ユリオプス・デージー 

こんにちは
窓からの風に、ほんの少し、ローズマリーの匂いがまじっています。
また曇ってきました。

庭の、ここからよく見えるところに、ユレオプス・デージーの黄色い花が満開です。
この花は、娘の保育園への道の途中に咲いていた花です。

思い出せば、あの頃が一番必死だったかも。
職場に復帰して、3ヶ月くらいで、似合わない役もいただいて。
今考えたら、その仕事も十分出来てなかったと思います。

行き帰りの電車の中だけが、自分の時間だと思ってて、乗るとすぐに何かを初めていました。
雑誌や本を読んだり、日記をつけたり、献立を立てたり。
献立を立てるなんて、立派な専業主婦がすることだと思っていたけど、それは違ってて、あの頃は1週間分の献立を立てないではいられないほど忙しかったのでした。

職場から駅までを走って、駅からまた保育園まで走っていました。
本当は、そんなに走らなくてもよかったのかもしれません。
もう、何から何までよくわからない慌ただしさの中で、
保育園までの小径の途中の、畑の角の所に、この黄色い花が、いっぱいに咲いていて、根元はもう木のようになっていて、あたり一面。
走り過ぎながら、ああ、今日も咲いてるなあって。

日に日に夕暮れが早くなる帰り道。
うさぎ組のテラスの前の低い手すり。
字の読めない子ども達のために下駄箱につけられたマークとか、
先生からの、お誕生日のプレゼントの折り紙のネックレスとか、
いろいろなものと一緒になって、この黄色い花が脳裏に浮かびます。

何年か前に、苗を見つけて、庭の角に植えました。
それが今、たくさんの花をつけています。
今年はもう、あのころ畑に咲いていたのと変わらないほどの大きさになりました。

この黄色い花のそばを、若い私が走りすぎて行きます。
そして私はきっと、まもなく戻ってくるのです。
幼い子と手をつないで、泣きそうで、でもとても楽しそうに笑いながら。


[2008/11/02 12:51] 思い出 | トラックバック(-) | CM(2)

ここさんこんばんは。

ユリオプス・デージーって、きっとこれを植えておけば丈夫だし、毎年毎年長い間咲いてくれるし、っていうある種の保険をかけるような植物だったりするので、気がつくと風景の一部になってしまいがちなのですけれども。

だからこそ、ここさんが時間のかばんの中にたくさん、いろんなものを詰め込んで走っていた頃の思い出とともに咲き続けていたのだなあって、そういうユリオプス・デージーの在り方にはっとしました。

もしかして植えもん屋で何年か前に売っていたユリオプス・デージーを、買ってお庭に植えてくださったのはここさんじゃないかしらっていう物語の中に迷い込んでいるまき衛門でございます。


[2008/11/04 01:12] まき衛門 [ 編集 ]

まき衛門さん、こんにちは
そううかがってみると、その花のためのよい在り方というのを見つけてやらないといけないのですね。

そう思えば、私の所にも、まき衛門さんが見つけられた在り方にある植物たちがございます。
もうすでに、まき衛門さんのところから、いろいろな植物たちがやってきているのでした。

いつもぶつぶつと、話しかけながら、水やりをしております。

ユリオプスデージーは、年がら年中咲いているような気がするお花ですね。

[2008/11/04 16:07] ここ [ 編集 ]

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