旅日記 偕楽園その1 

こんばんは
カエルの声が、一瞬止んで、また鳴き始めました。
何だか愉快です。

水戸の偕楽園に行きました。

駅前でバスに乗り、「偕楽園入り口」という停留所でバスを降りました。
しかし、どこにも「偕楽園こちら」という看板が出ていません。
周囲に、観光客目当てのお店のようなところも全く見られません。
間違えて降りたのかと思いましたが、そうでもなさそうです。

人に聞こうと思うのですが、車は通るのに、人は誰も通りません。
仕方なく交差点で待って、どこからともなく現れたおじさんに聞きました。
「偕楽園?それならここまっすぐ」
あたりまえのことを聞く、という顔です。

果たして住宅地の間の細い道を200メートルも行かないところに入り口はありました。
門といっても誰もいなくて、入場料とか、チケットとか地図を渡してくれる場所もありません。
昨秋行った後楽園が、外にも地図があり、厳重に囲われて、中にはいると一分の隙もない“庭園”という感じであったのと、随分違います。

「御成門」というその門を入ると、園内の地図がありました。
目の前は一面の梅林。
梅林は下草が伸びて、青梅がぽとぽと落ちています。
庭園というより、ほんとうの梅林です。

とにかく地図に示された順路を行くことにしました。

梅園を5分も歩くと孟宗竹の竹林、その向こうに鬱蒼とした杉林。
よくある庭園だと、竹の植え込みを見て竹林に来た気分、杉なら杉林に来た気分になれる、そういうものだと思っていましたが、
ここは本当に風の抜ける竹林、そして薄暗く涼しい杉林です。
とにかくスケールが違います。

で、ここまできて、はたと困りました。
矢印が3つ出ていて「好文亭」「好文亭表門」「吐玉泉」と3方をさしています。
そのどれがどんな所だかわかりません。
「好文亭」には、「好文亭表門」から入ることになっているのだろうと思うのですが、ちょうど反対方向を指しているのです。
正しい入り口から「好文亭」に入りたいと考えた私は「好文亭表門」から「好文亭」を目指すことに。

しかし、ここは偕楽園。何といっても広いのです。
それから結局20分くらいもさまよい歩いて、ようやく「好文亭表門」に着いたのですが、着いてみて初めて、それが偕楽園の入り口の一つであることがわかりました。
その頃すでに私は、砂利道や急坂道の上り下りで、結構へとへと。
庭内は高低差がかなりあるのです。
彷徨ううちに「吐玉泉」にも行き当たりました。
それは泉の沸き口に白い大理石をしつらえたものでした。
森のようになった中にあって、本当に旅で泉に出会った人のように、私は泉の水を手で掬って何度も飲みました。

そしてそこからまた引き返し、「好文亭」に向かったのでした。

「偕楽園」恐るべし。

続きはまた今度。




[2008/06/07 21:14] 旅日記 | TB(0) | CM(0)

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