直感に従う(2) 

こんばんは。
昨日の続きです。
と申し上げたいところですが、前回からなんと20日が経っていました。
たった一夜が何年もという、おとぎ話のような毎日を送っております。

では、、前回の続き、
私に起こった小さいけれどたくさんの不思議についての備忘録です。
長いので、もしよろしければどうぞです。

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おかげさまで、術後の私は、どんどん元気になりました。
2週間後、今後の治療方針についての面談にも、一人で電車に乗って病院に出かけました。
久しぶりの外出です。
よく晴れた日でした。

私の病状は、意外なことに、あまり良いものではありませんでした。

え?
それはどういうことですか?
抗がん剤なんて、身体に悪い…。

次の面談は、1月6日。
それまで、抗がん剤治療についての決定を待っていただくことになりました。

私は一日中こたつにいて、ネットサーフィンをして過ごしていました。
あいまいな記憶を頼りに、いつかFacebookで見た、「がんが治る」という記事を探したり。
考えることは、ただ堂々巡りするだけでした。

もう年の瀬が迫っていました。
偶然、そのいつか見た記事が見つかりました。
そしたら、いつもの私とは別の、何やら行動力ある私が現れて、その病院にお電話。
数日後には、また一人で電車に乗って出かけていました。

電車は、幼いころ住んでいた明るい海辺の町を通っていきました。

抗がん剤は必要ないと思うよ。

嬉しい先生の言葉でした。
でも、なぜかその言葉は、私の体をすり抜けてしまったように感じました。
結局は不安なままなのでした。

1月4日、面談の2日前。
ねたのさん(静岡)、まき衛門さん(大分)、マチコさん(長崎)が、なんと広島まで会いに来てくださいました。。
ブログがご縁で、今ではすっかり仲良しの私たち。
昨年は、珍道中「お伊勢参り福笑いの旅」、ご一緒いたしました。

みんなで宮島で会うことになりました。
乗船前に、早速ねたのさんが「うえの」のあなごめしを調達。

会えた瞬間から、わあわあおしゃべり。
海の見える桟橋近くの高台に上がって、お弁当です。
長い間いろんなことを話しました。

抗がん剤なんて、しなくていいわよ。
仕事もやめて、のんびり好きなことして暮らしたらいいじゃない。

風もなくて、温かい午後でした。
「凶」が出ることもある厳島神社のおみくじを、恐る恐るひきます。


  薬禁厭定兆(くすりまじないさだめのちょう)  (吉)
  
   病気 十が十治る    」

おみくじの文言は、私の悩みにズバリ答えてくださるものでした。
畏れを感じて、鳥肌が立ちました。

日が短い1月のはじめ、あたりは早くも夕方の気配になりました。
お忙しい中、遠方から駆けつけてくださって、
私のことばかりを一日ただ心配して、励ましてくださった皆さんは、日帰りのご予定。
無償のお気持ち。
私は、これは奇跡だと思いました。

皆さんの温かさに包まれて、私はすっかり元気を取り戻しました。
長らくとりついていた不安も、すっかりどこかに消えてしまって、なんだか爽やか絶好調です。
お調子者の私、いただいたたくさんのお土産を抱えて、意気揚々と帰宅の途に就いたのでございました。

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長くなりましたので、また続きは明日にいたします。

表題の「実感に従う」は、前回ご紹介申し上げたケリー・ターナー『がんが自然に治る生き方』に挙げられている、奇跡的寛解を遂げた人に共通する9つの要素のうちの一つです。
その別の一つには、「自分の魂と深くつながる」があります。
これは、信仰や祈りといった、霊的なものを感じるあり方を言っているようです。

あのおみくじの結果は、神様にでも何にでもすがりたい気持ちの私にとっては、十分治療方針についての一判断材料になるものでした。
でもしばらくして、気が付きました。
これは検査結果やいろんなお医者様の意見と同列の、何かの要素とは違う。
神様からの、それもかなりはっきりした、メッセージだと考えるべきではないか。

心配しないでいいよ。応援しているよ。大丈夫。
こんなに知らせているのに、まだ分からないのか。

2度がんになってわかったことは、がんはお医者様のおっしゃる通りの治療を黙って受ける病気ではないということです。
本当はきっと、どんな病気もおんなじですね。
もちろん、治療方針を決定しなければならないのは私だけれど、
注意深く耳をすませば、人の周りは応援のメッセージに満ち満ちているのです。
神様が、私の全体を、見守ってくださっているのです。

私は、とりあえずクヨクヨ心配するのをやめることにいたしました。
何もかもに感謝して、邁進です。

‘がんが自然に治る’という9つの要素のうちの一つ「自分の魂とつながる」は、私の中にこうして訪れました。

ここまで長いお話におつきあいくださってありがとうございます。
また明日、おめにかかります。




退院の後昼永き冬至来る
人日や治療方針決まらぬまま     ここ



[2017/02/19 23:08] 健康 | トラックバック(-) | CM(7)