時間つぶし 

昨日から、断続的に雨が続いています。

昨日の午後は、夫と二人、喫茶店で時間つぶし。
ガラス張りの、ケーキ屋さんに併設の、何も凝ったところのない喫茶店。
壁にそって、クッキーなど焼き菓子がかわいく並べられています。

夫はすぐに持ってきた仕事を始めました。
私は持ってきた本を読まず、棚を見に行きます。
外国のきれいなカラー写真のカタログ本をもって、夫の向かいに戻ります。
家の写真。
夕暮れの灯がともった窓。広々したガラス張りのサンルーム。赤い壁に三角の屋根。「夢の家造り、お手伝いします」というようなコピー。
そんな、外国の家らしい、いろんなタイプの家の写真を見ていて、ふと気づきました。
みな広々とした丘の上に建っています。
この国では、みんな、こういう風に丘の上に建つ一軒家に憧れているのかなあ。
私の夢の家を思い浮かべたことはなかったけど、こんなひろい丘の上には建っていないなあ。
それらの夢の家の写真を、見るともなしに見てゆくうち、知らない人の将来の夢の話を聞くような、ふうん、という冷静な気持ちが広がってきました。
続いて素敵なインテリアの写真。
誰か私でない人が住む、丘の上の家の中。

「明日子供会の総会なんだ」「ふうん」
あ、夫のところに続々と地球防衛軍。
このところ仕事で睡眠不足の夫の防衛軍は、ここで失敗をおかします。
「子供会役員って何人?10人?」「5人。」
一年間結構大変だった子供会も、もう終わり。案外楽しかったな。
弱ってるな、と思ったので、この際中型爆弾を投下。
「何で私と結婚したの」
「引き継ぎはどうするの?」
「そういうの特にないみたい。すてきな洗面台だなー、これ」

「研究、ほんとに好きでやってる?嫌そうに見える」
お、めずらしく攻撃!鉄壁の守りのほころび。
「五月の学会で発表するつもり」
「それでダメだったら、やめたら?」
あ、また攻撃。ほんとうに疲れてるんだ。
「うん」、耳の奥が少し熱くなる。
こんな風に話したの、覚えてないぐらい前だったと思う。

「みんな、丘の上に建ってる」
「あたりを見下ろしたいんだろ」

帰りの車の中、ずっとラジオが鳴っていました。
人形峠の放射能漏れ。近鉄バッファローズが勝ったときに流れる歌。ターシャ・チューダーさんの庭。彼女は種をまいてから何年も待つんです。外出するって「攻め」だと思うんですよねー。

天気予報は午後から晴れ。





[2007/02/18 19:06] 家族 | TB(0) | CM(2)

つぶやき

私は持ってきた本を読まず、棚を見に行きます。・・・  これって、すごい!!伏線といっていいのかしら。上手いですね~、恐いですね~、あらこのおしゃべりは淀川長治みたい。

わかりますよ~~この気持ち
他愛ない会話のようながら鋭い矛先が~~。



[2007/02/19 22:04] ろしなんて [ 編集 ]

ろしなんてさん、おはようございます。
あれは、意識して入れた複線というより、写生です。身が入ってないということで。情けないっ。
こんな話を載せて、読んで下さる方に悪いかな、って思ったのですが、日記だから、と思い直して載せました。だから、この記事にコメント下さったのがとても嬉しいです。それから、わかる、と言っていただいたのが、ちょっと驚きです。みんなそうなのかなーって。
まだまだってことですね。ふふ。
[2007/02/20 09:15] ここ [ 編集 ]

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