旅日記・大分 

おはようございます。
昨日に続いて、今朝も静かな雨がふっています。

一泊旅行に行ってきました。
出かける前に、白木蓮の花が一斉に咲いたのを、今生の見送りのように感じながら、その不思議な旅に出かけたのでした。

向かったのは大分。
九州の中で唯一行ったことのない県といえば、大分!と誰もが言う(本当かな)その大分です。
この旅の一番の目的は、人に会うことでした。
ブログ上で長らくおつきあいのある方々に、会いに出かけたのです。

何が不思議って?
私がこれから会おうとしているのは、今まで会ったことがない方々だということですよ。
出会いはいつだって、先に身体がそこにあって、それから、その存在に気づくもの。
会ったことがない人に会うことを目指すなんて、見えない山に登ろうとするような、空をつかもうとするような。
今度の私の旅は初めっから、見えないけれどあるはずの山を確かめに行く、そういう冒険の旅なのでした。
私の中の、行っちゃえ行っちゃえ的素質が、時々、こうして私を冒険に連れ出すんだなあ。
いざ、出発です。

それにしても、目指しているものが何だか分からない旅ですから、心のどこかには、宙に投げ出されたようなハハハな気持ち。
それって人生と同じかも、などと考えてみたりするのがいかにも旅。
まあこうなったら途中を味わうしかありません。

以前から乗りたかったソニック号に意気揚々と乗車。
仮面ライダーのような座席に座ってご機嫌です。
お昼は車内販売の鯖寿司。
音に聞く「関さば」って、大分の名物だったのですね。
車窓からの景色はさすが南国、山辺の桜はすでに満開、あちこちで菜の花が揺れています。
だんだん楽しくなってきましたよ。

あっという間に大分到着。
大分駅で、第一遭遇ねたのさん。
コインロッカーの鍵が見つからなくて探してるあわて者な彼女。
太陽のように明るくて暖かい彼女といるだけで、気持ちがほかほかしてきました。

第二遭遇、大分在住まき衛門さん。
可憐な少女のような彼女の運転で、彼女のお店へ。
車はカーブのたびに、私が思っているラインよりずっと内側をきゅうっと回ります。

お店は、一見、小さな、何の変哲もない園芸店でした。
九州の春の陽を浴びながら、しばらく見ていると、素人の私にもだんだん、売られている苗が、その辺りのホームセンターに売られている物とは全然違っているのが分かってきました。
いくつも並んだ寄せ植えの鉢。
なんと、それらの寄せ植えには、どれも題がついていました。
少しずつ違う葉色と花色を重ねて作られたそれらの寄せ植えの向こうには、それぞれに物語と世界があるのでした。
まき衛門さんたら。
形を変え、枯れて果ててしまう植物を素材にしながら、こんなにもいろいろな思いを込めてしまうことの切なさ。

彼女がご家族と一緒に形づくっているこの場所の空気。
「うちは、お店は大したこと無いけれど、お客さんは皆さんすごいんです。」とおっしゃっていたのが、なるほどそうだろうと納得でした。
大分市の片隅にあって、きっと知る人ぞ知る発信型のお店になっているのでしょう。

お店の中央には、花梨の木と、もう一つ背の高い木(名前を聞きそびれたままになりました)が、いっぱいに芽吹いていました。

その後、なんだか楽しげな私達3人は、車に乗ってお店を出ました。

大分市は、広々とした平野で、海が近くに、山が遠くに見えていました。
車内では、遠路静岡から見えたねたのさんの楽しいおしゃべり。
ねたのさんもまた、こういう広くて、海に向かって開かれたところでお育ちなのだろうと想像しました。

人の持つスケールとか、別の人間の存在を受け入れてゆく深さとか。
会ったことのなかった人たちに、少しずつ出会ってゆく時間。

南の国の春の陽射しは思いの外強くて、自分の影が、黒くくっきりと地面にうつっているのに気がつきました。

<旅は続きます>

                      100321_1335_01トリミング1

                                    
うずくまる獣のごとく息潜め工場の群湾に向かへり   ここ   




[2010/03/24 11:09] 旅日記 | トラックバック(-) | CM(14)

素敵旅

こんにちは。大分の一人旅、なんだか楽しそうですね。
ブログでお知り合いになった方に会いにいかれるなんて、わくわくドキドキのえいや!っていう感じなのかな?
続き、楽しみにしています。

[2010/03/24 16:28] 杣人 [ 編集 ]

なりゆきまかせ

杣人さん、こんばんは。

本当に今回の旅行では、現実を少し離れたような気がいたしました。
実際には、ねたのさんが何くれとお世話下さって実現の運びとなりました。すごいでしょう。私は呑気にそれにのっかただけの感じです。おかげ様で私は、いかにも自然に人のために行動することが出来るねたのさんという方に、出会うことが出来たのでした。

楽しみと仰ってくださったので、続きも張りきってて書こうと思います。
[2010/03/24 21:44] ここ [ 編集 ]

まあ、ここさんもオフ会をされたのですね!
その、ワクワク、とてもよくわかります
私も一カ月前に致しましたので。
お顔を拝見したことのない方ですのに、お会いした時に、
あ、○○さんねとわかりましたし、なんだか昔から知っていたかのようにおしゃべりできるのが不思議でした。
でもそうですよね。
毎日ブログでお会いしているのですものね。

続きを、私も楽しみにしています(笑顔)

[2010/03/24 23:52] Hulaさん [ 編集 ]

ここさんこんばんは。
先日は遠路はるばるお越しくださってありがとうございました。

車のカーブがやや内側にまわる癖まで捉えてくださったとは、さすがにここさんです(笑)。
そしてあの大きな木は桂の木です。葉っぱはハートのかたちをしています。

旅の続きが楽しみです。


[2010/03/25 00:46] まき衛門 [ 編集 ]

Hulaさん、こんにちは

そうオフ会だったのですよね。現実の方をオフと呼ぶのは、面白いですね。
お目にかかってみると、お二人とも、想像していた通りの雰囲気のとても素敵な方々で、特に改まったご挨拶もなく、何となくお話が始まってしまったのでした。(ただし私の方は想像していたのとちょっと違うと言われてしまいました。あれ?)

[2010/03/25 11:02] ここ [ 編集 ]

まき衛門さん、こんにちは。

未だに旅の余韻の中で暮らしております。まき衛門さんにとっては、突然の闖入者であったと思いますのに、快くいろいろご案内下さって、本当にありがとうございました。すっかり大分のファンになりました。
あの木、桂でしたか。葉っぱがあったら私にも分かったと思います。大好きな木です。葉が出て来るときっと一層素敵でしょうね。
[2010/03/25 11:08] ここ [ 編集 ]

ここさんこんにちは。

大分に行かれたんですね。
わたしも、今年の1月末に古くからの親友をたずねて大分に行きました。
大分市在住の友人ですが、いっしょに炭酸泉で有名な竹田市の長湯温泉で一泊しました。

その中のラムネ温泉がかなり印象的でした。まさに自分がラムネの中に入っている感じ・・・
年始からかなりリフレッシュした気分になりました。

大分は「豊後」の名の通り、いろんなものが豊かなイメージがあります・・・。
[2010/03/25 12:28] akihito [ 編集 ]

 何だか、ほんとに、こちらまで楽しくなってくる旅日記ですねぇ!
続きを楽しみにしております。

 ・・・・・・そうそう桂!
大昔?(笑)に流行った、映画だかドラマだかの「愛染かつら」の、かつらって桂という木を指しているって、職場のディサービスに通って下さっているお婆ちゃんに、つい最近、教えていただきビックリでした。私は長い間、かつらって頭に被るカツラ?が、どう悲恋モノに絡んでいったのかなぁ、って不思議でしたから・・・・。
アハッ、関係ない話でした、すみません。

 でも大分、私も去年行って来ました。
ホントに、いいところですね!
[2010/03/25 20:02] あやこ3 [ 編集 ]

akihitoさん、こんばんは
今年の1月といえば、ついこの間のことですね。
大分、下調べもしないで行ったのですが、大分はいろんないいところがあるようですね。是非また行きたいと思っております。
ラムネ温泉、チェックです。楽しそう。ラムネ瓶のビー玉になったような感じがするのでしょうか。
[2010/03/25 22:17] ここ [ 編集 ]

あやこ3さん、こんにちは。
大分をめぐって、私の周りのみなさんが、時間差でお出かけだったご様子。遅ればせながら、きっと私も、その磁場に吸い寄せられたのでしょう。
大分、とっても豊かで、じっくりと何かを味わうことが出来る気のするところだなって思いました。
[2010/03/25 22:23] ここ [ 編集 ]

うっかりしていました。

ここさんこんばんは。
ここさん作の短歌を拝見して、きゃ~、こんなにかっこいい作品に先をこされてしまったとあたふたとしたことを申し忘れました。

ここさんの歌のおかげで、臨海工業地帯を見る目もまたかわってきそうです。工場になりかわり、お礼を申し上げます。

私はまだ歌が形にならず悶絶しております。果たして詠めるのかしら。(汗&汗)

ところでこちらのコメント欄の大分率の高さにびっくりです。当地方にお越しくださった皆様に、大分県になりかわりまして御礼申し上げます。ありがとうございました。ぜひまたお越しくださいませ。深々とおじぎ。
[2010/03/25 22:46] まき衛門 [ 編集 ]

ここさん、こんにちは~~!(汗)
昨夜こちらによる前に、まき衛門さんの所によりました所、例の『団子汁』の記事が写真入でありまして、もう、深夜一人で書きまくりのねたのでした。^^;
お仕事タイムではございますが、まだごあいさつもできず申し訳なく思い、とりあえず、ご挨拶までと思いお邪魔しました。
先日はお世話になりました、そしてお世話をかけました。m(_ _)m
どうもこうも、お恥かしい次第でして、こんな私ですが、これからもよろしくお願いいたします。

そう、ここさんの歌、素晴らしいですね。
歌の知識はまったくありませんが、あの海に向かって走る車の中からの眺め、しっかり思い出しました。私は、歌は読めず、歌を調子はずれに歌うくらいしかできないですが・・・・。^^

私も時折、大分の旅を思い出してはニヤニヤしている今日この頃です。またね~~!m(_ _)m
[2010/03/26 10:55] ねたの [ 編集 ]

まき衛門さん、こんにちは。

思いついて作った歌をお褒めいただいて大喜び。ありがとうございます。やっぱりまき衛門さんに誉めていただけると、たとえそれが初心者を励ますための暖かいお言葉であっても、作った甲斐があったなあ、なのでした。
ちなみに俳句の方は、全然です。

今日会った友人にも、大分すごく良かったと大いに宣伝してきたところです。私の周辺の大分率、ますますUPしそうです。
[2010/03/26 12:32] ここ [ 編集 ]

だんご汁

ねたのさん、こんにちは。
長のご旅行、お疲れさまでした~。すっかりバテバテのことと思いきや、早速お仕事とは、素晴らしいです。こちらこそ、大変大変お世話になりました。
ねたのさんのおかげ様で、とっても楽しい旅行が出来ました。感謝感謝です。楽しかったですね~。

ところでだんご汁。
え~、私もいただきたかったよ~と、絶叫しておりました。折しも、いつも拝見しているじぶんメモさんにも「だご汁」の記事が。そうしたら今日は、まき衛門さんのお料理番組的記事!
え~、食べたい食べたい~。これはもう、また大分行くしかないっ(自分で作る気なし)。
[2010/03/26 12:41] ここ [ 編集 ]

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する