旅日記 大阪北浜レトロビル 

おはようございます。
さっきまで涼しい風が吹いていたのに、いつの間にか暑くなってきています。
蝉が鳴いています。

大阪に行きました。
夕方、つかの間ですが、北浜界隈を歩いてみました。

印象に残っているのは、丸福珈琲店のある青山ビル(大正10年築)です。
http://www.aoyama-bld-osaka.co.jp/2.html

正面に案内の看板が出てたので、3階のギャラリーをのぞいてみました。
階段の装飾つきの太い木の手すり。
ステンドグラス。
弁護士事務所の木の看板とか、真鍮のドアノブなど。
一気に現代を離れて、どこかで見たテレビドラマの中にいるみたいでした。

ギャラリーの奥さんとしばらくお話しいたしました。
その方のお話によると、これはビル全体で一軒の家だったのだそうです。
1階の丸福珈琲店があったところがお台所。
そういわれてみると、フランクフルトのクララの家みたいな感じです。
階段を上がって来る途中、二階にトイレもありました。
今は、一つ一つのテナントが入っているのは、いろいろなお部屋だったのでしょう。
私は行きませんでしたが、丸福珈琲店の珈琲はかなり苦いそうです。
好きな方は癖になるとか。
この辺りは、戦災で焼けなかったので、いくつもこうした古い建物が残っているのだそうです。

ビルのある通りの、一筋向こうの通りが、道修(どしょう)町の通りです。
日本の主な製薬会社の本社がほとんど集まっていて、
それはそこにある「神農さん」という薬の神様にあやかってのことなのだそうです。

勧められて、身体に良さそうなので、お参りに行きました。
行ってみると、本当に名前を聞いたことのある製薬会社の建物が集まっていました。
何とか製薬もあるし、英語やカタカナ名の会社も並んでいました。
「神農さん」は、それらのビルの谷間の中に沈むようにある小さなお宮でした。

手を清めてお参りをして、おみくじを引いたら、大吉。
「大空に箭をいるごとくさわりなく とつくにまでもひびくその名は」
(その心は福禄身にそなわりその身の才芸世に聞こえてかくれなしとなり)
という、ものすごい内容。
お薬の神様に、思わず才芸の保証をいただいて、これは研究の励みになりそうです。
すっかり気をよくしてしまいました。

ギャラリーの奥さんが、11月にはお宮のお祭りが賑やかにあるんですよって楽しそうに話されていたけど、こんなに小さなお宮だったんですね。
でもきっと、大きな力をお持ちの神様なのでしょう。
ここにある製薬会社の人たちは、そのことに気付いていて、このお宮を大事にしておられるのでしょう。
新しい瀟洒なビルの並びに、祈りのようなものを感じました。

ちょっと古風なおみくじを、大事に持って帰りました。




[2008/08/04 09:03] 旅日記 | TB(0) | CM(0)

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