スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

道に迷う 

こんにちは
夕方になりました。
日陰になった畑で仕事をしている人が見えています。

道に迷ったことありますか。
私はあります。
子供の時から、知らない道を見つけると、どこへ出るのか、行ってみるのが好きでしたから。

そういう時は、大体見当をつけて、あの辺りに出るに違いないって思って進んでゆきます。
ちょっぴり楽しい冒険です。

迷ってしまう時は、実は少し前から、思わぬ方へ進んでいるのだけれど、しばらくは気がついていません。
そのうち、はっと、迷ったなって気がつきます。
そうすると、今まで来たところも、今いるところも、急に全部がとてもよそよそしく思えてくるのです。

そこで、「あ、迷った」って思う瞬間はいつ来るのか、考えてみました。

1.どちらに進めばよいのかわからない分かれ道に出た。
2.見たことのない新しい道に出た。
3.今歩いている道が、実はよく知らない道だということに気がついた。

それから、今の私は、このうちのどれかな、って考えてみました。

うーん、全部あてはまる気がする。

その後どうするか。

大抵の場合、誰でも、試しにもうしばらく進んでみるのではないかな。



スポンサーサイト

[2008/08/31 17:10] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

夏休みのレモネード 

こんばんは
すっかり日が暮れてから、ざっとひと雨降りました。
もう夕方ではなかったけど、やっぱりあれは夕立だったな。

昨日、BSで、「夏休みのレモネード」という映画を見ました。
一人で食卓の椅子に座って見ました。

主人公は8歳の男の子。
悪戯を叱られて、彼なりに更生する方法を考えたあげく、
ユダヤ教の会堂の前で、無料でレモネードを売り(?)ます。
ユダヤ人はお金でものを判断するって、それが本当かどうかの実験でもあります。
だから無料でないといけないのです。

彼は毎日レモネードスタンドを出して、根気よくお客さんを待っていました。
映画では、結局誰も彼のレモネードを飲みにやってきませんでした。

少年達の真っ直ぐな気持ちと、彼を優しく見守る周りの大人たちが印象に残る映画でした。


幼い子が提供する、無料のレモネード。

(街角を急ぐ私が、見ているのに見ないで、通り過ぎて行きます。)

いつのまにか、今度は私がレモネードスタンドの前にいます。

(街角を急ぐ人々が、見ているのに見ないで、通り過ぎていきます。)


夏の日に、冷えたレモネード、とてもおいしいのにね。



[2008/08/30 22:07] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

シエラレオネ 

おはようございます。
全国で豪雨のニュースが聞こえています。
朝から、弱い雨が降り続いています。

先日、友人が、来月初めにシエラレオネに行くというので、会ってきました。

シエラレオネって、知ってますか?

アフリカ西海岸の小さな国です。
2002年まで、10年間の内戦
内戦中には、市民の手足を切り落とすなどということもあったらしく、
世界で一番平均寿命が短い国だそうです。
最近は、国連の援助の下、選挙も公平に行われて、復興に向かっている。

これは友人と別れてから、ネットで調べて知りました。

私たちは、図書館前のカフェに向かい合って座りました。

彼女によると、今は、平和への思いが強くて、安全なのだとか。
7ヶ月の滞在だそうです。
これからの彼女自身の進む道の模索も兼ねての旅路のようです。

のんびり者の彼女、あと一週間しかないというのに、

荷造りがまだ。
下宿を引き払う準備もまだ。
予防注射も一つ残ってる。
その上なんと、学部のコマを残してて、その課題の提出もまだ。

私も何でもギリギリのタイプだけど、これはちょっとー。
将来の進路よりも、目の前の荷造りが先だよ。
私と会ってる場合じゃないのでは?

でも、会えてよかった。

電気も十分来てないらしいのですが、国連の仕事なので、ネットは使えるんじゃないかって。
メールするねーって、楽観的。

意欲も、それなりの野心も、能力もあって、だけどそれがなんだかいつもちぐはぐ。
正直で素朴な彼女だけが私の目に映ります。

二人とも、飲み物はとうに無くなって、水を入れた紙コップも空になっていました。

応援してる。うんと頑張ってきてね。

別れ際に、ハグしていい?って聞かれました。
うん。

私は、私より随分若い彼女を、ぎこちなく抱きしめました。

今度いつ会えるかな。
気をつけて行ってらっしゃい。


[2008/08/29 11:05] お友達 | トラックバック(-) | CM(0)

略す 

こんばんは
何となく秋の気配がして、夏休みもいよいよ終わり。
その切なさも、宿題に追われているうちに、毎年いつのまにか忘れてしまっていました。
娘の学校は、あさってから始まります。

中学生になったばかりの娘は、何でも省略して話したがるお年頃です。
花男(花より男子)とか、テニプリ(テニスの王子様)とか、ご存じですか?
知らないと全くわからないですよねー。

ひらミニ(ひらひらしたミニスカート)
これは、一度聞いたら次からなんとか意味が分かりますが、

スクバ(スクールバッグ)
これになると、何回聞いてもわかりません。

イミフ(意味不明)
これは聞きたくないことを言ったりすると、言われます。
例えば、
「○○ちゃんは、毎日玄関のお掃除してから学校に行ってるらしいよ。えらいねー。」
「イミフー」
という具合です。

買い弁(買ってきたお弁当)
きっと、作ってもらったお弁当と、買ったお弁当を、ちょっと区別したい気持ちがあるんですね。
でも、発音だけ聞くと、あまりきれいな感じがしないんですけど。

より弁(中身が片方に寄ってしまったお弁当)って、年配の担任の先生も使っているのだそうです。

デコ電(飾りを付けた携帯電話)
なるほど。

で、昨日のこと。
大きなスポーツバッグを背中にしょって歩いている運動部高校生の一群に遭遇。

「運動部って、大変そう。」
「にのきんだね。」

二宮金次郎、涙。

[2008/08/26 22:15] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

水辺の家 

こんばんは
少し肌寒くて窓を閉めました。
時計の音が聞こえています。

今日は一日よく晴れていました。
お昼頃、家に向かって坂を上りながら見ると、裏山が青い空を背景にしてくっきりと見えました。

私は転勤族の子どもで、転々しながら育ちましたが、いつも海に近いところに家がありました。
中学生の頃は、河口近い川辺に住みました。
窓辺の机から、川の面や遠く対岸が見えました。
水辺に住むことには、何か代えがたい恵みがあるように思います。

モーパッサンの『女の一生』だったかな、
内容はすっかり忘れてしまいましたけど、主人公が、水辺に住むことにこだわっていたことだけが記憶に残っています。

少女の頃は、漠然と、海に近いところに住む大人の自分を想像していました。

今の家は、海から離れた場所にあります。

裏山が、昔住んだ家の裏山によく似ています。



[2008/08/25 00:17] 未分類 | トラックバック(-) | CM(0)

ラクダ 

こんばんは
夕方のお散歩の時、赤とんぼを見ました。
いつのまにかすっかり秋です。

広い砂漠を渡るために、ラクダのこぶの中には何がつまっているんでしょう。
友人のブログの掲示板で、こんな話題がありました。

ときめき
居直りとか絶望

う~ん、あなたなら何ですか。

私は、思い出かな。

広い砂漠を、ラクダがゆっくりと歩いてゆきます。



[2008/08/24 00:25] 未分類 | トラックバック(-) | CM(2)

旅日記 本を作る  

こんばんは
雨上がりの涼しい晩です。
虫の音が聞こえています。

今日、机の上をかたづけていたら、大阪に行ったときにもらった、チラシや、パンフレットなどの束を見つけました。

秋ふかき頃~漆とガラスのコラボレーション~(絵はがき)
おみくじ(大吉)
中之島図書館 利用のごあんない
モディリアーニ展
猿山洋食器展(絵はがき)
大原美術館とマティス(チラシ)
2ヶ月間限定の「本の場」オープン!(葉書大の厚紙)

そうそう、この厚い紙、国立美術館の前のお店の1階の。
ガラス張りで、中が見えているのに、どこが入り口かわからなくて。

そのgrafというお店は、全体に無機質な感じで、
まるで、はにかんでいるせいで、とっつきにくい若い人のようなところでした。
いろんな大きさの、いろんな形の、きれいな色の本が並べられていました。

重いガラス戸を開けて入ってみます。
本が並べられている奥は、作業場になっていましたが、何の作業も行われていませんでした。

本をいくつか手に取ってみました。
書かれていることは、いろいろで、写真中心のものもたくさんありました。
それらは、売りものではないようでした。
どの本も、自分に大事なことやものを載せて作られた本でした。

でも、どうして私は、それらが、書き手にとって、とても大事なことなのだと、分かるのでしょう。

奥の作業場は、大きな机がほとんどを占めていました。
部屋の隅には、紙の見本が置かれていました。

少し前に郵便で送られてきた、小さな本のことを思い出しました。
ホチキス止めの、手のひらほどの、白い本。

あそこが、2ヶ月間だけの、本作りについての展示の場だったこと、今日になって気付きました。

私は、よい研究の本の持つ真摯さがとても好きです。
生涯をかけて、考えたことや、追い求めたことを、渾身の力を込めて書き込んだ一冊。
たくさん本を出しながら、どの本でも、同じことを何度も何度も繰り返して必死で叫んでいる本たち。

でもそこで、私が手に取ったのは、見かけも、中身も、そういうのともまた違う本たちでした。
リトルプレス

そうそう、あのお店の2階で食べたお昼、とってもおいしかった。
私はスープを飲みながら、大阪には、きれいな女の人がたくさんいるなあ。
隣の席の真っ赤な縁のメガネの男の子がずっとしゃべってて。
留学から帰ってきたばかりみたいでした。

色とか、形とか、手触りとか?
目に見えなくて、いつのまにか通り過ぎる、風のような。



[2008/08/22 21:55] 旅日記 | トラックバック(-) | CM(0)

そういうつもりじゃ 

おはようございます。
今朝はキトリと朝のお散歩に出かけました。
いつもはパパの担当だけど、今日は私。
涼しくていい気持ちです。

自由に走り回れる草むらでしばらくキトリと一緒に遊びます。
朝露で、運動靴の中が濡れてきました。
夕方のお散歩だとそういうことはありませんから新鮮です。
ひとしきり走り回りました。

キトリ、そろそろ行こう。

あれ?
キトリが来た道を引き返そうとします。
さてはパパ、いつもここから引き返してるに違いありません。
ほんとに怠け者なんだから。

キトリ、こっちの道行くよ。

少し引っ張って歩き始めたものの、花壇の近道は、その先の畑の畦道の朝露でひどく濡れそうです。

下の道を回って行こうね。

あ、そういえば今日は水曜日。
水曜日と土曜日の朝は、「向井パーク」でお野菜市をやってる日です。

「向井パーク」はただの畑だけど、端っこに小さな小屋風のが建ってて、それがちょっとした基地みたいになっていて、何だか楽しそうなところです。
ゆったり椅子や大きな板のテーブルが置いてあって、畑の合間にラジオを聴いたり、雑誌を読んだりしてるみたい。
その小屋の前に、「向井パーク」って書いた板が吊してあるのです。

「向井パーク」の畑はとても立派で、お野菜の種類も豊富。
丹精されているのが誰の目にも分かります。

小屋の端に、「水曜日と土曜日 朝6:00~8:00 」って書いて貼ってあります。
古い洋服ダンスの中に棚が作られてて、その日はその扉が開いて、そこにお野菜が並んでいるのです。

私はめったに朝のお散歩をしないけど、ちょっと前にたまたま野菜市の朝にここを通って、きれいなお茄子をもらいました。

お金、あとで持ってきますね。
いいよ、勤めがあるから、もういなくなるから。

あれから、何回か100円玉を持って通ったけど、会えなかったんですよね。
今日はさすがにおじさん、いるだろうな。
なんだか恥ずかしいな、あのまんまになっちゃってて。

いやあ、今日は、偶然こっちの道を通っただけで、水曜日だからってわけじゃないんだけどなあ。
困ったなあ。
お金持ってくればよかったなあ。

またお野菜持っていっていいよーって言われたらどうしよう。
わざわざ、こっち通ったわけじゃないんだけどなあ。
そうだ、つゆ草を手に持っていたら、なんとなく自然に見えるはず。

「向井パーク」の小屋が見えてきました。
つゆ草をひらひらさせながら、実はさっさと歩いてゆきます。

向こうに麦わら帽子のおじさんが見えました。
ひゃっ、目が合いました。

おはようございます。
おはようございます。

いつもの朗々とひびく明るい声です。

見ると洋服ダンスがなぜか閉まっています。
あれ、お野菜もう無くなっちゃったのかなあ。
おじさんはというと、そのまま向こうで何か作業を続けています。

「水曜日 土曜日 朝6:00~8:00」

貼られている白い紙を何となく読んじゃいました。

確か今日は水曜日だよなあ。
もう、7時近いから、終わっちゃったのかな。

いや、そういうつもりじゃなかったんですけどね。



[2008/08/20 11:20] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

休暇の終わり 

おはようございます。
朝、ひととき激しい雨が降りました。
さっきからようやく蝉の声です。

昨日、実家から家への帰り、ちょっとだけ弟のところに寄りました。
行ってみると、弟はベッドの上のテーブルに向かって何やら書き物をしていました。
朝からリハビリも忙しかったそうです。

病院中が急に動き出して、お盆休みも終わったなって感じがするんだよね。

全体に明るくて楽しげなリハビリ病院の内部。
誰もがみんな長い休暇の中にいるように見えます。
そこでも、お休みが終わって、日常が訪れたようです。

私も家に帰ってきました。
先月末からの、長い長い旅行生活の終わりです。
あんまり旅ばかり続けていたせいでしょうか。
昨日、久しぶりに帰ってみると、どこかよその家みたいな気がしました。
静かで落ち着いた実家の暮らしが日常で、何だかこちらでの毎日の方が、浮ついてお祭り的です。

病院の帰りにふと見ると、玄関に義妹の傘が忘れられていました。
昨日は行かないと言っていたのに、やっぱり来たのでしょう。

突然の夕立。
少し離れた場所にある病院に、毎日来ること。
食卓の上の旅行本。
アイロン待ちのシャツやハンカチ。

日常という旅暮らし。


[2008/08/19 10:10] 日記 | トラックバック(-) | CM(2)

遠泳 

こんにちは
曇っているのに、とても明るいお昼間です。

テレビの画面にはオリンピックのソフトボールが写っています。
誰も見ていません。
私のほかは、みなお昼寝です。

午前中、里帰りしている私のところにいとこが会いに来てくれました。
のんびりやさんで、ちょっと不器用。
相変わらずの細くてかわいい声で、私のことを以前のようにお姉ちゃんって呼んでくれます。

男の子を2人連れてきました。
3年生と2年生。
2人とも、50メートル泳げるのだそうです。
スイミングクラブに入っているわけでもないのに、競技会に出たんですって。
それを聞いて、ふ~ん、やっぱりー。

目の前の優しくて、かわいい彼女からはちょっと想像できませんが、彼女は、子供の頃からとても体力に恵まれているのです。
3人の兄弟が全員です。

例えばね、学校のマラソン大会はみんな当然のように毎年1位。
それも悠々。
遠泳大会ももちろん楽々優勝です。
彼女も、これといって頑張る気配も無いのですが、先生に勧められて、いつもなんとなく男子に交じって泳いでいました。
ふんわり、やわらか。
いつもいつのまにかって感じの一番でした。
陸上部も良い成績だったように聞いていましたけれど、人と争うなんてとんでもないという彼女には、どう考えても向いていません。
きっとこれも先生に勧められて何となくだったのでしょう。

ついこの間まで小さな町の、小さな小さな保育園の保母さんだった彼女は、
市町村合併で、今は隣の大きな市の保育園の保母さんになりました。

いつも明るい彼女が、仕事の話になると、とてもつらそうです。
研究発表とか、研修とか、残業も多くて、少しも保育室にいられない。
お母さんが入院して大変だった時も、帰らせてもらえなかった。
他の人がどんどん先に辞めていくの。

聞きながら、もう仕事を辞めてしまった私に、味方して欲しいんだなって思いました。
やめちゃえばって。

お姉ちゃん、私、そろそろ帰るね。
お昼ごはんを作らないといけないから。

旦那さん、なかなか難しい人らしいよ。
あとから母に聞きました。

赤い水泳帽が、海面にバラバラに浮かんで、遠い沖を目指しています。

一番先頭を、ゆっくりとしたフォームで泳いでいるのは、女の子。

みんなを振り返って手を振りました。
もう随分向こうに行ってて見えないはずなのに、笑っているのがなぜかはっきり分かります。
砂浜にいる誰もが、笑って彼女に手を振り返します。

がんばれー。



[2008/08/17 15:43] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

夏休み 

おはようございます。
雨上がりの朝です。
娘が一年生の時の朝顔が、今年も花をつけています。

実家に来ています。
先月初め、弟が突然の病気で入院しました。
幸い、完治する病気だということで、ホッと一息。

以来、小学校3年生と1年生の甥っ子たちが、毎日来ています。
野球が大好き。
お揃いのニューヨークヤンキースの帽子をかぶっています。

すぐ近くに住んでいるので、ここから子供会のドッジボール大会とか、プールとかに出かけていきます。
おじいちゃまと、大騒ぎでWiiをやったり、野球を見たり。

昨日、今度は私達家族がやってきて、たーいへん。
その夜は、久し振りに子供たちが居ませんでした。

Wiiやろうよ。
よし。
今日は娘とおじいちゃまの2人です。

あれ?
画面の成績上位者のところにはおじいちゃまの名前がずらり。
得意は玉落としゲーム。
大笑いです。

次はスキージャンプゲームに挑みます。

おじいちゃま、あの枠が黄色に変ってから飛ぶといいんだよ。
ほんとか。

スキージャンプゲームは、どうしても子供たちの方が成績がいいのです。
ライバルのいない間に、成績上位進出を狙います。

甥っ子たちにも、おじいちゃまにも、いつもとちょっと違う、思い出の夏休みになりそうです。



[2008/08/16 09:02] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

またまた旅へ 

こんばんは
いつも台所の窓に来るヤモリが、今日はまだ来ていません。
どこかに寄り道でしょうか。

明日から、お盆の帰省です。
今度は中3日で、再び旅の空。
夫の里から、そのまま私の里へと移動します。
旅から旅のフウテン暮らしです。

ああ、こんな旅暮らしをしていると、自分の生涯の仕事とか、将来の夢とか、そういうことは考えられなくなっちゃうものなんですねえ。
今日が楽しきゃそれでいいやって感じです。

さくら、こんな兄ちゃんを許しておくれ。

ああ、このままでは、本当の根無し草になってしまいます。
私を堅気につなぎとめるものって一体なんでしょう。

そう、それってやっぱり家族ですよね。
でも、考えてみたら、夫と娘は、私よりもっとフウテン的人間。
旅から旅への暮らしになっても、何の悩みも感じないに決まってます。

研究?
そんなものは、とうに忘れてしまいました。

私はこの先どうなってゆくのでしょう。


「さくら、ママは、私を堅気に繋ぎとめてくれるものを探しに、旅に出ることにしました。
探さないでちょうだいね。」





[2008/08/13 00:01] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

神様のおつかい 

こんばんは
じっとしていると、風があるのがわかります。
夜更けです。

夕方のお散歩の時、旅行中キトリを預かってくださった方に会いました。

この間から、少しだけ秋になりましたね。

私はハッと顔を上げて答えます。

ええ、やっぱり暦のとおりですね。

ほんの少しだけ。
はい、ほんの少しだけ。

ふふふ。
ふふふ。

二、三日前から、少しだけ風が涼しくなったなって思っていました。
私はそのことを誰にも言わずにいました。

黙ってうずくまる私。

夕方のお散歩をしていると、ときどき神様のおつかいに出会います。
近所の人が、神様のおつかいとなって、私に声をかけます。

ね、話してごらん。

相変わらず、まわりの誰もが暑い暑いって言っています。




[2008/08/12 00:41] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

旅日記 鳥取家族旅行 

こんばんは
暦は秋になりました。
その気持ちで、涼しさを探しています。

今度は鳥取に行ってきました。
大阪から、中4日の登板で、2泊3日。
さすがにもうボロボロ。

もとはといえば、旅行好きの夫が提案した家族旅行。
論文でそれどころじゃない気がしたけれど、これも主婦のお仕事、なんちゃって。

夫「どこ行きたい?」
私「う~ん、だったら鳥取。ついでに見ておきたい場所があるから。」

夫は、私が行きたい場所を入れて、日程を考えてくれました。
互いを思いやる、うるわしい家族です。

ところが、何でも思いつきで行動する私の悪いところがつい出てしまって。
2日前になって、どうせ行くならと、地元の公文書館にちょっと質問のメール。
そうしたところ、あれよあれよ。
話はどんどん広がって、見たかった資料など、見せてもらえそうになってきました。
私、研究の神様に祝福されてるかも。


1日目
紹介された郷土史研究家の田村さんと、米子駅で12時に待ち合わせです。
もうこうなったら家族はそっちのけ、まな板の鯉。
案の定、田村さんが全部計画下さっていました。
一行は田村さんの他に、治安維持法違反者の研究をしてる方とか、町並み保存のNPOの方、お孫さんと、合わせて5人。
家族と一緒に回りたいなあと思ったけど、夫と娘は海水浴に行く気まんまん。
米子駅で別れました。

米子市立図書館など3ヶ所訪ねたあげく、ようやく私が研究している人の住んでいた家へ。
蔵の二階からダンボール10箱以上を一緒に降ろしたところでタイムオーバー。
続きは翌日になりました。

2日目
私の宿に近い駅で8:40分に待ち合わせです。
ちょっと早いなあと思ったら、やっぱりちょっと遅刻。

家族とはまた駅で別れました。
もう、二人がどこへ行くのかも知りません。

私は、再び田村さんのご案内で、ゆかりの地を巡ります。
この日の予定ももう決まっているみたいです。
今度は昨日のお孫さんの他に、その妹さんとで、4人です。

目的の小学校を訪ねます。
校長先生の御案内で、昭和初期当時の小学校校舎が、ついこの間までそのまま倉庫として使われていたという、ただの跡地を見てたたずむ一行。
もちろん炎天下。

ここでお孫さんお二人と別れて、田村さんの車で、美しい海沿いを鳥取へ。
海岸沿いに並ぶ大きな風車。
水平線。
今なら分かるけど、細長ーい鳥取県、西の米子と東の鳥取の間が約100㎞。
歴史に詳しい田村さんのお話を聞きながらのドライブでした。

目的地は鳥取県立図書館。
ここで田村さんと別れて一人に。
田村さん、本当に本当にありがとうございました。

しばらく図書館で資料探しをしていると、夫から電話。

終わった?
まだ…。

明治42年から大正4年までが調べきれずに残っています。
ここで諦めたら、もう一度来ない限り分からないままになっちゃう。

鳥取砂丘、二人で行っちゃうよ。
うん。
じゃあ、がんばってね。
……

もしもし、今どこ?やっぱり私も行く。
わかった。

いろいろお世話をして下さった司書さんに御礼を言って、急いで図書館を出ました。

突然、雷が鳴り始めました。
さっきまでかんかん照りだったのに、図書館前はものすごい土砂降り。
図書館前につけてくれた車に乗るまでのほんの1メートルで、びしょ濡れです。
研究の神様が怒ったのかなあ。

砂丘に着いたら雨は降っていませんでした。
娘が乗りたいと言っていた鳥取砂丘のラクダはもう営業終了。
3人で向こうの砂丘のてっぺんを目指して歩きます。
靴の中に砂がたくさん入って、とうとう裸足になりました。
さっきの雨のおかげで涼しくて、砂だけがほんのり温か。

海だー。海に触りたい。
行こ。

娘と二人で走って降りたものの、上がってくるのに大往生。
砂の山は歩いても歩いても登れません。
でもね、それ、いつまでも楽しいことが続きますようにっていう私の気持ちに何となくぴったりだったよ。

3日目 も結局別行動。
帰り道、大山のブナ林の風が涼しくて、爽やかでした。

ヘンな家族旅行になっちゃって、ごめんね。
また一緒に旅行に行こうね。

[2008/08/10 22:19] 旅日記 | トラックバック(-) | CM(8)

旅日記 国立国際美術館 

こんばんは。
夜中になると、涼しい風が吹き始めます。

大阪の旅の続きです。

今回の私の観光テーマはいつのまにか建物。
翌朝、せっかくですからあと1ヶ所と思いましたがこの暑さです。
涼しくて、建物がいいところというので、国立国際美術館に行くことにしました。

大阪駅に荷物を預けてバスにのりました。

バスの中で、白髪の女性が、岩波文庫を開いていました。
麻の白っぽい服に幅広の皮のベルト、編み地のバッグ。
あれは何の本だったのでしょう。

行ってみると国立国際美術館は全て地下でした。
入り口だけが地上に出ています。
建物がいい?
地上にあるのは、角のような高いシンボルだけ。
催しの案内板も外に置かれていました。

「塩田千春 精神の呼吸」
「モジリアニ展」

誰もがみんな、入り口を入ってすぐに、ガラスのエスカレーターに乗って降りていきます。
私も黙ってエスカレーターに乗りました。

降りてゆくその先は、明るくて広い空間でした。
あちこちの椅子にてんでに人が休んでいて、糸のからんだ塩田さんの作品にかがみ込んでいて、案内の男の人が声をあげていて、
それが上からみんな見えます。

私も、その全体がよく見える位置から、次第に降りてゆきました。

かがんでいる人は、作品である数知れぬ靴の一つ一つにつけられたメモを読んでいるのでした。
メモはそれぞれの靴の説明でした。
ただ、どんなふうに履かれた靴かを書いたメモなのに、自然にそこにかがみこみます。

次に、私は白い壁の広い展示空間を茫然と歩きます。
初めは確かに、モジリアニの作品を見ていたはずなのに、気付いてみると私は、いつの間にか、そこに描かれた見知らぬ人物の人間性について批評しようとしていました。

茫然としたまま、私は再びエスカレータに乗りました。
ふり返ると、下の方に、かがんだ私や茫然と歩く私が小さく見えています。

エスカレーターは透明めいて、それがあらかじめ決められた道筋であることに気付かなかったけれど、
私は、さっきからずっと、誰かの描いたとおりの動線を動いていたのでした。

外から見える形はないけれど、これはやはり「建物」なんだなあ。
私は、茫然としたまま、また、全体が見える位置に来ていました。

ただ導かれて行くばかりの我が身。

真夏の道を行くバスの中、岩波文庫を開く私。






[2008/08/06 01:10] 旅日記 | トラックバック(-) | CM(4)

娘を迎えに 



こんにちは
外は、気が遠くなりそうな明るさです。

これから、娘を迎えに行って来ようと思います。

朝、夏休みのクラブ活動に出かけました。
中学校は、一山越えた向こうの山の上にあって、歩くと小一時間かかります。
肩ほどの髪を二つに分けて後ろにくくって、学校指定の黒いカバンを背負って出かけました。

暑い中、一人で歩いていると思います。

お昼に終わると言っていたから、もう、だいぶ歩いたところかもしれません。

ちょっと行ってきます。





[2008/08/05 12:22] 日記 | トラックバック(-) | CM(0)

旅日記 府立中之島図書館 


こんばんは
夕方、油蝉が庭の木にとまっていました。
今日も暑い一日でした。

昨日の続きです。
北浜を歩き回ったあと、中之島公会堂のそばを外から見て通ると、その隣は府立中之島図書館でした。

ギリシャ神殿のようなその建物の正面扉は、石の階段の上に高くそびえ立って、畳4枚分くらいありそうです。
その階段の上には低い柵があって、今ではその扉は開きません。
明治37年築だということでした。

よく見ると、階段横の小さな入り口があって、ここからちょうど正面階段の裏側へと入るようになっていました。
もちろんですが、人の後ろについて入って行きました。

入ってすぐに、ちょっとお風呂屋さんの番台めいたところがあって、年配の女性が二人。

閲覧ですか、座席指定ですか。

目の前にピンクのプラスチックの鍵札がきれいに並べられていました。

閲覧です

渡されたロッカーの鍵は3番。
ロッカーは、すぐ脇の天井の低いところに並んでいました。

建物全体は、左右対称に手を広げたような細長い作り。
目の前の広い階段は、その中央にあって、手すりは自然な流線を描いて途中から左右に分かれています。
2階は、細長い形を廊下が貫いていて、部屋毎に新聞・官報などの閲覧室になっているようでした。
天井が高いせいでしょうか、狭いのですが、圧迫感はありません。
それどころか、何だかゆっくりしたい気持ちになってきました。

何かお手伝いしましょうか。

カウンターの方に声をかけられました。

いえ、見せていただきに来ました。
そうですか。ごゆっくりどうぞ。

その向こうの、少し広い部屋では、立派な建物にそぐわない長机とパイプ椅子。
巨大な旧式のクーラーが控え目に音を立てています。
たくさんの人が黙って資料を見ていました。

普通の機能を備えた図書館になっているのに、会話も、閲覧さえも、この中にいるとドラマみたいな気がしてきます。

3階のコンピューター室で、インターネットをちょっと見ました。
座席番号は18番。

突然私の携帯電話が鳴って、飛び上がらんばかりに驚いて出てみると、大阪に来てから知り合った人からの、夕食のお誘いでした。

図書館を出ると、少し日が暮れ始めていました。
電話には、すぐに行くって答えたけれど、さっき見つけた目の前の橋の方へ行きました。
水晶橋という橋でした。

階段で上がるようになっているせいで、この橋だけは車が通らないまま長い時間がたったようです。
欄干に昔はガス灯だったらしい外灯がぼんやり灯っていました。

私はゆっくり橋の真ん中あたりまで行って、少し川面を見て引き返しました。

一人は気楽で、少しさびしい気がいたしました。





[2008/08/04 22:16] 旅日記 | トラックバック(-) | CM(2)

旅日記 大阪北浜レトロビル 

おはようございます。
さっきまで涼しい風が吹いていたのに、いつの間にか暑くなってきています。
蝉が鳴いています。

大阪に行きました。
夕方、つかの間ですが、北浜界隈を歩いてみました。

印象に残っているのは、丸福珈琲店のある青山ビル(大正10年築)です。
http://www.aoyama-bld-osaka.co.jp/2.html

正面に案内の看板が出てたので、3階のギャラリーをのぞいてみました。
階段の装飾つきの太い木の手すり。
ステンドグラス。
弁護士事務所の木の看板とか、真鍮のドアノブなど。
一気に現代を離れて、どこかで見たテレビドラマの中にいるみたいでした。

ギャラリーの奥さんとしばらくお話しいたしました。
その方のお話によると、これはビル全体で一軒の家だったのだそうです。
1階の丸福珈琲店があったところがお台所。
そういわれてみると、フランクフルトのクララの家みたいな感じです。
階段を上がって来る途中、二階にトイレもありました。
今は、一つ一つのテナントが入っているのは、いろいろなお部屋だったのでしょう。
私は行きませんでしたが、丸福珈琲店の珈琲はかなり苦いそうです。
好きな方は癖になるとか。
この辺りは、戦災で焼けなかったので、いくつもこうした古い建物が残っているのだそうです。

ビルのある通りの、一筋向こうの通りが、道修(どしょう)町の通りです。
日本の主な製薬会社の本社がほとんど集まっていて、
それはそこにある「神農さん」という薬の神様にあやかってのことなのだそうです。

勧められて、身体に良さそうなので、お参りに行きました。
行ってみると、本当に名前を聞いたことのある製薬会社の建物が集まっていました。
何とか製薬もあるし、英語やカタカナ名の会社も並んでいました。
「神農さん」は、それらのビルの谷間の中に沈むようにある小さなお宮でした。

手を清めてお参りをして、おみくじを引いたら、大吉。
「大空に箭をいるごとくさわりなく とつくにまでもひびくその名は」
(その心は福禄身にそなわりその身の才芸世に聞こえてかくれなしとなり)
という、ものすごい内容。
お薬の神様に、思わず才芸の保証をいただいて、これは研究の励みになりそうです。
すっかり気をよくしてしまいました。

ギャラリーの奥さんが、11月にはお宮のお祭りが賑やかにあるんですよって楽しそうに話されていたけど、こんなに小さなお宮だったんですね。
でもきっと、大きな力をお持ちの神様なのでしょう。
ここにある製薬会社の人たちは、そのことに気付いていて、このお宮を大事にしておられるのでしょう。
新しい瀟洒なビルの並びに、祈りのようなものを感じました。

ちょっと古風なおみくじを、大事に持って帰りました。




[2008/08/04 09:03] 旅日記 | TB(0) | CM(0)

あれっ!? 

今日、突然背景の絵がうまく出てこなくなりました。
元に戻せるといいけどな。

このテンプレートもお楽しみ下さいね。

[2008/08/03 23:04] 未分類 | TB(0) | CM(0)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。