卒業論文集 あとがき 

おはようございます。
よいお天気になりました。
寒かった昨夜が嘘のように、今朝はとても温かです。

昨日は勤務先の大学の卒業式でした。
夜には謝恩会もありました。

今年も卒業論文集を作りました。
喜びを記すことに代えて、あとがきをここに。




皆さん、卒業論文、お疲れさまでした。
最後まで、よく頑張りました。
(特に、12月になってからの追い込みには、本当に感心いたしました。)

今年のゼミ生は、10人。
4年生らしい落ち着きの感じられる、ちょっと大人のゼミでした。

そして今年も、卒論のテーマは文字通り、十人十色でした。
ただ、そこには共通項がありました。
新しく厳しい「個」としての人間の位置から、これまでを問い直そうとする姿勢とでも申しましょうか。

今は、若者に厳しい時代だとつくづくそう思います。
女性が社会に出て働くことが普通となる一方で、就職を含むいろいろな面で、大人に余裕がありません。
既得権益を持たない若い人には、きっと、新しい秩序こそが希望となってゆくでしょう。

そこでは、当然のこととして、一人一人がそれぞれ、自分の生を、自分自身として生きてゆくという、
一層厳しい「個」としてのあり方が求められているのだと思います。
皆さんがそれぞれ選ばれたテーマが、無意識にも、底辺にそういう共通項を持つものであったことは当然なのかもしれません。

それぞれのテーマを、自分のテーマと同様大切なものとして一緒に考えてゆくゼミの風景。
厳しい「個」を生きていたとしても、そこは思いの外、温かく楽しいところだとも想像いたします。

夏合宿の、急斜面に立つ古いホテル。
揺れるエレベーターは不安でしたけれど、広い畳敷きのお部屋を惜しげも無くお貸し下さったり、
展望台に連れて行っていただいたり、ひととき、古き良き時代を過ごしたように感じました。
古い時代も、これからも、人の世は、やっぱり人の気持ちで出来ているのだと、今年は皆さんと過ごしながら、そう思えることが多くありました。

思えば、今年度のゼミは、新入生歓迎行事の企画から始まりました。
今年度の歓迎会は、大学でも初めての試みでしたが、皆さんのご尽力のおかげで大好評でした。
十人全員が、無償の活動を喜んでお引き受け下さり、精一杯の力を使って、楽しみながらあたって下さったこと、
何より皆さんの人生が開かれてゆくのを見るようで、とても嬉しく感じたのを覚えています。

ここに集められた卒業論文に、皆さんお一人お一人の、前向きで淡々としたよき表情を思い出します。
取り組まれた経験が、これから、未だ見ぬものを切り開き、作ってゆかれる皆さんの、力になりますよう。

ご卒業、おめでとうございます。
心より、お祝い申し上げます。


          2014年3月14日
                                」




おとめ子ら微笑みながらやはらかき種の綿毛のごと風に乗る          ここ





[2014/03/15 11:10] 教育 | トラックバック(-) | CM(0)

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