知らない間に 

こんばんは
出会う人ごとに、あったかいですねってご挨拶するこの頃です。


一昨日、夫と一緒に摘んだつくし。

昨日のお昼間、みんなが仕事や学校に出かけた間に、はかまを取って、
夜、みんなが眠ってから、さっと茹でて、あく抜きをいたしました。

今日、食卓に、つくしの卵とじ。
娘のお迎えの間に、夫が作ってくれていました。

おいしい。
春だな。

夫と摘むつくつくつくし卵とじ   ここ



[2010/02/27 23:39] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

仕事 

こんばんは
夜になって、少しだけ雨が降ってきました。

車で夜の道を走りました。
雨は、たいしたことありません。
ワイパーは、一定のインターバルをおいて動いています。

2本のワイパーは、扇形を繰り返し描いています。
ワイパーが撫でたところの雨粒は、きれいに消えて、そこにまたぽつぽつと雨が落ちます。

ワイパーは、いつも同じところを通ります。
2本ともです。
彼らが描いている扇と扇との間には、きれいになってないところがあるというのに。
彼らが残してゆく部分は、三角の形をして、さっきからずっと、雨粒がたくさんついたままになっているのでした。

だめじゃないの、ワイパー。
真面目にやっているつもりかも知れないけど、残ってるよ。
毎回とは言わないけど、時々そこも通ったらどうなの。

もうすぐ家についてしまうから、動ける時間も残り少なくなっているというのに。
気がついているのやら、どうやら。

それでも、もしかすると、次に彼らが下に来た時、少し軌道をずらして、この三角のところまできれいにするかも知れません。

ああ、目の前の、いつも通りの仕事しか見えてないらしい2本のワイパー。

いつの日か彼らは、ふと、この残された三角に気づいて、少しだけ軌道を修正する。
私は、その日が来るのを、さりげなく待っています。

春の夜の、雨の道。





[2010/02/27 22:41] 日記 | トラックバック(-) | CM(4)

おしらせ 

こんにちは
お天気がよくて、暑いくらいの一日でした。

今日、お散歩の時、つくしが沢山出ているのを見つけました。
お知らせまで。

あと、お昼間、ヘリコプターが来ました。



[2010/02/24 20:29] 日記 | トラックバック(-) | CM(3)

合唱祭 

こんばんは
雪が舞っています。
その向こうに、満開の紅梅が見えています。

昨日は非常勤先の高校が、合唱コンクールの日でした。
午前中はいつも通りの授業でした。

少し前から黒板の上には、模造紙に大きく書いた歌詞が貼られていました。
放課後に練習していたのでしょう。
ところどころに、「丁寧に」とか「ここから大きく」とか注意があります。
余白には、担任の先生の名前や、生徒たちのあだ名が書かれています。

足の手術で入院していたイガサキさんが、今日は来ています。
伴奏は、幻のピアニスト木村君です。
不登校がちの彼ですが、この季節には毎日ちゃんとやってきて、伴奏者を務めるのです。
みんなで曲を決めて、楽譜を選んで、表現をいろいろ工夫して。

先生、僕らの歌、今から歌ってあげる。
先生に聞いてほしいんよ。
木村君の前奏聴いただけで、感動するよ先生。

本気で何かをやることは、怖いことでもあります。
がんばって練習して、これでいいと思うけれど、自信もあるけど、やっぱり不安。
だから、誰かに見て、聞いてほしくなるのだと思います。

そういう切ない経験。
たった一人だと怖いけれど、クラスみんなで、消えて残らない合唱という形で、これからその孤独に挑みます。

先生に、歌ってあげたい。
先生絶対泣くと思うよ。

私だって本当は、そう言ってもらっただけで嬉しくて、もう授業なんてやめて歌を聴きたいけれど、
お隣のクラスも授業中だし、何より本当はどのクラスも練習したくて仕方がないのだから、そんなわけにはいきません。

ありがと。
でも、授業は授業でがんばろう。

古い評論文を読む授業は、時代感覚を失いそうになりながらも、あっという間に終わりました。
気をつけ、礼。

先生、今日の午後忙しいん?

一番前の席の寡黙なミカミ君が、ぼそっと言いました。

とうとう午後の小さな用事は諦めて、聴きに行くことにしました。

頑張ってね。隅っこで聴いてるからね。

やったー。
聴いてね。
聴いてね。


講堂で聴く合唱は、どのクラスも驚くほど上手でした。

もっと遠くへ

HOWEVER

聴きながら、私の耳の奥は、これまで出会った子どもたちの歌声の記憶で満たされていきます。

卒業式の日に、担任した子どもたちが歌ってくれた「ホールニューワールド」。
最後に担任したクラスの「栄光への架け橋」。

私の宝ものの歌たち。

子どもたちの合唱は続いています。
複雑な構成の合唱曲。
みんな、どうしてこんなにも一生懸命になるのか、わけがわからなくて、何だか泣けてきます。

いつのまにか、全てのクラスの合唱が終わっていました。


さあ、これからいよいよ表彰です。
可笑しいくらい、どのクラスも金賞になるつもりです。
不確かな生徒審査員たちの投票。
音楽の先生の講評。
審査結果を、声の小さい文化委員長さんが読み上げていきます。

大歓声とか、泣いたりとか。
金賞になったクラスのアンコール演奏。
木村君の優しくて激しいピアノ。

この先、長い時間の波が、少しずついろいろなものを洗い流して、
ただ、今日歌った歌が、磨かれた宝石のように、子どもたち一人一人の大事な宝ものになってゆきます。
そして、その光は、それぞれの一生をずっと照らし続けます。

みんなの合唱、すごくよかったよ。
よくがんばったね。




[2010/02/19 10:26] 教育 | トラックバック(-) | CM(8)

誕生石 

こんばんは。
前の畑の紅梅が五分咲きです。

あなたの誕生石は何ですか。
生まれ月ごとに決まってるあれです。

ちょっと話題になったので、なんとなくネットで検索してみました。
由来などの詳しい説明のサイトもありましたが、見るのはやっぱり写真入りのページ。

1月生まれの娘は、ガーネット。
朱色で透明の石です。
石榴石とも言うのだそうです。

きれーい。
かわいいね。

写真に写っているのは、指輪でもネックレスでもなくて、石だけ。

5月生まれはエメラルドよ。
きれーい。

いろんな月の宝石を、次々に見てみます。

きれーい。
かわいー。

お友達と頭をつきあわせて、畳の上に開いた本をのぞき込む小学生の私。
本に並んだ誕生石の写真。
世界中のエメラルドが、私とつながっているのです。

今、写真の中の、ガーネットの穏やかな光が、娘をつつんでいます。





[2010/02/14 23:55] 日記 | トラックバック(-) | CM(6)

Butterfly 

こんにちは
急に暖かくなりました。
前の畑の梅も、いよいよ開きそうです。

先日家族でカラオケに行きました。
娘の希望です。
このごろは中学生同士でカラオケに行って遊んだりするそうなのですが、我が家では、そんな中年のおじさんみたいな遊び方はダメだと常々言っています。
せめてカラオケがどんなものか行ってみたいというので、とうとう家族で出かけたのでした。

小ぎれいな小部屋に夫と娘と私。
ソファに座ったはいいけれど、どうすればよいか分からず茫然。

店員さんを呼んで聞いてみよう。
そうだね。
できたみたい。

カラオケは初めてのはずの娘が、なぜか画面にすでに歌いたい曲をすでにリクエスト中。

娘をカラオケに連れてきたのにはもう一つ理由がありました。
それは、娘に、一曲だけでも、上手に歌える歌を作ってやりたいということでした。
娘の鼻歌は、いつもどうも音程が外れて聞こえるのです。
将来、お友達同士で出かけて、笑われたらかわいそうだという親心です。

娘は、早速、大好きな いきものがかり とか、GIRL NEXT DOOR の曲を次々歌っていました。
さほど音がはずれているようには聞こえません。

なんだ、すごく上手じゃない。
うん、結構歌えるみたい。

娘がとても喜んでいるのが分かります。

パパとママも歌ったら。
うん。

歌には少々自信のある夫。
ずっと前にどこかで聞いたことがある歌を何曲か歌いました。
私も歌いました。

しかし、私たちが歌った歌は、娘が歌っている今流行りの、キラキラの歌に比べて、何だか冴えません。
そのうち娘は 嵐 の歌を歌い始めています。
娘に負けてはいられません。

パパ、平井堅、歌ったら。
うん。

夫が平井堅の知っている歌をリクエスト。
なかなか上手く歌えません。
でも、平井堅の歌を手探りするみたいに歌う夫は、昔聞いた歌を上手に歌う時よりかっこよく見えました。

そうだ、ママは木村カエラちゃんの「Butterfly」にしよ。

私だって、上手に歌える歌がたくさんあるような気がしたけれど、それらの懐かしい歌が、私の中でなぜか、遠くに色褪せて思えたのでした。

カラオケという知らない世界に連れて来てあげたはずの私たち。
いつの間にか娘の住む知らない世界に足を踏み入れて、立ち往生していたのかもしれません。

結局、「Butterfly」は、歌ってみたらサビのところしか知らなくて、あとは完全に沈黙状態。
歌えない間に目の前の大きな画面を流れる歌詞と映像が、へんてこな私たち家族三人を照らしてキラキラしていました。


もちろん、次はバッチリ歌いますよ、「Butterfly」。






[2010/02/09 16:16] 日記 | トラックバック(-) | CM(8)

豆拾い 

こんにちは
前の畑の紅梅が、一輪開いているのを見つけました。


昨日の、父母宛てのメール

「昨日は豆まきなさいましたでしょうか?
 我が家では毎年のことですが、キトリさんが、狂ったように喜んで食べて回るので、お掃除が要らないほどです。
 まるで何にも食べさせてないみたいです。」



今日、母より返事

「各地はまだまだお寒いようですが、お日様が当たる所はやっぱり春かなーと思いながらおこたに入っています。

 パパに豆まきしていただき 私は少しひらっては食べて歩きました。
 キトちやんなみかも ほほほーー。
 
 いまどきのお豆は軟らかく炒ってあるので、食べ易くて、
 パパは歳の数どころではなくて、この方もやっぱりキトちゃんなみかも。

 そういえば初めて2人で豆まきをした時は、拾い合って大笑いでした。
 あれから丁度今年は五十年です。
 なぜか昨日のように想い出します。

 福は内豆ひらい合い五十年 平成22年 節分
                                」



[2010/02/05 13:26] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

今日から春 

こんにちは
立春ですね。
今日から春になりました。


今日は、高校の授業の日でした。

授業の始めに、小さい声で言いました。

今日から春になったよ。

ほんと?
もう春なんだってー。
やったー。

女の子たちが、何だか嬉しそう。
近くの席の子と、なにやらおしゃべりして笑っています。
本当に、箸が転んでも可笑しいお年頃の女の子たちです。
つられて私まで何だか嬉しくなります。

昨日豆まきした人ー。

一番後ろの方、背の高い男の子たちの一団から、たくさん手が上がっています。
自慢そうです。

春になって、よかったね。

教室にも、春が来ました。



[2010/02/04 14:00] 教育 | トラックバック(-) | CM(2)