本を読みに 

おはようございます。
いいお天気です。

いっぱいにお布団を干して、窓を開け放っています。
クリップで右肩をとめた本のコピーの束が、風で一枚ずつめくれていきます。
ほんとうに一枚ずつ。
きっと誰かが来て読んでるにちがいありません。

机のそれは、戦前、地方の小さな出版社から出された本のコピーです。
遠く、四国の図書館にあって、郵送で貸してくださった本を、コピーしてクリップで留めてあるのです。
手に取ったとき、苦しかった時代にやっと出版された本なのだということが、すぐに伝わってきました。
ようこそ、こんなところまで。

誰かが引用してて、私も読みたいなって思う本が、探してみると図書館にもなくて、どこの古本屋さんにもないことがあります。
そんな本でも、ふっと誰かの書棚の一番上の片隅で静かにしているのを見つけることも。

遠くからわざわざ会いに来てくれたり。
そうでもないと思っていたのに、つきあってみると案外面白かったり。
ずっといっしょにいることになったり。
会いたいなあと思っても会えなかったり。

恋人のような、友達のような

私の机の上のはコピーだけど、
この本に会えないままになってしまった誰かが、今、この本を、読みに来ています。

こんなに気持ちのいい風になって。

また1ページすすみましたね。



[2008/04/21 10:02] 日記 | TB(0) | CM(2)

どこで違ってきたんだろう

すさんで、やさぐれた気持ちの行き先がなくなったので、ここさんのブログに遊びにきました。

>この本に会えないままになってしまった誰かが、今、この本を、読みに来ています。

こんな、やさしい文章は書けません。
こんなにも、見つめている世界が違うんだ、と驚いた後になって、
忘れそうになっていた世界だったのだと気がつきます。

ピッカピカの新一年生たちと一緒になって、ツクシが生え、タンポポが彩り、タケノコが背比べする原っぱとか藪の道を、あなたはスキップ踏んで歩き去っていきます。

そう、たしかに。そんな冒険の日々はあったんだ。こんなおれにさえ。
どこで違ってきたんだろう、いや、そもそも違っているのか。

まるで異なった感性に出会って、いつも不意に顔が熱くなってきます。
風に立ち止まって、不意に身悶えた自分に戸惑っていた街角の、あの日のように。
[2008/04/24 17:38] wordblow@mail.goo.ne.jp わど [ 編集 ]

楽しい冒険生活

わどさん、こんばんは
お久しぶりです。ようこそお越し下さいました。「こんな、やさしい文章は書けません」って、下さるコメント、いつもとてもお優しいです。ありがとうございます。
「ツクシが生え、タンポポが彩り、タケノコが背比べする原っぱとか藪の道」を行く冒険少年でいらしたんですね。今はどんな道を冒険していらっしゃるのでしょう。
私もこう見えて、自分では結構冒険しているんですよー。お散歩に見えても心は冒険!ふふふ、わどさんも、ここに来てくださる方皆さんも、私の冒険仲間なのです。さあ、くじけてないで、出発だぞー。


[2008/04/25 08:12] ここ [ 編集 ]

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