世界一前向き 

こんばんは。
コスモス、ススキ、葛。
お散歩道は優しくてちょっと哀しげな秋の道です。

ところで今日、世界一前向きな人に会いました。
どこでかというと、美容院。
担当してくれたお兄さんがその人でした。

この美容室に行くのは2回目。
前回担当してくれたその人の話が、なぜか心に残っていました。

それは、若いのに朝型生活をしてるというお話。
朝起きて見かける人たちのこととか。
なんとなく、爽やかで良いなあと印象に残っていたのでした。

今日行った時、そのことを言ったら、とても嬉しそうでした。
5時頃起きて、朝一番にコーヒーを淹れるのだそうです。

こだわりのコーヒー豆?
普通の豆です。

軍資金を貯めたくて節約してるのだそう。
だからコーヒー豆はコンビニ。
車もやめて自転車。
雨が降ってきちゃって困ったな。

優しい俳優さんのような雰囲気と「節約」が、かなりミスマッチ。

黙ってる間と話してる間が交互にやってきます。

あんまり落ち込まないんです。
私は世界一前向きな男ですから。

おっと。
世界一が、コンビニのコーヒー豆のように、普通に出てきて、
もう少しで聞き逃すところでした。

よくないことがあっても、新しいことを試したりしてるうちに、いつの間にか良くなってる。
今がどんなにいい状態でも、有頂天になってるうちに、いつの間にか周りに人がいなくなってたっていうことはよくあるし。

鏡の中の私は、髪を切ったからといって、いつもとたいして変わりそうもなくて、
時々雑誌をパラパラとめくっています。

時間も、なんでもつながってると思うんですよね。
神様ってよく見てるなって。

出来上がったらしく、手鏡を広げて、後ろの仕上がりを見せてくれました。

世界一前向き、それ、いいですね。
私もそれでいきます。

難しいですよ。世界一は僕ですから。

あれ、コンビニのコーヒー豆じゃなかったのか。

まあ、二番でもいいや。


[2009/09/30 23:32] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

栗を拾う 

こんにちは。
傘の必要がないほどの雨です。

キトリの朝のお散歩はパパの日課です。
朝6時前頃に出かけます。

このごろは山で拾った栗を二つ、三つと持って帰ってくれます。

山で木の実を拾って来て、それをいただくなんて、とっても素敵でしょう。
私はいつも大喜び。

今日も夫が、さりげなく、だけど私に分かるように、ポケットから栗を出します。

栗はもう、10個以上になりました。



[2009/09/28 15:12] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

みどりのゆび 

こんばんは
今日も暑い一日でした。

植物をなぜか上手に育てる人のこと、みどりの指を持っていると言うのだそうです。
今日は、そんなみどりのゆびを持っている、4人の兄弟のお話です。

一番上の姉さんは、植物のことを歌に詠む人になりました。
姉の歌では、植物が、必ずその名で呼ばれます。
名もない草花にも、みんな名前があるのです。

戸隠で出会った白い穂のある草。
ヒメトラノオかなと思ったら、サラシナショウマだったの。
あの辺り、更科って言うものねえ。
ほら、姥捨ての。

オミナエシのような形で、花形は菊。
わからない名前の草があると、写真を撮って妹に送ります。

妹からの返事。
ハンゴウソウ。
反魂草?
すごい名前。
働き者の妹の家は、草花でいっぱいの花屋敷です。

弟夫婦は、早々とサラリーマンを辞めて農家を嗣ぎました。
とてもおいしいお野菜。
都会からたくさんの人がそのお野菜を買いにやって来ます。
周りの農家を巻き込んで、たくさんのお野菜を売ります。

もう一人の弟。
若い頃の、ちょっとした曲折の後、小学校の先生になりました。
みどりのゆびが必要な仕事です。

それぞれの、みどりのゆび。



[2009/09/26 22:40] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

苦難の物語とその後 

こんばんは。
とても暑い一日でした。
暑さ寒さも彼岸まで。
となると、今日が最後の暑い日だな。

人生も、そこそこ長くなってくると、ものごとが、そう1回でうまくいくものではないことは分かっています。
まあ、そういうもんです。

例えば、
口座引き落としの申し込み。
お届け印が違っていました。

というわけで、それらしき3本を持って銀行へ。
よーく似てる3本の印鑑たち。
卒業生を送りだすたびに、担任も記念品の印鑑をもらえるのです。
その微妙な違いが、窓口お姉さんの鑑識魂に火をつけてしまいました。
長時間にわたる微細な点検。
結果、どれも違ってました。

一旦退却。
別の(これも似てる)を持って、再度3時前のごった返す銀行へ。
無事手続終了。
ま、出来たから良しとしましょう。

例えば、
このたび我が家では、ひかり電話がいいというので、パソコンともども「光」に取り替えることに。
16日に工事、18日にニフティーさん。
このさい2台とも無線にするはずが、なぜかうまくいきません。
もともとつながってた1台も有線しかできなくなりました。
来てくれた方も、電話口の方々も、みんなみんなとっても親切で、一生懸命な方ばかり。
月曜日にもう一回来て下さるそう。
私、これ以上がんばれるかなあ。

一昨日、娘を駅前までお迎え。
車の中でじっとしていたら、なんと自転車のお巡りさんがこっちに。

なにしてるんですか。
娘を迎えに来たんです。
うなだれてましたね?
え?

もしかしてこれ、うわさに聞く職務質問?
そりゃ、歩道に車を駐めてたことは、まあ、すみません。
でもね、
うなだれた市民の取り締まり?

どっぷり。

よーし、こうなったらー。
お友達ん家でお昼!

いろんな具入りの楽しいお素麺。
食後においしい和菓子とお茶。
残念だったこの夏の出来事。
飲むヨーグルト。
お友達の、ちょっとつらい話。
フランス語っぽい名前のお店のバターケーキ。
オレンジジュース。
前途ある若者の苦難の物語。
またお茶。
お邪魔しましたーって外に出たら、窓に青色の朝顔。

帰り道は、
けっこう元気。



[2009/09/25 22:53] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

思い出 最速 

こんばんは
ここのところ、急に彼岸花が咲き始めました。
彼岸花は、必ず約束を守る花なのですね。
去年のような厳しい残暑の秋も、今年のような早々と冷える秋にも。

なんとなく机に座って、なんとなくパソコンを開けました。
ん?
ポケットに、むかご。
そうそう、さっき、夕方のお散歩でみつけたんだった。
すっかり忘れてました。

手を突っ込んで、出してみたら、
手のひらの上に、1,2,3,4…7つ。

さっきのお散歩の時のこと、急に思い出しました。
刈田の鳥追いとか、水引草の薮とか、枯れた瓢箪棚、風。

もう、全部思い出。




[2009/09/23 19:31] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

世界街歩き 

おはようございます。
いつものお散歩道に、もう木の実が落ち始めました。
一番早いのは大きな丸いどんぐりです。

朝、みんなが出かけたあと、食卓に腰かけて、ちょっとひと息つきます。
テレビの画面は、再放送の「世界街歩き」。
カメラの人が歩きながら捉えた映像だけが映って、まるで自分がそこを歩いているみたいに思える、あの番組です。

今日はイギリスのコッツォール地方。
画面の明るい緑の中に、平屋建ての家並みが続いています。

楽しそうな歩き手の声。
映像は、狭い路地を進んで行きます。
古びた煉瓦積みの家壁に、薔薇の蔓が巻きついています。

路地の老夫婦。
歩き手の声が、「いつからここに住んでいるんですか」って訊ねます。
ご主人が答えたのは、私の生まれ年。
この家、私と同じ年月、このご夫婦に育てられてきたんだ。

「花の季節ならよかったのに」って奥さん。
そう、花が咲いた時はさぞきれいだったことでしょう。
でも今も、とても素敵です。

歩き手の声は、出会った人と、ちょっとだけ話しては、進みます。
絵を描く人、赤ちゃんを抱いた女の人。
路地を出たら、また小さな道。

街角で、モーリス・ダンスの練習に遭遇しました。
大人の男の人たちが、鈴をならしながら飛び跳ねる踊りです。

ふふ。
世界中に、いろんな時間。

のんびりしているうちに、そろそろ時間になりました。
私もちょっと出かけてきます。

気分は「世界街歩き」。
今日は、のんびり行こ。

いってきまーす。




[2009/09/18 09:01] 日記 | トラックバック(-) | CM(6)

相性占い 

こんばんは
このあたりにも、そろそろ彼岸花が咲き始めました。

夫のことを、嫌いっと思ってイライラしてたら、ちょうどお友達からネットの無料占いを教えてもらいました。
その名も「はにわ占い」。
あやしげです。

さっそくやってみました。

よーし。
夫と私の誕生日と名前を入れて。
ほら、やっぱり。
33パーセント、相性最低です。
やっぱりね。

次に、昔片思いだった人の誕生日と名前を入れます。
誕生日、忘れてなかったんだなあって、変なところに感動。
おお!
100パーセント!
そうだったんだあ。

ついでに、私の性格というのも見てみます。
うん?
あたってるような違ってるような。

夫の性格。

あくなき探究心
常にスマート

全然ちがいます。



[2009/09/15 22:56] 日記 | トラックバック(-) | CM(4)

仲間 

こんばんは
久しぶりの雨になりました。
気持ちのどこかが、しんと静まりかえっています。

一昨日、久しぶりに思い立ってプールに行きました。
晴ればかり続いて、水が恋しくなっていたのかも知れません。

着いてみると、入口のホワイトボードに
「プール 9/10まで 清掃のためお休み」
と書かれています。

そっかー、今日までお休みなんだあ。
仕方ありません。
くるりと向きをかえて、車に戻るしかありませんでした。

そっかー、今日までお休みなんだあ。
清掃中かあ。
それじゃあ仕方ないなあ。
せっかく来たのに残念だなあ。

え?
私が考えていることそのままが、声になって聞こえてきました。
見ると私の2メートルほど前を、小学校高学年くらいの男の子が歩いています。

私が言ったのかと思った。
この子がつぶやいてたんだー。

ちょっと嬉しくなって、その子の後ろ姿をよく見ました。
無造作にプールバックを肩に掛けて、運動靴のかかとを踏んで歩いています。
あらあら。
私は、いつも娘に、靴をきちんと履きなさい、とうるさく言っています。
でも実はその時私も、入口で脱ぎかけたサンダルの、かかとの紐を踏んでいたのでした。

おんなじ!

男の子と私は、プールバックを肩に掛け、かかとを踏みながら、一列になって歩いていきました。
よく似た二人の、愉快な行進です。

駐車場に着いてみると、なんと、彼の乗ってきた車は、私の車の隣に止めてありました。
男の子は、先生らしい女の人と一緒でした。
男の子と女の人は、何か話ながら、私の隣の車に乗り込みました。

じゃあね、
また会えるといいね。

私は声に出さないで言いました。
車には、この近くの知的障害児施設の名前が大きく書かれていました。


次の日、私はまた同じ時間くらいに泳ぎに行きました。
プールは開いていました。
泳ぐ前に見渡しましたが、あの男の子の姿は見えませんでした。

私はしばらく泳いで帰りました。





[2009/09/12 22:24] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

どこにも行かないよ 

こんばんは
晴れて暑い日が続いています。
お元気でいらっしゃいますか。

私は今日、高校の非常勤の日でした。
地味目のワンピースでしたので、少しさびしいかなと思って、珍しくイヤリングをして出かけました。
とても小さい、金色のイヤリングです。

教室に入るとすぐに、窓際の女の子が言いました。

先生、今日どっか行くん?
どこにも行かないよ。どうして?
だって、イヤリング。

先生かわいい。
ありがとー。

今度は廊下側の野球部の坊主頭の子が言いました。

先生、今日どっか行くん?
どこにも行かないよ。
イヤリングしとるね。

全然話聞いてない。

[2009/09/07 22:27] 日記 | トラックバック(-) | CM(4)

二人の女の子 

こんばんは
今夜もお月様がきれいです。

午前中、ポストまで行った時のこと。
ご近所の竹本さんと、秀子さんが、日影に並んで腰掛けておしゃべりしていました。
きっともう、朝の一仕事が終わったんでしょう。

おはようございます。
今日はもう郵便やさん来られました?

さあ、見んけどねえ。
さあ、いつもならまだだけどねえ。

日よけの帽子をおそろいみたいにかぶって、同なじような答え。

母よりは少しお若いかしらん。
お二人ともかわいいお嫁さんだったことでしょう。

秀子さんは10年位前にご主人をなくされました。
竹本さんは、ここ2,3年、お姑さんがちょっと大変です。

二人並んで腰掛けて、楽しそうにおしゃべり。
家に帰って、窓からポストの方を見たら、まだ並んでお話していました。

この里では、女の子が二人、こうして腰掛けておしゃべりしているうちに、いつのまにか、何十年もの月日が流れたのだと思います。







[2009/09/06 23:32] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

ただいま 

こんにちは
お昼頃、すごい雨が突然降ってきました。
雷も鳴りました。
今はもう、元の青空と蝉の声。

さっき、ちょっと外出して、今帰ってきたところ。

ただいま。

家には誰もいないけど、声に出してただいまって言います。
お昼寝してたらしいキトリが、玄関で迎えてくれます。
キトちゃん、ただいま。

ちょっとだけ頭を撫でて、リビングへ。
ただいま。

出かけた時のまんま。
台所も食卓の上も。

カバンを椅子の上に置いて、石鹸手洗いとうがい。
それから、パソコンかな。

ただいまー。

ただいまの後に続く、息せき切ったような話とか、今日ね、で始まる私の話を、
タンスとか、
座布団とか、
掛けっぱなしの洋服とか、
金魚鉢の中のめだかとか、が聞いてるのだと思う。

これは、声に出さないけど、さっきからずっと話してる。

夕方になったらきっと、みんなが帰ってきて、私はたぶん、おかえりって言う。





[2009/09/04 15:22] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

夜の動物園 

こんばんは
遠くの半月が、光ってとてもきれいです。
昼間の暑さが嘘のようです。

9月になりましたね。
我が家の今年の夏は、キトリの病気で、結局少しも遊べませんでした。
家族揃っての里帰りもできなくて、元気のないキトリがかわいそうで、
長い長い夏でした。
そんなキトリももうすっかり回復。
元気いっぱいです。

そういうわけで、夏の最後に、ギリギリセーフで家族のお出かけ。
行く先はなんと動物園です。
毎年、この時期の週末、近くの動物園では、開園時間が9時までに延長されています。
その名も「ナイトサファリ」、夜の動物園です。

近くなので、お夕食を済ませて、7時を過ぎて出かけました。
着いてみると思いのほかの人出で、大賑わい。

正門入ってすぐのヒヒ山は人だかり。
大きな岩山にヒヒがいて、そのヒヒ山に人がたかっていて、ヘンな夜です。

動物園はやっぱり明かりが少なめ。
薄明かりの中、夜はやっぱり涼しいねって言いながら歩きます。
すぐ近くの人も、はっきりは見えなくて、家族とはぐれてしまいそうです。

シマウマやキリンのいる平原は、やっぱり暗くて、本当に夜の平原。
ずっと向こうの方にシマウマの群れの黒い影。

ふたこぶラクダが2頭、それぞれ別の方を向いて近くに座っていました。
じっとしているけれど、眼を開いていて、眠ってはいないようでした。

たった3人の家族なのに、それぞれ行きたいところが違っています。
娘がひよこのところに行きたいというので、「ぴーちくパーク」という小さい子のためのコーナーに行きました。

生まれたばかりのひよこ。
オウム。
くじゃく。

久しぶりに来た「ぴーちくパーク」には、ペンギンが仲間入りしていました。

しばらく、いろいろな動物を訪ねて進みました。
象舎では、象が鼻をぐっと真上に伸ばして、木の葉を採ろうとしていました。
動物たちは、たくさんのお客さんのことをあまり気にしていない様子に見えました。

そうそう、動物園のあちこちに、顔を入れて写真を撮るための絵(あれ、なんて言うんでしょう)が置いてあって、
その絵がどれも愉快なので、私たちは見つける度に、顔を入れて写真を撮って歩きました。
暗くて少しも写らなくて、写真はまっ黒なんですけど、そんなこと当然お構いなし。

ツキノワグマが、台の上で、棒を持って遊んでいました。
棒を器用にくるくる回しています。
え?
クマが棒を?

その早さにビックリ。
知らなかったけど、クマのクラウド君、有名なんだそうです。

クラウド君は、そのうち棒を落としてしまって、首を伸ばしてじっと下をのぞき込んでいました。

バク。
おおきいのと小さいのがいました。
夢を食べに出かけて留守かなと思ったら、今夜はここにいたんだね。

夫は活動的な夜のライオンを楽しみにしている風でした。
ライオン舎はいよいよ帰りに近いあたりです。
でもね、ライオンは夜もやっぱり寝ていましたよ。

誘導のため、ライトを入れたカラーコーンが並べられて、
まもなく終わるナイトサファリの道を、ぼんやり照らしていました。

近づくと、その一つ一つに、小さな穴で動物の絵が描かれていて、
どれもとてもかっこいい動物の絵でした。
3人で、すごいねって歓声を上げながら見てゆきました。
誰かが、この一つ一つに、時間をかけて動物の絵を描いたんだなと思いました。

動物園の人が、僕たち私たちのために、動物たちを見せてくれている。
今の私が、子どもの頃飼育係の仕事に憧れた、あの時の気持ちでいっぱいだってこと、
薄暗いおかげで誰にも悟られませんでした。

私たちは、コーンの明かりに導かれて、元の正門のところに戻ってきました。

すっかりくたびれたので、ヒヒ山を見ながら、かき氷を食べました。
そのあと3人で狭いボックスに入って絵はがき写真を撮りました。

私は売店で、クラウド君のぬいぐるみを衝動買いしてしまいました。
それと、以前からちょっと気になっていた「ヒヒ山通信」というオリジナルの4コマまんがの本も買っってしまいました。

みんなで節約しようねって言ってるのに。
夫も娘もこういうお母さんに慣れっこです。

いいの。
今日はお祭りの夜なんだから。

動物園の閉園と共に、私たちの夏のお出かけは終わりました。


ワナに目もくれず悪さの猪が「イノシシ」として動物園に   ここ


[2009/09/01 23:10] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)