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金魚をすくう 

おはようございます。
降り続いた雨も小休止、昨日今日の曇り空です。

週末、夫の里に夏祭りに帰ってきました。
花火もあがって、夜店がでて、という小さなお祭りです。
お祭りのご馳走をたくさんいただいて、一息ついたらでかけます。

緩やかに曲がっている昔の道を、ゆっくり歩いてまいります。
娘の浴衣姿も何だか娘さんらしくなりました。
花火はいつものように、橋の欄干に並んで座って見ます。
今年は背中にあたる風がとても冷たく感じられました。

ところで、今回、懲りずにまたまた金魚すくい。
釣果ならぬ掬果、
私 1匹(赤いのだけ狙ってたから少ないのです)。
娘 4匹(黒3匹と赤一匹。赤の数なら私と同じ)。
今回こそ、堂々のすくった金魚です。
一匹も掬えなくて哀れだからもらえた金魚ではありません。

翌日、金魚5匹を、ビニール袋に入れたまま持って帰りました。
2時間強の車中、車の床に置くと振動でかわいそうなので、手に提げて持ちました。
案の定つらくなってきて、とうとうドアの取っ手に吊り下げました。

ところが、あと10分という辺りまで来たところで、急ブレーキの拍子にビニールごと落下。
金魚たちが車の床に散乱。
みんなじっと私の足元に横たわっています。
大変、金魚が死んじゃったっ。

私はとっさに金魚を手で拾い集めてビニールに。
手に持つと急に暴れ出す金魚さんたち。
生きてたのね。

すでに水はビニールの底の方にしか残ってなくて、少ない水の中に五匹がぎゅうぎゅう。
まだ生きてる。

帰ったら水道の水を一日汲み置いてと思っていましたが、そんな悠長なことを言ってられません。
さあどうする。

そうだ、水道水じゃなければいいんだ。
裏山まで山の水を取りに行こう。

金魚さんは今もわずかな水の中で身体を動かしています。
早くしなきゃ。

家についたらすぐにバケツを持って外へ。
おっと、どうやって水を汲もう。
そうだ、ペットボトル。
また家に戻って、ペットボトルを半分に切って手に持ちます。

事件大好きのキトリ、さっきから何だ何だとはしゃいでいます。
山は心細いので、娘とキトリが一緒に来てくれることに。
辺りはもう夕暮れで、その上雨がちらほら降っていました。

3人で坂を上ります。
田に農薬が入っていたらいけないので、棚田の切れる上までいかないと水は汲めません。
だんだん雨が激しく降り始めました。
バケツもあるし、近いので、つい傘を持たずに来てしまいました。

あっという間に雨が激しくなって、キトリが坂を上るのを嫌がり始めました。
娘が無理に引っ張っては進みます。
車が来ないところまで来たのでキトリを離したら、喜んで上がっていきました。

水はとても澄んでいました。
バケツはすぐにいっぱいに。
キトリが濡れて小さく見えます。
髪から水がしたたり落ちて、もう、何がなんやら。

手足の先までびっしょりのまま、汲んできた山の水に金魚を少しずつ慣らして、
今金魚は、金魚鉢の中で無事泳いでいます。

おかえりー。
大変だったねー。
夫がお風呂を入れて、にこにこと待っていてくれました。

そうそう、ずっと前、海水浴場ですごい砂嵐に巻き込まれた時も、
小鳥が蛇に食べられそうになった時も、
気がつくといつも夫は私の後ろでおろおろ。

私ですか。
またまた、突然、力と知恵が湧いてきて大活躍の自分に、お風呂の中でうっとりです。

金魚鉢は、このたび義母がお嫁に来る前からあったという古いのをもらってきました。
なかなか風情がある鉢です。

えさは、一昨年今は亡きウメとマツのために買ったのがまだたくさんあるから、落ち着いたらあげようと思いました。




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[2009/07/28 10:46] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

日食 見ておこう 

こんばんは
また激しい雨が降り始めました。
実家の辺りに雨がかなり激しく降ったらしくて、雷雨の音を聞きながら何となく両親のことを思っています。

一昨日、日食がありました。
何ごともない一日でしたが、その日のことをここに日記として残しておこうと思います。

その日はちょうど大学の非常勤の講義の日でした。
日食の時間は、一コマ目の私の時間が終わったあとだそうでした。
非常勤講師室で、日頃は挨拶を交わす程度の先生方と、日食の話題でしばらくお話。
明るくて爽やかで、丁寧な会話。
外国人の先生方が多いのでした。
楽しい気分になりました。

帰りの道中が、ちょうど日食の時間でした。
大きな通りを車で行く間、あちらでもこちらでも、小学生達が、紙の縁のついた偏光グラスを持って、空を仰いでいました。

授業より日食を見せようと考える先生が多いのでしょう。
私もそうするだろうと思いました。
勉強も大事ですけど、なんたって一大事ですものね。
それも勉強だなんて、あたりまえです。

え、それも勉強?

学生時代の私の下宿先は、杉並区の大きなお宅の2階の一室でした。
大家さんのご一家は、とても上品なご家族で、
かくしゃくたるおじいさんときりっとしたおばあさん、
やさしいお母さんと、かっこいいご主人、絵に描いたような子どもたち。

ある日下宿から少し離れた辺りで火事がありました。
ここさん、火事よ
と言われて気づくと、日頃上品なご一家がそろって、興味いっぱいという風情で見に出かけるところでした。
え、見に行くの?
さすが江戸っ子だなあと感心したのを覚えています。

あれ以来、私もなぜか火事を見に行くように。

やっぱり見たいのです。
子どもたちにも見せたいのです。

これも勉強だからなんて言っちゃって、ほんとのところ、珍しいものは見ておくもんだよってなもんです。

見ておこう

大人達も、外に出て空を見ていました。
そういう光景をたくさん目にしたのが、私にとっての日食でした。

見ておきたいこと、たくさんあります。


[2009/07/24 22:31] 日記 | トラックバック(-) | CM(4)

すずめのお宿 

おはようございます。
朝から雨です。

窓のところに濡れたスズメがやってきました。
濡れているせいで、羽がぺったんこになっているからでしょう。
痩せて、哀れに見えます。

ごはんつぶをやることにしました。
置いておいたら、気がついて食べに来るかもしれません。

そしたら、お腹がすいて困っていたスズメを助けた私は、
すずめのお宿に招かれるかもしれません。

帰りには、例のおみやげです。

大きなつづらと小さなつづら、どちらでも好きな方をお持ち下さい。

助けたすずめにそう言われたら、
私はかなり真剣に考えようと思います。

だって、宝物が入ってるのはこっちのはず、という理由で小さいつづらを選んだら、
あの欲ばり婆さんと同じですもの。


[2009/07/17 09:21] 日記 | トラックバック(-) | CM(3)

野の教室 

こんにちは
今日は涼しい一日でした。

いつものお散歩コースの途中に、造園学校の実習園があります。
樹や花、藤棚や野菜畑、垣根、温室、木の家。
いろいろなものが狭い敷地にいい具合に集まっています。

先日、ここに突然、教室が現れました。

…教室!

建物は、畑の中の大きな道具小屋といった感じ。
木の板壁が3方を囲んでいて、上半分が、ちょうど大きな窓のように空いています。
パイプ椅子がきれいに4列に並んでいます。
低い教卓。
黒板は大きな釘で吊られていました。
誰もいなくて、廊下も戸もなくて、だけどそれは、間違いなく教室でした。

一番後ろの端っこの席に、そっと腰かけました。

見上げると、屋根は塩ビの波板。
空いているこちら側には、ぶどう棚のひさし。
棚の下には木賊がやけに繁っています。

ここで、誰かと一緒に過ごしたいなあ。
今教えてる生徒たちでも、研究仲間でもいいなあ。
近所の人でもいい。

窓ごしに、直ぐ上の畑で、モグラおどしがからからと廻っているのが見えました。
この間植えたばかりだと思っていた隣の田んぼが、もう立派に青くなっています。

なんだか泣きたくなってきました。
泣き笑いのような気持ちだと思いました。

ただ、誰かとここで過ごす時の様子を思い描こうとすると、なぜだかはっきりしなくて、
その想像の中で、自分が生徒なのか、先生なのかも分かりませんでした。

私は、教室の一番後ろに座ったまま、ずっと空を見ていました。

教室に、風が吹いています。


[2009/07/17 00:00] 教育 | トラックバック(-) | CM(0)

移動祝祭日 

こんにちは
朝は青い空が見えていましたけれど、夕方の今はすっかり曇りです。
途中、激しい雨と雷もありました。

昨日、友人とランチをしました。
シエラレオネから帰ってきたのです。

おかえり。

久しぶりに逢った彼女に、青い、民族風の衣装がよく似合っていました。

ずっとおしゃべりをしていて、それはとても長いランチでした。

シエラレオネのこと、研究のこと、大好きな木村先生のちょとしたエピソード、宗教の話。
話題は次々に移っていきます。

何かを説明するために別の話をしているうちに、初め何を言おうとしていたのか分からなくなってしまって、それがまた別の話になって。
今、なぜこの話をしてるのか、元の話は忘れてしまうのです。

そういえば私ったら、今なぜこんな暮らしをしているのかも、とうに忘れてしまっています。
いつのまにか、大好きな両親の元を離れて、
いつの間にか夫がいて、娘がいて、仕事してたはずなのにやめてしまって。
とりとめのないおしゃべりの中の物語みたいです。

二人とも、そんな風にとりとめもなく話していたのですけれど、
途中でふと気づきました。

元の話に戻れなくなっているのは私だけ。
彼女の話は、私と違って、必ずちゃんと元の話に戻るのです。

聡明な彼女。

彼女は、この8年か9年、いばらのジャケットを編んでいるのだそうでした。
もちろん、白鳥になった兄さんたちの魔法を解くためにです。

彼女に本当にお兄さんがいるのかどうか、どうして白鳥になってしまったのか、なぜあなたがいばらのジャケットを編んでいるのか、
私は少しも訊ねませんでした。
きっとまたすぐに次の話に移ってしまって、訊ねるのを忘れてしまったのだと思います。

大変だったと思うこの何年かの間、彼女は自分のためでなくて、誰かのために、いばらに触れていたのでしょうか。

元の話を忘れないことの哀しみ。

私はたぶん、とても大事なことを聞かずに帰ってきたのでした。


彼女は帰り際に、シエラレオネを取材した番組の録画を渡してくれました。

番組の中の貧しい女性たちは、それぞれに美しい色や模様の衣類を身につけていました。
どうしようもない貧困とか、そのためのたくさんの哀しみとか。
その一方で、どうしても素敵だなと思ってしまう女性たちのスタイル。

私は、1時間に満たないその録画に、胸がいっぱいになって、動けなくなりました。
そして心の中で秘かに、今見たことは、忘れた方がいいと思いました。

そう、昨日もらったおみやげの手提げも、垢抜けたデザインの布地で出来ています。
それが今、私の机の上にあります。
彼女たちの暮らしと私の暮らしをつなぐ細い糸のように。
忘れっぽい私のために。


私たちのランチは、延々と続いていました。

たくさんの話を聞きながら、いばらのジャケットはもう編み上がりそうなのだと思いました。
長い間の魔法を解くために出かけた不思議な場所。
シエラレオネ。

二人が座った席の横に、小さな紺色の写真集が置かれていて、
その本の帯には、ヘミングウエイ『移動祝祭日』の一節が書かれていました。

もしきみが幸運にも
青年時代にシエラレオネに住んだとすれば
きみが残りの人生をどこで過ごそうとも
シエラレオネはきみについてまわる
なぜならシエラレオネは
移動祝祭日だからだ


[2009/07/15 17:01] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

七夕飾り 

こんにちは
夕方になって風が強くなってきました。
今夜、二人の乗った舟が、流されてしまうのではないかと心配しています。

七夕飾りを作りました。

天の川
すいか
貝繋ぎ
三角つなぎ
ひし形つなぎ
ちょうちん

お願いごとの短冊はこれからです。

家族が元気でいられますように。
就職が決まりますように。

強い風に、飾りも笹も、大きく揺れています。
本当の願いは、自分ではわからないものかもしれません。



[2009/07/07 16:49] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

合わせ鏡 

こんにちは
午後になって、少し曇ってきました。

お誕生日に、手鏡をもらいました。
考えてみたらもう一月以上前のことです。

小さな薔薇の浮き彫りのある、鉛の合わせ鏡です。

なぜだかわからないのですが、その鏡を手に取ると、ほんの一瞬、若い頃の気持がよみがえります。
母親になる前。
いえ、もっと、結婚前するずっと前。

素敵だなあって思うこと。
高価なものでなくていいって思うこと。
ふとしたことで、見つけたお店。
少ないお小遣いに頭を巡らせるお買いもの。

不安とか、切なさとか、根拠のない自信とか。
美容院で変な髪型になっただけで、簡単に絶望的になってたこと。

そのときの空気までも、全部、一瞬。

贈りものって不思議ですね。
贈ってくれたのは、一回り以上も年下の友人です。
大学院を修了して、その友人と会う機会もなくなりました。

とりたててどうということもなくなった私の誕生日。
それはちょうど誕生日のその日に、かわいい字の手紙といっしょに、郵便で届きました。

このごろ、一人になると、時々、その手鏡を手に取ってみます。

合わせ鏡。
その友人と過ごした時間と、若い時分の私と。



[2009/07/02 13:57] お友達 | トラックバック(-) | CM(2)

梅雨晴れ間 1 

こんにちは
梅雨の晴れ間です。

やっと自分のパソコンが戻ってきました。

ほかに比べて何がいいというわけでもない、普通のパソコンです。
ほら、ただ、慣れていますから。

慣れてるって、
今までたくさん一緒に過ごしたってことだったんですね。




[2009/07/02 13:21] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)
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