん三大療法を先頭に立って勧めてこられたがん治療の権威であった和田先生が、大学病院をご退官後、新たに治療を試みられている、その内容が、食事内容を含めて具体的に示されています。
その本は、ビタミンケトン療法とは異なる治療でしたが、やはり、がん治療を、今の医療の外から考えることの大きな可能性を伝えていました。

16日(月)に心療内科に行きました。
気持ちは、鳥取の先生の説明を受けて、ガイドラインどおりの抗がん剤治療を受けることに傾きつつありました。
迷っていると伝えました。
手術をしていただいた病院で、経過観察をしていただけることを伝えました。

先生は、もう一度、必要ないと思うよ。とおっしゃいました。
抗がん剤で治るわけではないからねえ。

先生とは、いつも短い面談です。
先生には、一般に想像する名医の重厚さといったイメージがあまりなくて、そんな重要なご意見でも、どこかさらっとした印象があります。
初めはそれが少し心配でした。

でも、何度か通ううち、そのお人柄やお力が伝わってきていました。
先生は、ただ、今までの医療の考え方の外、全く別のところにおられるのでした。
私は、治療について考える中で、エビデンスと言う言葉をたくさん聞きました。
くだんのガイドラインは、その立場の中でのエビデンスの集積です。
しかし、何が何ののエビデンスかということを考え始めると、全体は揺らぎます。

先生は、お薬の適用などに、とても慎重です。安全の保証の無い高価なお薬は出されません。
それから、一般に、自由診療の費用はとても高額ですが、
先生のところでの、混合ビタミンの点滴は、私のような者にも十分継続的に受診できるありがたい価格でしていただいています。
たくさんの論文もお書きになって居られ、心ある医療者の方々のグループが、果敢に新しい治療を試みられている、その中心に居られる様でした。
私たちが人とその仕事を見る上で、その人が何を大切だと考えているかは、重要な手がかりだと思います。

その帰り道、やっぱり抗がん剤は止めようと思いました。

1月19日、面談の前日。
私は、やっぱり迷っていました。
結局、その日にも、鳥取でのプロテオという検査結果の連絡はありませんでした。
私は、病状をはっきり受け止めるために、結果を待っていました。
手術後まもない私の場合は、C(血中にガンがある)という結果が殆ど自明のことなのでした。

明日の治療方針についての決断について、ずっと迷っていた私に、
夫が、「出来ることは全部やってくれ」と申しました。
私もそのとおりだと思いました。
抗がん剤治療もして、ビタミンケトン療法もする、ということです。
私たちは、結局、そうすることに決めました。

1月20日、面談の日の朝。
もう一度、抗がん剤治療を受けることを確認して、夫を仕事に送り出しました。
午後の面談には、一緒に来てくれることになっていましたから、
私は夫に、また病院でね、と言いました。

その後まもなく、朝の8時過ぎに電話がありました。
鳥取の病院からでした。
プロテオの検査結果についてでした。
診察開始の時間前にお電話を下さったのだと思います。
結果は、A(微量のガンもみつからない)というものでした。
先生にとっても、意外な結果でした。
間違いがあってはいけないので、確認していたため、知らせが遅くなったと言われました。

ただ、呆然といたしました。
どうやら、私の中で、がんは消えているようでした。

夫に急いでメールしました。
実家の両親に電話しました。
娘にも電話しました。
ずっと心配してくれていた友人にメールしました。

午後の面談で、検査のことを伝え、翌週もう一度面談することになりました。
検査は新しいもので、その信憑性についてが問題の様でしたが、私たちは全く分かりませんでした。
検査結果の連絡は、ぎりぎり間に合ったのだと思いました。
抗がん剤は、一旦始めることになると、なかなか止められないと聞いていましたから。

結局、抗がん剤治療をしないことに決めて、今に至ります。

あれから一ヶ月以上たちました。
気が抜けたようになったまま、あっという間に時間が過ぎました。
治ったという実感はあまりなく、再発の不安は今も残っています。

私は今も40グラム/日を目安にした糖質制限の毎日を送っています。
治療効果の目安になるケトン値は、400~900の間を行き来しています。

先生からは、
もう治ってると思うよ。今後は、不安の解消が目標だね。
と言っていただいています。
たぶん、治ったのだと思います。

ところで、初めに、悪いガンだと分かって、とてもうろたえていた時のことです。
私は、すでに学会発表を申し込んでいましたが、とても発表どころではない精神状態でしたので、発表を辞退することにしました。
しかし、ふと、病気のことばかり考えていても仕方がないと思い直し、頑張って学会発表に望むことにしました。
会場には、大学院の時の恩師が、わざわざ聴きに来て下さっていました。
久しぶりにお目にかかる先生のお姿でした。
私はまずい発表の言い訳のように、がんがみつかったことをお話ししました。
その時、先生は他の発表をふいにして、耳を傾けて下さり、私はとても慰められました。
その先生が、また偶然暮れにご連絡を下さいました。
先生はまたお電話口で熱心に励まして下さいました。
私は今、先生の励ましで、今の心療内科の先生に連絡を取る勇気が出たことを思い出しています。
めったにお目にかからない先生が、私を救う神さまのお使いになって、繰り返し現れて下さったのだと思われてなりません。

他にも、娘がもらってきてくれた大阪の神農さん(少彦名神社)のお守りを、一度落として失くしたのに、なぜか夫が拾ってくれていた事件。

まだまだここには書ききれない、たくさんの小さな偶然と、いろいろな方のお気持ちがありました。
そんなこんなが重なって、今の私の状況があります。

今、自分では、すっかり元気になっていると思っています。
相変わらず、これでよかったのか、この先どうなっていくのか、結局は全然わからないまま。
知識も何も無い素人のままで、根拠は自分の直感だけ。

こわいなあ。
でも、それしかないし。
まあ、大体人生ってそんなものかも。

私はこんな調子で、今日の晴れた日曜日を迎えています。

今までにご心配をお寄せ下さった皆さまに、本当に本当に感謝しています。
このたびの病気にかかわるいろいろは、そんなささやかなご縁が重なって今があるということが、身に染みて分かる体験でした。

ありがとうございました。
今後ともどうぞどうぞよろしくお願いいたします。


*************

長いこと、おつきあい下さって、ありがとうございました。
せっかくですので、ご参考までに、初めに挙げました
ケリー・ターナー『がんが自然に治る生き方』に記された、
「余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと」
をここに記しておきますね。
先ほどご紹介した本の和田先生を初め、この本の研究に触発された医療者の方々も少なくないそうです。

1.抜本的に食事を変える
2.治療法は自分で決める
3.直感に従う
4.ハーブとサプリメントの力を借りる
5.抑圧された感情を解き放つ
6.より前向きに生きる
7.周囲の人の支えを受け入れる
8.自分の魂と深く繋がる
9.「どうしても生きたい理由」を持つ

では。
皆さまのご健康とご活躍をお祈り申し上げつつ。




[2017/03/12 11:54] 健康 | トラックバック(-) | CM(4)

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[2017/03/13 14:25] - [ 編集 ]

あやこ3さま
こんにちは。私の毎日のお食事のことをご心配くださるなど、とてもありがたい気持ちでいっぱいです。
ご推察の通り、お食事のことが目下最大の関心事です。ただし幸いにも、使える食材や料理の範囲は広いです。夫に協力してもらいながら、おいしく楽しくをモットーに、しょっちゅう脱線しながら頑張っています。
先日、富沢商店(ネット)で、「ふすまパンミックス」を見つけて大喜び。まずはパン焼き器で食パンを焼いて、パンの喜びにひたりました。ただ、膨らみ方が今ひとつです。これが克服できたら、次は、ナンを焼いてカレーをと夢見ております。
今思いつきましたが、今度ここに、お料理の奮闘記も書いてみようと思います。

春ですね。
ご家族の皆さまに、たくさんのお幸せが訪れますように、心からお祈り申し上げております。
本当にありがとうございました。


[2017/03/14 16:13] ここ [ 編集 ]

ここさん、こんにちは
その後どうしていらっしゃるか
心配しておりました

プロテオ検査結果ほんとによかったです

この記事がシリーズ最終で
今はお元気になられたここさんですから
私も今日拝見したことで一言だけの言葉にしておきますね

不思議がいっぱいで
守られていて
そして良い検査結果を得られて
ほんとにほんとに感動です
これからも前向きに、ゆったりと毎日を楽しんで
さらなる健康を手に入れる!ですね
9か条は私も普段の生活に活用できそうです
ありがとうございます




[2017/03/22 12:29] Hulahulaさん [ 編集 ]

Hulahulaさん、おはようございます!
メッセージ、ありがとうございます。
ずっとご心配くださり、一般的でない療法を選択した私を、応援してくださることが、とてもうれしく届いてまいりました。今の私にとって、何より嬉しく、ありがたいことです。ありがとうございます。のんびり、やってみようと思います。今後ともどうぞよろしくお願いします。
ところで、くだんの9項目ですが、自分では1~4は出来ていると思いました。しかし、5~9は、深い意味では達成できていないように思われます。これからです。
この9項目を見ると、Hulahulaさんの達成度は、すでに高くていらっしゃるように思いました(^^)
ご健康で、皆さまのためにも、永くご活躍なさいますよう、応援しております。

[2017/03/23 10:12] ここ [ 編集 ]

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