花井茶屋 

こんにちは。
少し雨が続いております。
いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

先週末は、夫の里のお祭りでした。
お祭りは、毎年11月7日と決まっているのですが、今年はたまたま週末になりました。

お祭りには、家々が、お餅をついて、ご馳走をたくさんこしらえて、お客様を迎えます。
そんなお祭りの準備をして、姑母が迎えてくれました。

姑母は、あの時代にずっとお仕事をしていた人で、今もとてもしっかりしています。
昨年、ご近所の組の女性達(平均年齢を計算するのは憚られます)で、‘茶屋’を始めました。
月2回だけ開く喫茶店です。

場所は、お向かいの花井さんのお宅。
名前は「花井茶屋」です。
姑母と仲良しだった花井のおばちゃんが、数年前に亡くなられるまで、ここでずっと仕出しのお店をしておられました。

町に掛け合って、椅子などの援助を受けることになりました。
そのかわり町の行事になるのでお金はとれませんから、缶を置いて、100円くらい入れていただくことになったそうです。
これらは、昔取った杵柄での姑母の仕事です。

それぞれお得意の、ちょっとしたお茶請けを持ち寄って、いよいよ「花井茶屋」の開店です。
奥出雲のこの辺りは、お漬け物やら煮物やらのお茶請けの文化があるところなのです。

人が来てくれるかしらん。
しきりに心配しておりましたが、なんのなんの、たくさん来て下さったそうです。

在の方で、東京から来てみんながあんまり相手にもならんだった人が来てくれてねえ、
ずうっと話して行かれたよ。
それだけでも良かったと思うて。

人がちょっとつきあいにくく思う人にも、なんの分け隔ても無い、何とも姑母らしいところです。

それからも、「花井茶屋」は思いの外の大繁盛。
うきうきと、次の開店日のお茶請けの計画を話してくれる母の声も弾んで、聞いている私たちも何だかとても楽しみです。

この頃は、他の組の人が時折、お茶請けを作って持ってこられたり、
他の組の人も、やらせてほしいということで、月1回は、他の組の人がやってくれることになったそうです。
先日は、男の人たちが夜に「花井茶屋」を開けて、「男達の花井茶屋」もあったとか。

とうとう地元のテレビ局が取材に来たり、
近くの専門学校の生徒さんが、お手伝いに来られるようにもなりました。

お手伝いといっても、かえって大変なのだそうです。
せっかくだからと、巻き寿司の作り方を教えて差し上げたり、
作ってこられたお茶請けをみんなでいただいて、感想を言ったりしているそうです。

今年のお祭りの日、「花井茶屋」も臨時開店しておりました。
お店番は、私のお嫁入りの時からおられる、なじみの組の方々です。
「花井茶屋」の旗の前で、皆さんの集合写真を撮りました。

今年のお祭りの行列には、10年前には確かにあった大きな傘の花飾りがありませんでした。
それでも、長い長い囃し子のお行列でした。




 秋霖や黒板に文字書き積みぬ 
      
 夫と野をゆく赤まんま赤うて赤うて            ここ




[2015/11/10 11:21] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

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