これが花の咲かむ折には 

こんばんは
あたたかい休日でした。

午後になったら畑の下の紅梅を見にいこうと思って、夫の帰りを待っておりましたが、
待ちきれずに、結局一人で行きました。
その梅の木は、すぐそばの、窓から見えるところにあるのです。

足場の悪いところをそろそろと下りて、木の根元まで行きました。
三分咲きにはまだというほど。
枝々のつぼみが紅くて、まんまるです。

梅は、古い、大きな木で、見上げると、梢の先が遠く思われました。

そばまで行けば、さぞ匂うことと思っておりましたが、ほとんど匂いません。
手を伸ばして、花を一つ摘んでかいでみました。
少しも匂いません。

さては、夢か。

あたりを見渡します。

見えるのは、いつもの景色、あたりもいたって普段通り。
上を通っていく近所の人が、
今日はワンちゃんと一緒じゃないのって声を掛けていきます。
夢ではなさそうです。

梅を見に来たんですよー。

梅を見に?
そうだったかな。

なほたのめ梅の立ち枝はちぎりおかぬ思ひのほかの人も訪ふなり

いつか昔の、誰かの思い。
その思いを叶えようとして、梅はちぎりおかぬ人を呼ぶのかもしれません。

梅の花の紅い色。

家に帰ると、夫はまだ帰っていませんでした。
玄関のチャイムが鳴りました。

梅を見に来ておられたでしょう。

梅の枝を何本か切って、持ってきてくださったのでした。

とりあえず入れたバケツの水に、収まりきれずに重なり合う梅が枝。

梅林の風。
足元の草の緑。

ふっと梅の匂い。




[2009/02/11 20:41] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

不思議ですよね。

梅も沈丁花も匂い桜も、すごく期待してすぐそばで匂いをかぐと、案外香らないのはなぜなんでしょうか。それでその場を離れると、遠くからふうっと鮮やかに香ったりする。なんだか駆け引き上手な佳人のようですね。
我が家の玄関にも今、夫が梅の枝を選定していらっしゃる方から頂いてきた梅の枝が馥郁と香っています。

沈丁花さん、おはようございます。
沈丁花さん、お花がとってもお好きなんですね。そういわれてみればそうです。この梅の香、少し離れているのに、毎年風に乗って我が家まで届いてきます。
文章ちょっと替えてみました。
[2009/02/12 09:15] ここ [ 編集 ]

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