通りすがり 

こんばんは
暖かい一日でした。

お散歩中のキトリは、すれちがう人みんなにご挨拶いたします。
モモちゃんのお母さんや、野菜のおじさんが遠くに見えたらもう大変。
力一杯ひっぱって、手を離すと、ついに一人で走っていきます。
たくさん撫でてもらって、大満足。

知らない人にも必ずごあいさつします。
頭をよしよししてもらって、かわいいねって言ってもらったら、納得してバイバイします。
時々、イヌ嫌いの方があって、大きく向こうへよけて行かれます。
その時はがっかり。
仕方なく諦めます。

今日、近所の高校の生徒らしい女の子が優しく撫でてくれました。
ラケットより細長い、何かのケースを肩に掛けています。

かわいいワンちゃんですね。
それ、何ですか。
ゴルフのクラブです。

色が白くて、ふわっとした髪の、女の子です。
とても華奢で、ゴルフをする姿はあまり想像できません。

全身運動で、結構きついんです。
もうやめようと思って。

今は年度の終わり。
一年生だとしても、一年間はゴルフ部に在籍したのでしょう。
大人と違って、高校三年間はたぶん永遠に似ています。

突然、フェンスを越えて、ソフトボールが飛んできました。
ボールを追ってきた男の子の方へ向かって、キトリがぐんとリードをひっぱりました。
一瞬のことでした。
大事なときに、彼女から目を離してしまいました。

そうなの。
もう決めたの?
大丈夫?

そうやって、声をかけることが出来ないままになりました。
クラブを続けるかどうか迷うこと。
収入にも、将来にも、直接つながらない、なぜやってるのか、意味も何も分からない。
大人が仕事について同じように悩むのと、どちらが重いとも。

通りすがりの、見ず知らずの人である私。

キトリは、すれ違う人みんなに、全身で近寄ろうといたします。
知っている人かどうか、犬を好きかどうかなんて全然関係なし。

ゆるい坂道をおりて行く紺の制服。
もう少しだけ、彼女に関わりたかったな。



[2008/02/22 23:20] 日記 | TB(0) | CM(0)

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