旅日記 新潟 

こんにちは。
雨の休日になりました。

先週、お仕事で新潟に行って参りました。
新潟は初めてです。
海沿いの新潟空港、飛行機がまるで海の中に降りてゆくかのように降下。
お仕事とは言いながら、楽しい旅の始まりです。

早速、翌日の午後は、お仕事をさぼって観光いたします。

信濃川河口に広がる広々とした新潟平野。
そうだ、レンタサイクル!
われながら、素晴らしい思いつきです。

さっそくレンタサイクルにお電話いたします。
「もしもし、今三越のところにいるのですが、ここから一番近いステーションを教えて下さい。」
「では、古町商店街で検索して下さい。」
ええ?
確かそういわれたと思うけれど、検索は億劫なので、手元の小さな地図に頼ることに。

持っていた小さな地図に記されたステーションの位置はかなり曖昧。
道を尋ね尋ね、30分以上歩き回って、ようやく自転車を借りることが出来ました。

その後の観光は快適そのもの。
この頃の旅のマイブームは、作家の家探訪です。
平らな新潟平野が、唯一海に添って小高くなっているあたりの屋敷町を中心に廻りました。

会津八一晩年の家(北方文化博物館)
旧斎藤家別邸(国指定名勝)
坂口安吾 生誕碑(大きな神社の入口。このあたりに生家があったそう。)
安吾 風の館(旧市長公舎)

古い風情の路地を抜け、松林の中の静かな小道を超えて、海へ。
よく晴れた日でしたが、残念ながら佐渡島は見えず。
風が吹いて、良い気持ちでした。

さて、そろそろ時間です。
お借りした自転車をお返ししましょう。
またステーション探しです。
電話します。

「今、古町商店街の入り口にいるのですが。」
「○○神社わかりますか?」
「わかりません。」
大体、サイクルステーションが載っている地図には、目印になるものがほとんど書かれていません。
外来者の私は、もう一つの別の地図と照らし合わせながら見なければなりませんでした。
当然その神社も書かれていません。
「ではちょっと距離がありますが、パーク600に行って下さい。」

自転車で、言われたとおりに進みます。
パーク600、ありました!
ところが、レンタサイクルをやっている様子がありません。
ただの大きな立体駐車場の入口。
無人です。
見知らぬ土地の立体駐車場の前に立ち尽くす私。

仕方なくまたお電話いたします。
「すみません、パーク600の前にいるのですが、レンタサイクルをやっている様子が無いのですが。」
「ぐるりと廻って下さい。」

心細く思いながら、ビル沿いの路地を入ると、女性のいる受付がありました。
やれやれ。

「レンタサイクル返したいのですが。」
「ぐるりと廻って下さい。」
時間も無くなってきたせいもあって、だんだんイライラがこみ上げてきました。
もっと別の説明は無いのでしょうか?

他にどうしようもなく、また少し進みましたが、ありません。
もう一度お電話します。

「もしもし、自転車を返すところが見つからないのですが。」
「イタリア料理の○○というところを曲がって・・・・。」
だったら初めからそう言ってよっ。

本当にぐるっと回った、わかりにく~いところに、レンタサイクルのステーションはありました。
自転車を返しに来たと一目で分かる私に目もくれない受付のおじいさん。
こみ上げる怒りに堪えながら、自転車を奥の自転車置き場に並べます。
愛想の無いおじいさんに無言で鍵を返却して、怒りとともに外へ出ました。

何なの、このレンタサイクルの人々。
私は、怒った勢いで、大きく3歩、カツカツと歩き出しました。

ん?
突然、降ってくるように気がついてしまいました。
これって、「新潟県人」なのでは?!
もしかして、新潟の人って、聞かれたことだけにしか答えないのでは?

そういえば・・・。
「この乗り場は、新潟大学に行くバスが来ますか?」
「来ません。」
「どこから乗ればいいですか?」
「3つさきの乗り場です。」
知っているんだったら、最初から教えてよ、と思ったのでした。

そういえば・・・。
地図がわかりにくいせいで、街をさまよいながら、地図を見せては何度も「私はこの地図のどこにいるのでしょうか?」と尋ねました。
尋ねた人は皆さん、親切に立ち止まって地図を手にとって、「ここです。」と教えて下さいました。
親切なのです。
でもこれが福岡だったら?
「どこに行くの?」とか「どこから来たの?」とか。
もっと「近くに美味しいところがあるよ。」とか「あそこにも行ってみて。」とか。

旅ですねえ。
ここは新潟、異国の地なのです。
さっきまでのイライラは、一瞬で消え失せました。
私は確かに新潟を旅しました。

私は改めて、広々と見通しのよい市街地を歩き始めました。

バスが、信濃川河口にかかる萬代橋にさしかかりました。
萬代橋は、立派な石造り6連アーチの長い長い橋です。






[2016/06/05 12:56] 旅日記 | トラックバック(-) | CM(0)

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