三江線跡を “歩く旅の道” に 

こんにちは。
JR三江線は、三次と江津を結ぶローカル線です。
来年3月末を以て、廃線になることが決まりました。
広島ー島根の山間地域を行く三江線。
特に島根県の山の中は、本当にどこもとても美しいのです。
少し残念です。

廃線後についての新聞記事に触発されて、
最近ちょっと考えていた “歩く旅の道” のこと、ここに書いてみました。
良い思いつきだと思って、どなたかに、お手紙にして出すといいかもと思いましたが、やっぱり気後れしてしまいましたので。


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「緑に囲まれた気持ちのよい道を、ゆっくり歩いて旅したい。」
多くの方が一度はそう思ったことがおありなのではないでしょうか。

一方で、そんな願いを叶えてくれる「道」は、案外と少ないように思われます。
 来春をもって廃線となるJR三江線。
もし三江線が「歩く旅の道」として再スタートさせることができたなら、きっと、多くの方にお越しいただける、魅力の多い道になると考えました。
 折しも現在、NHKドキュメンタリー「一本の道」というシリーズ番組(ヨーロッパの歩くための長い小道をアナウンサーと日本語の出来る現地の人が歩くという内容)が放送中です。
都会の喧騒を離れ、田舎道をゆったりと歩いて旅をしたいというのは、普遍的な願いなのだと思います。
 
 私は、地域振興や観光その他について、全くの素人です。
もとより何の知識も知恵も力もありません。
それでも実現できれば素晴らしいと思って、まずはこの思いつきをお知らせしたいと考えました。
もしこの提案の実現にお力を尽くして下さる方々があるとしたら、とても嬉しくありがたく存じます。

しかし、そもそもどなたにお願いすればよいのか、そのためにどのような方法があるのかなどなど、何も分かりません。
よろしければ、どうぞ、お知恵とお力をお貸し下さい。
 もし賛同してくださるお仲間ができましたら嬉しいとも思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

 中国地方の山間地域の景観の美しさは、広く知られるところです。
のんびり歩いて旅する道ができますことを、心から願っております。

                      2017年9月1日 ここ




<意義・適性・費用・効果について>
 三江線跡を「歩く旅の道」として整備することの意義と三江線の適性について、思いつくものを挙げてみました。
予想される費用と効果については、より具体的な検討を必要といたしますので、手つかずです。


【意義】
1.歩くこと自体を目的とする道作りであること。
 中高年者に山歩きが人気ですが、もう少し気軽に、歩くこと自体を楽しめる道が求められていると考えます。
 平地を歩くこと自体を目的として焦点化した道は、近辺にあまり見当たりません。
 四国のお遍路や霊場巡りも、目的としてのお寺参りが掲げられ、参加者の目的は様々です。
 登山やトレッキングやハイキングは、登頂など野山を楽しむことや健康づくりを目的とするもので、たいていは坂道が多く含まれています。
 古い街道の多くは、現在車道になっていて、車が走る傍を歩くことになります。
またアスファルト舗装されているため、長時間の歩行に適しません。
 歩くこと自体と、それに伴うさまざまな体験自体を目的する道を作ることに意義があります。

2.当事者の視線を中心とした観光への転換であること
 近年、観光者と地域生活者を当事者として、
当事者自身が、それぞれにとって価値のある体験と発見の場づくりに観光の中心は移行しています。
 体験・発見型の例としては、サイクリングロード、登山などがあります。“歩く旅の道”は、スローペースであることを活かした新しい観光の可能性があると思われます。
 また山間地をゆく三江線跡は、日常空間から切り離された異空間としての要素があり、、旅としての体験や発見をもたらすものになると思われます。また起点とゴールがあることもそのために有効です。
 ちなみに、拠点・提供型の観光(=名所旧跡・美術館や資料館・イベントなど、観光資源の提供者が考える価値を来訪者に分かりやすくパッケージして提供する形式の観光)は、刺激の多い中に暮らす都市生活者を引きつけ、満足させることは至難の技であると思われます。
 

【適性】
 以下に、‘歩く旅の道’としての三江線跡の適性について挙げてみました。

1.一本道 起点とゴールが明確に認識できる一本道である。
      達成感や、日常からの隔離感を感じやすい。
2.適度な距離 全長約100キロ。旅の感覚を生じさせ、且つ、長すぎない達成可能な距離。
      (途中宿泊や、複数回に分けてのチャレンジで達成可能)
      一日で歩き通すことは出来ない距離であること。旅の感覚を生む。
3.車道と別のルート 三江線には、既存の車道とは離れるルートが随所にあり。
      歩くことならではの見ることや体験であることが実感できる。
4.駅舎  適度な間隔ごとに駅舎があり、休憩場所として利用できる。
      地域生活者との交流が双方にとっての魅力であり、十分期待できる。
      地域の方が整備して下さっている駅も多く、感想ノートなども知られている。
5.景観の多様性 景観が変化に富み、飽きさせない。
      川沿い、山道、、高所、トンネル、鉄橋など。
6.ゴールとしての江津駅のロケーション
      ①海岸線や、江川河口のゴール感。
      ②ゴール後の休養がイメージできる。
       温泉津温泉や有福温泉など都会人好みの風情ある温泉地を有する。
5.安全  経路が主に生活地域である。
      途中駅からの代替輸送など、リタイヤの融通が確保されている。 

 *参考 NHKドキュメンタリー「一本の道」
 昨年より時折の放送です。以下の他に複数あり、歩く旅の道についてイメージできます。
・『一本の道』「チロルの里を歩く~オーストリアからドイツへ」
(https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3581/2651014/index.html)
・『一本の道』「ケルトの聖地“ハロウィーンの道”を歩く~アイルランド~」
(https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3581/2651008/index.html)
番組中にも、歩くための整備によって、多くの人が訪れるようになったという解説が聞かれます。


[2017/09/01 13:04] 未分類 | TB(0) | CM(0)