卒業論文集 あとがき 

こんばんは。
昨日、今日と、よく晴れて、春らしい温かい日になりました。

昨日は、勤務校の卒業式でした。
久しぶりに大学に参りました。

卒業の日に、それぞれに卒業証書をお渡しするのは、ゼミの担当教員の仕事です。
なにより大切で、嬉しい仕事です。
しばらくお仕事をお休みしておりましたが、この日だぜひ出勤して、この佳きお仕事をしたいと願っておりました。

久しぶりにゼミ生の皆さんに会いました。
病休中、ずっと応援して下さった8人の学生さんたちが、今日は華やかな袴姿です。

毎年のことですが、今年も卒業論文集のあとがきをここに残します。
でも、今年はまだ文集ができあがっておりません。
文集係の方が奮闘してくださって、また印刷屋さんにも幾重にもありがたいお力添えをいただいて、なんとか3月中にはできあがりそうです。

卒業の日を記念して、今日、そのあとがきをここに。
心を込めて。


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あとがき

卒業論文、大変お疲れさまでした。
11月からの私の不在の中、それぞれ本当によく頑張られたと思います。
皆さん揃ってご提出の知らせに、ほっと深く安堵したのが、ずっと昔のことのように思われます。

大学の教員として、最も大切でやりがいのある仕事である、卒業論文のゼミ。
追い込み時期の不在については、今も本当に申し訳なく、残念に思っております。
病床から、卒業論文の本当の醍醐味を、味合わせて差し上げることが出来ないままになってしまったと思い、しみじみ、繰り返し、悔しく残念に思っておりました。

今年度のゼミ生は、揃って卒論への意欲が高いのが特徴でした。
しかしなかなか課題が決定しませんでした。
決定しても、研究が全く進まない場合もありました。
研究の舟になかなか乗り込めないのです。
(それについては、指導者としての私の今後の課題であると思っています。)

研究の舟は、いつだって頼りない笹舟のような小舟です。
それでも、そんな小舟に一人乗り込み、漕ぎ出して行くこと。
ただ一心に漕ぐ中で、到着点は不思議と見つかるものだということ。
そんな小さな航海の体感こそが、卒論研究の醍醐味の中心であると考えてきました。

だから私の仕事は、まず舟に乗せ、波間に押し出すことなのに。
今年はとうとう・・・。

その時に耳にしたのが、自主ゼミのことです。
「研究室で、いつも賑やかな声がしていますよ。」
そんなお声を耳にして、私はとたんに嬉しくなりました。

私の心配は何のその、皆さんは一緒に大きな船をこしらえ、漕ぎ出して行かれていたのですね。
おしゃべりや、お茶やお菓子、窓からの景色。
学生同士で行った自主ゼミの光景は、きっといつまでも残るこころの風景となるでしょう。
軽やかに、明るく、優しい風に吹かれての航海。
皆で見つけられた、卒業論文の別の醍醐味ですね。

それはきっと、なにより、これからのための佳き体験となってゆくと思います。
このたびの皆さんの姿に、何より私自身か深く学ばされました。

入院には、みなさんからの応援の色紙やプレゼントを持って行きました。
枕元の皆さんの温かい言葉が、本当に本当に心の支えでした。
今はただ感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。

皆さん、どうぞこれからも、勇気を持って、明るく楽しく前に進んでいらしてください。
これから進まれる道が、佳きものであることを、心から信じています。

ご卒業おめでとうございます。
心から、お祝い申し上げます。

     2017年3月10日        ここ





[2017/03/11 22:35] 教育 | トラックバック(-) | CM(0)

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