旅日記 本を作る  

こんばんは
雨上がりの涼しい晩です。
虫の音が聞こえています。

今日、机の上をかたづけていたら、大阪に行ったときにもらった、チラシや、パンフレットなどの束を見つけました。

秋ふかき頃~漆とガラスのコラボレーション~(絵はがき)
おみくじ(大吉)
中之島図書館 利用のごあんない
モディリアーニ展
猿山洋食器展(絵はがき)
大原美術館とマティス(チラシ)
2ヶ月間限定の「本の場」オープン!(葉書大の厚紙)

そうそう、この厚い紙、国立美術館の前のお店の1階の。
ガラス張りで、中が見えているのに、どこが入り口かわからなくて。

そのgrafというお店は、全体に無機質な感じで、
まるで、はにかんでいるせいで、とっつきにくい若い人のようなところでした。
いろんな大きさの、いろんな形の、きれいな色の本が並べられていました。

重いガラス戸を開けて入ってみます。
本が並べられている奥は、作業場になっていましたが、何の作業も行われていませんでした。

本をいくつか手に取ってみました。
書かれていることは、いろいろで、写真中心のものもたくさんありました。
それらは、売りものではないようでした。
どの本も、自分に大事なことやものを載せて作られた本でした。

でも、どうして私は、それらが、書き手にとって、とても大事なことなのだと、分かるのでしょう。

奥の作業場は、大きな机がほとんどを占めていました。
部屋の隅には、紙の見本が置かれていました。

少し前に郵便で送られてきた、小さな本のことを思い出しました。
ホチキス止めの、手のひらほどの、白い本。

あそこが、2ヶ月間だけの、本作りについての展示の場だったこと、今日になって気付きました。

私は、よい研究の本の持つ真摯さがとても好きです。
生涯をかけて、考えたことや、追い求めたことを、渾身の力を込めて書き込んだ一冊。
たくさん本を出しながら、どの本でも、同じことを何度も何度も繰り返して必死で叫んでいる本たち。

でもそこで、私が手に取ったのは、見かけも、中身も、そういうのともまた違う本たちでした。
リトルプレス

そうそう、あのお店の2階で食べたお昼、とってもおいしかった。
私はスープを飲みながら、大阪には、きれいな女の人がたくさんいるなあ。
隣の席の真っ赤な縁のメガネの男の子がずっとしゃべってて。
留学から帰ってきたばかりみたいでした。

色とか、形とか、手触りとか?
目に見えなくて、いつのまにか通り過ぎる、風のような。



[2008/08/22 21:55] 旅日記 | トラックバック(-) | CM(0)

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