二人 

おはようございます。
少し冷たくて、さわやかな朝です。

この間、子供会のお母さんたちとお茶していたときね。

お店に、若いカップルが入ってきました。
今風の、少し変わった形の木綿のスカートと、手編みっぽい春のマフラー。

明るい午後の昼下がりです。
女の子が前になって、狭いお店を奥に進みます。
「ランチまだいいですか」
でも、さっきからお店にいた私たちは知ってました。
このお店評判のランチは、もう一人分しか残っていません。
「すみません、もうお一人分しかないんです。」

「一人分、何か他のもの、何でもいいので作っていただけないでしょうか。」
女の子がとっても一生懸命たずねます。
お店にいるお客さんもみんな、ちょっと手を止めました。
すると、後ろに立っていた彼が、彼女越しに「いいです、いいです。」
それから彼はすっと彼女の手を取りました。
「いいよ、行こう。」って、本当に優しい声で言いながら。

それから、彼が入り口のガラス戸をあけ、彼女は、彼に手を引かれて。
二人は、手をつないだまま、お店の前庭を抜けて通りへと出て行きました。

陽の当たる、ちいさなお店の中の、ちいさなできごと。
[2007/02/24 12:14] 未分類 | TB(0) | CM(4)

ご訪問ありがとうございました。

とても良い雰囲気のブログですね。
文章もするりと心に入ってくる感じで、読みやすくて、すごいなぁと思いました^^
[2007/02/24 14:01] [ 編集 ]

湯さん、ようこそ。
思慮深い湯さんに楽しんでいただけるなら、とっても光栄です。
どうぞまたいらして下さいね。

[2007/02/24 20:35] ここ [ 編集 ]

「優しい声で」をもっと写生すると・・・

お店の「顧客志向」のスタンスを、怒っているか、評価しているのかを判るようにように
表現されると良いと感じました。
[2007/02/25 10:36] iyoto [ 編集 ]

iyotoさん、こんばんは

なるほど、と思いました。
怒っているかのように思えますものね。
ちょっと気になっていた点でした。
考えてみます。
ご指導ありがとうございました。
またどうぞよろしくご指導下さいませ。
[2007/02/25 20:02] ここ [ 編集 ]

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