風通しのいい家 

こんにちは
梅雨の晴れ間。
今日も暑くなりそうです。

めだかをもらいました。
もう2週間ほどになります。

貰ったのは、小学校のビオトープのめだかです。
大きいのから小さいのまで、10匹くらいいます。
あと水草と、タニシがたくさん。
ほかに、やごみたいなのとかいろいろ。
大きな発泡スチロールの箱に、ビオトープそのままが運ばれてきたのでした。

お漬物をするときの大きなガラス瓶に入れて飼うことにしました。

タニシの悪い噂は聞いていましたので、めだかと水草だけにしました。
あとは、その大きな箱を抱えて、前の小川に捨てに行きました。
小川と、ビンの中のどちらが彼らにとってラッキーだったか、私には分かりません。

一昨年、金魚を世話のし過ぎでだめにしちゃったので、今回は水がにごっても放っておくつもりです。
赤玉土を入れたせいか、今のところ水はすごくきれいなままです。
貰ったとき、そうすると水が汚れにくいとわざわざ教えてもらったのでした。

えさもやり過ぎが特によくないと聞いたので、1日に一回くらいです。
家にあった「金魚のえさ」を小さくしてやっていたのですが、ちっとも喜んで食べに来たりしません。
やっぱり「金魚のえさ」じゃだめなのかなと思って、
この間出かけたついでに、「めだかのえさ」というのを買ってきました。
でもやっぱり食べに来ません。

水草は3種類くらいあります。
浮き草が、ある日2つに増えていました。
今朝見ると、4つになっています。
こういうの、ねずみ算っていうんでしたよね。

ビンは、芙蓉の木蔭で涼しいだろうと考えて、ウッドデッキに置いてあります。
この間、雨がひどく降った日は、水が相当上まで来ていて、危ないところでした。
でも、あれからなぜか、めだかが急に元気になったみたい。
その上、今朝、よくみるとタニシのちっちゃいのが。

今飼ってるのは、犬とめだか。
めだかも見てると飽きないので、いつの間にか長い間見ていたりしてます。

生きものが増えると、家の風通しがよくなった気がします。



[2009/06/26 12:01] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

鏡の中には 

こんにちは。
ご無沙汰いたしております。
インターネット、何とか回復いたしました。

朝から外は雨。
時折、世間となんのつながりもないような気さえしてくる我が家です。

日曜日、娘に付き合って、トウシューズのお買い物に参りました。

バレエ用品専門店の店内には、大きな鏡があちこちあります。
鏡に映った自分の姿を見るのって、ちょっと苦手。
さりげなく、子供用のレオタードとか、かわいいバレエ小物などに目をやります。
そのうちに、すっかり優しいお母さんの気分いっぱいになりました。

優しいお母さんの私が、そっとフィッティングしている娘の後ろに立ちます。

あっ、鏡の奥に、妖怪ゲゲゲのきたろう!

それは、美しいはずの私の姿なのでした。

鏡の中の娘へと目をやると、
ねこ娘がかわいく映っていました。

[2009/06/22 17:19] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

旅日記 角館 

こんばんは。
いよいよ梅雨入り。
散歩道の途中の田んぼに、花菖蒲が咲きそろって見事です。

先月末、秋田へ行ってきました。
出かける前はとても億劫な旅も、行ってしまえばなんのその。
楽しい旅となりました。

最終日は、ちょっと足を伸ばして角館へ行きました。
秋田から新幹線で45分。
角館の駅を下りると、雨が降り出していました。

駅前に、あんまり人の気配はありません。
観光案内所で聞いてみると、見どころだという武家屋敷群のあるところまで、15分ほどだということでした。

駅前の通りは、お店がところどころ。
でも、雨のせいか、ほとんど人を見かけません。
ちょっと雰囲気のよいお店もありましたが、人影がないせいで、かえってちぐはぐな感じがいたします。
物音もあまりなくて、しんとして静かでした。

突然道幅が広くなって、広い道に出ました。
どうやらこのあたりからが観光の中心部のようです。
武家屋敷といえば、長府や萩、鹿児島の知覧など、土塀のいかめしい感じを想像しますけれど、
角館の武家町は、両側に高い黒い板塀。
道幅は30メートルもあるそうです。
気分も少し広くなった感じです。

人の姿もちらほら。
それでも、傘をさしているせいか、話し声は聞こえません。
私は、しんとしたその広い道を歩いて行きました。

家々の門は木の門です。
初めに入った武家屋敷は、建具は全部開け放たれていて、庭から家の中が大体見渡せるようになっていました。
無料でした。

玄関の間、床の間、控えの間、囲炉裏、狭い廊下。

庭続きの隣の家も公開されています。
そこも無料。

ぼーっとして、何となく、見るとは無しに見ているだけなのに、
だんだんと、そこに暮らしていた家族の、その暮らしぶりが感じられてきます。
静かで、だけど楽しげです。
子どもの時、遠い親戚の家を訪ねた時のような、少し緊張して、でもくつろいだような、そんな気分を思い出しました。

この家で暮らしている父親と母親と、子どもたち。
勉強しなさいって言われています。
もういないはずの武士の家族。
廊下の突き当たりには、都忘れが一輪。
角館に来て初めて、人の気配のようなものを感じた気がいたしました。

庭は、どこも作り込んだ庭園などではなくて、
大きな木や、灌木、草花が植えられていて、ちょっと林のような風情です。
新緑のとても美しい時分。
雨は、激しくなったりおさまったりしながら、降り続いています。

ひときわ大きな家が、有料で、座敷に上がって見られるようになっていました。
雨が沁みて靴下が濡れているのを気にしつつ、土間から上へ上がりました。

ここには小さな囲炉裏があって、あそこは煤抜きの窓。

蛍光色のジャンパーを着た女性が説明をしてくれます。

おみやげ物で有名な樺細工は、角館の武家の内職が始まりなのだそうです。
座敷には、売り物の樺細工が並べられていました。

黒塀の両側の家々にしだれ桜が植えられているのが、桜の時期には見事に咲いて、
今ではその時期が観光の中心になっているようです。
あとで駅に貼られた写真を見ると、それはそれは見事なものでした。

樺細工。
目を惹く派手さはないけれど、見るうちに、作り手の誠実さやら、桜の華やかさやらが、静かに伝わってくるような、精巧な細工ものです。
邸内に木を植えて、その加工を内職にして、一つ一つ丁寧に生活の品物を作っていたのでしょう。
この町に暮らした武家の人々の、つつましくて、誇り高いあり方が、しんと身に沁みて来るのでした。

その家の庭隅の樅の木は、樹齢300年なのだそうです。
庭に大きな木があることをよしとするのは、寒い国ゆえでしょうか。
踏み石を踏みながら、庭を進みます。
母屋の裏手には、石積みの崩れかけた井戸やいくつかの蔵がありました。

ふと見ると、足元に都忘れの花。

角館は、中央のごたごたなど届いてこないような山中。
本当に、都も忘れてしまうだろうと思いました。

蔵の中には、他の品々に混じって、毛筆の「解体新書」や「大日本史」などの書物も展示されていました。
それでもやはり、時代の風は届いていたのでしょう。

外に出ると、雨は少し小やみになっていました。

黒塀の一角は、小学校の跡地でした。
今は更地になってしまった跡地を見ながら、
明治になって、武家町に小学校ができて、町民の子どもたちもここへ通って来るようになったのだと思いました。
そして、それでも、この辺りの武家の人々は、それまでとさほど変わらぬ暮らしを続けていたのではないかと想像しました。

気がつくと、広い道にはあちこちに、たくさんの人がいました。
バスでやってきた人たちです。
おしゃべりしたり、写真を撮ったりしています。
みんな、せわしくて、ふわふわして、宙に浮いているように見えます。

そういえば、私はここに来てから、蛍光色の人や、樺細工の実演の人、入場受付の人など、何人かの人と言葉も交わしました。
その人たちもみんな、薄く蜃気楼のように漂っていました。

黒塀の内側で、本を読み、ごはんを炊き、子どもを育ててきた人々。
細々と樺細工を作り、ここで明治維新を迎えた人々の、気配や息遣い、静かな心意気。
人の世に対する確信のようなもの。

私は、誰かとすっかり話し込んでしまった時のように、
少しあわてて、夕方の飛行機に乗るために、角館を後にしました。



角館に黒塀高し五月盡

大いなる樅の一木夏館

薄絹に金糸の刺繍蔵の夏

角館涼し「解体新書」かな

角館都忘れの緋色かな





[2009/06/13 23:16] 旅日記 | トラックバック(-) | CM(5)

ほたる 

こんばんは
雨が降ったりやんだりのこの頃。
走り梅雨ですね。

川のところにホタルがいたよって、夫。
初めてです。

夜が更けてから、見にいきました。
外灯もありませんから、みんなねまき姿です。

よく見ると、川のところだけでなくて、向こうの草むらにも、
あちらこちらで光っています。

しばらく見ているうちに、
その小さな光が、ただ、

私はここにいるよ

って言うためだけに、灯ったり消えたりしながら漂っているような気がして、

みんなでワイワイ見にいったのに、
なんだか哀しくなってしまいました。



[2009/06/05 22:55] 日記 | トラックバック(-) | CM(7)