緑の思い出 

こんばんは
今日は五月のお節句でした。
菖蒲湯って、なさったことありますか?

以前、両親が岡山の社宅にいた頃のこと。
母が「お隣のお庭に菖蒲がたくさんあるから、菖蒲湯にしよう。」と、いつものように突然の思いつきです。
お隣は単身赴任。結構草ぼうぼうでした。
二人で黙って入ったお隣のお庭。
草丈が高くて、静かで、切ると草のにおいがして、すぐそばにいる母が遠くに思えて、どきどきしました。
その夜の、狭い我が家のお風呂での菖蒲湯―遠い思い出です。

今日は、お弁当をもって、山の方へピクニックに出かけました。
新緑の山また山。
車が進むにつれて、次第に気温が低くなってきて、いつか明るいぶな林の中を進んでいました。
緑は毎年同じはずなのに、草の匂い、木のにおいの思い出はそれぞれに鮮やかですよね。
今日のことは、どう私や子供の中に残っていくのでしょうか。

そうそう、帰る車中のことです。
うまく言えませんが、ふと、私が、今この山の中にいる私でしかなくなりました。
言葉でなく、急にその感じに包まれたのです。
そしてすぐにそれは消えました。

山奥の木々の中にいる、この身体という私。
私がここにいることの意味を、おそろしく深く問うような感覚でした。
車に乗って来たとか、ピクニックとか、気晴らしとか、そういう理由ははなから通用しない厳しさです。
それは、お前はここにいない、という詰問のようでした。
それに気付かせるために、一瞬だけ、お前をお前にひき戻してやったのだと言わんばかりの。

本当に一瞬のことで、すぐに私は、車の助手席にいるピクニック帰りの私に戻りました。

その時の木々は、明るい新緑のそれではなく、もう少し深い色の緑でした。

私を乗せて、深い緑の色と匂いの中を行く車。









[2007/05/06 00:43] 日記 | TB(0) | CM(4)

雨上がりの新緑ひときわ美しいです

難しいお話ですね。行きがけの
明るい新緑から少し深い緑の帰り道。
ふと「行きはよいよい帰りは恐い、恐いながらも通りゃんせ・・」の歌をおもいだしました。
うかうかと過ごしてきたことに反省しながらまたうかうかと過ごしているわたし。

菖蒲湯・・懐かしいですね~子供が家を離れてしまったらとんとやらなくなってしまいました。
アラッ、いま近くの電線でホオジロが囀っています。
[2007/05/06 13:25] ろしなんて [ 編集 ]

ろしなんてさん、こんにちは
昨日の不思議な感じをお伝えしたくて書いたのですが、うまく書けなくて、変な文章になってしまいました。様子が伝わったでしょうか。怖くなっちゃったみたいですね。
ほおじろって、どう鳴くんですか?このあたりも小鳥が多いのですが、ちっとも何の鳥か知らなくて。
[2007/05/06 16:37] ここ [ 編集 ]

ほほじろ

ほほじろの鳴き声は一度知ると忘れませんよ。「イッピツケイジョ~~」なんて言葉に書き表しますがはっきりしないときもあります
バードコールを持って散歩にでかけては鳥とお喋りします^^。ほほじろや鶯はよく答えてくれますよ。青鷺にバードコールで話しかけたらすぐに逃げられたしまいました。弱虫!ともう一度音をだしたり・・・。
[2007/05/06 23:01] ろしなんて [ 編集 ]

バードコールですか。
そのようなものがあると、初めて聞きました。
それにしても「イッピツケイジョー」とは、古式ゆかしい鳥ですねえ。
[2007/05/07 10:21] ここ [ 編集 ]

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