生まれ変わっても 

こんばんは
今日は暑い一日でした。

一人で家の中にいるのに倦んで、町外れの喫茶店に行きました。
冷房の効いた店で、きれいな写真の雑誌をぱらぱらとめくりました。

リネンのナフキン
粗く編んだ籠
外国製の布
中華街のお菓子
バラの庭

鈴木省三さんという名前にぼんやりと覚えがあって、手を止めました。
雑誌には、スーツ姿の写真と、麦わら帽子の写真。
昔、バイブルのようにしていた本を書いた人の名前でした。
薔薇作りに捧げた一生が紹介されていました。
そしてもう、七年前もに亡くなられていました。

結婚してはじめに住んだ家の庭。
その庭には、はじめから薔薇が植えられていました。
その頃の私は、夕方の一人の時間を庭で過ごしていました。
本に書いてあるとおりに、枝を切り、消毒をし、新しい苗も買ってバラを育てました。
私のバラは、あの日陰がちな庭で、四季よく花を咲かせてくれていました。

茶の湯
英文学者の別荘
ベルエポックの頃の宝飾品
アンケート

店内が、少し混んできました。
ガラス窓の向こうで、店主が水を撒いているのが見えました。
私は、結局開かなかった本の入ったカバンを提げて、明るすぎる外に出ました。


「七たび生まれ変わっても、バラ作りをしたい。」

今頃、どこかに生まれ変わって、また花を見ておられるのでしょうか。
そういえば、あの本は「バラに贈る」という本でした。






[2007/09/05 21:49] 日記 | TB(0) | CM(0)

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