仕事 

こんにちは。
ずっと蝉の声が聞こえています。

ジーンという蝉の声を聞いていると、外はこんなに晴れて明るいのに、
子どもの頃の、夏休みの終わりの、何だかとても切ない気持ちが、今もこみ上げてまります。

九州との行き帰り。
少し前から気がついていたのですけれど、
小倉駅のあたりから、晴れた日には、関門橋が見えます。
そして、その向こうには、私が家族と幼い日々をすごしたあたり。

ふるさとの山は、どうしてこう、すぐに見つかるのでしょう。
いつも見ていた場所からじゃなくて、
少し斜めとか、すごく遠くからとかなのに。

あれは、父が勤めていた会社の煙突。
当時は赤白に塗られていたけど、今は淡いブルーの濃淡になっています。
それでもあの煙突だとわかるのです。

この頃、遠くにあの煙突を見つけるたびに、父は、そこで仕事をしていたのだなあと思います。

あの煙突の下で、父が過ごした長い時間。

そういえば、何年か前に、古いことの調査をする方があった時に垣間見た、当時の仕事に関する父の詳細な記録。
わずかに熱を帯びた空間と時間が、そこに確かに存在していたのだと思いを馳せます。

もうすっかり人も入れ替わっているけれど、
あの場所で、父や周りのたくさんの方たちがしてきた仕事や時間は、今もあの煙突の下にあるような気がして、
娘の私は、小倉駅を通るたびに、新幹線の窓の中から、一生懸命に遠いところに目を凝らすのです。

それとも、もしかすると、
それらはみんな、今は家にいる父の中に静かに堆積して、
明るい私の里の風景を作っているのかもしれません。



関門橋霞みて遠しふるさとは明るく白きその海の果       ここ




[2013/08/17 10:25] 家族 | トラックバック(-) | CM(4)

こんにちは

お久しぶりです.人それぞれ風景は違うけれど,そこにたたずむとノスタルジーを感じますよね.
[2013/09/04 13:22] まき [ 編集 ]

まきさん、こんばんは。

こちらこそ、ご無沙汰申し上げております。
お元気でお過ごしでいらっしゃいますか。

そうですね。いろいろなところで過ごしてきましたのに、特に懐かしく感じる場所というのがあるなあと思います。

また、秋の学会シーズンがきますね。
どうぞお身体お大切になさってくださいね。
[2013/09/05 00:09] ここ [ 編集 ]

ここさんも原稿書いているのかな.こっちは,毎日投稿用の原稿と戦っています.

ここさんも、お身体お大事に.
[2013/09/06 08:39] まき [ 編集 ]

まきさん、おはようございます。

ご研究、がんばっておられるのですね。
お休みなくがんばっていらして、いつもすごいなあと思っています。
私は、長崎にゼミ合宿に行っておりました。
研究は、お休みばかりです。

秋らしくなってきましたね。
どうぞ今年もよい成果が得られますように、お祈り申し上げております。

[2013/09/08 09:08] ここ [ 編集 ]

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