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花火 

こんばんは
雷と夕立のあとの山々が遠くまで見えています。
久しぶりの雨でした。

週末、夫の里のお祭りに帰ってきました。
山間部の小さな町の小さな夏祭りですが、毎年花火が上がります。

ところどころに出る夜店は、おまんじゅうとか、金魚すくいとか、ヨーヨーです。
商工会青年部がやっているかき氷とやきとりもあります。
広場では名も知らない若い演歌歌手の女の人が来て歌っています。
かわいい人だかりはおもちゃ屋さん。
本屋さんやおもちゃ屋さんのないこの町の夜を、裸電球が煌々と照らしていて、夢のお城のようです。

花火が始まりました。

町のあちこちで、みんなそれぞれ花火を見ています。
道に立ち止まって、二階から、家の前に椅子を出して。

私たちは毎年、橋の途中に座って見ます。
今年も急いで橋まで行って、並んで腰かけました。

大きいのが上がるたび、あちこちでわあ~っと歓声が上がります。
きれい~とか、大きかったねとか、 赤だったねとか。

山あいの小さな町に、花火は思いの他たくさん上がります。
流れ落ちるのや、めいめいの方向へ散ってゆくのもあります。
いつのまにか誰も何も言わなくなって、私は、離れている人のこととか、昔のことを思い出していました。

やがて大きな花火が一度にたくさん続けて上がって、なぜか誰にもこれで終わりだなあって分かります。

一瞬の静けさと闇。
みな黙ったまま、それぞれ立ち上がって、歩き始めました。

今年の花火も、とてもきれいでした。

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[2008/07/28 20:47] 日記 | TB(0) | CM(2)

里帰り 

毎日暑い日が続いています。
また蝉が鳴き始めました。
蝉の声のせいか、暑さで頭がぼんやりするせいか、ああ、これはいつかと同じ日だと言う気がいたします。

連休に、娘を連れて実家に帰りました。
弟が体調を崩して入院したので、父と母が元気のいい甥っ子たちの世話に追われています。
私は手伝うつもりで帰りましたが、ほとんど何も出来ずじまい。
私と娘にとっては、やっぱり楽しい休暇という具合になったのでした。

家に戻った晩の、父と母へのメール。

「大変お世話になりました。
帰りの新幹線は、乗るのがやっとの大混雑でした。
トイレの前に二人でしばらく向かい合って立っていましたが、彼女はとうとう自分のカエルバッグに腰かけました。
こだまにすればよかったー。

彼女は今、ピアノの練習をしています。とても感心です。
ラジオ英会話も続いています。
いただいたお小遣いで、トウシューズを買ってあげないとです。
おじいさまからいただいた半パン、大きさぴったりで、Nさんとても喜んでいました。なぜか半パンが足りなくて欲しかったのだそうです。
ありがとうございました。
私にいただいた国籍不明ワンピースもなかなかいいみたいです。
とても大きいのに、おばあさまはどうやって着るおつもりだったのでしょう。
秋になったら着て大学に行きます。

今日の夜は、また子ども達がやってきましたか?
出がけに夕食を作って差し上げられなくて残念でした。
あのあとマヨネーズを忘れず買いましたか?気になっていたのに言うのを忘れてしまいました。

また遊びに行きます。どうぞ気をつけてくださいね。
今夜も羊まくらでぐっすりおやすみ下さいませ。」


「満員のお話を聞いてあなた達の小さい時の事を思い出しました。
広島から帰る汽車はいつも満員。
大きい大人の人達の足の辺りで、一生懸命に上を向いて立っていた2人。
列車が動く度にパパもママも一生懸命足をふんばっていたこと。
あっと言う間に時代ものぞみに乗って走っています。
私共は精一杯こだまで、といったとこでしょうか --- 

暑い中ご苦労さまでしたS子さんも忙しいのに来てくれ楽しくうれしかったですよ

又待っています。   」 
[2008/07/22 17:00] 日記 | TB(0) | CM(0)

真昼の出来事 

こんにちは
さあっと夕立が降りました。
キトリの毛布が濡れてるって思いながら、なぜかぼんやりと見ていたりする、
今日はそういう午後です。

さっき、いつもの漢方薬のお医者さんにお薬をいただきに行きました。
いつもどおり医院の前に車を駐めて、待合室のゆったりソファーでくつろぎます。

そこへ若い警察官が入ってきました。
あのう、前に駐めてある車は?
あ、私のことだ。
手を挙げて、はい、私のです。
昨日から駐車していて邪魔だって通報があったのですが、昨日からではありませんよね。
もちろん駐めてからまだ10分もたっていません。
でも、家の前とはいえ路上駐車ですから、私は仕方なくおまわりさんの後ろについて外に出ました。

一応免許証を見せてください。
はいはい。
ところが、いつも必ず持って歩く免許証がありません。
学生証とか、あちこちの図書館の利用者証とかが一緒に入っているケースなんだけどなあ。いつも絶対持ってるのに。
お名前と生年月日をお願いします。

あちゃー、免許不携帯だー。
いくらかかるんだったっけー。
こりゃ、このまま駐禁もとられちゃうな、まいったなあ。

パトカーの中で問い合わせている模様。
かんかん照りの中、病院の若奥さんが出てこられました。
私は車に置いてあった麦わら帽子をかぶりました。

あの無邪気そうな若いおまわりさんが戻ってきました。
今、無免許でないことが分かったので…。
すると奥さんがちょっとムキになったご様子で、
あたりまえでしょ。このいでたちを見て、無免許だって思いますか。
ん?いでたち?

いえまあ、運転するところを見なければ、切符を切ることはありませんので。

私ったら、にっこりしてうなずいていたけど、あんまり意味が分かっていませんでした。
そしたら奥さんが、
目の前で運転しなければいいんですよ。ちょっと待っててくださいねー。
おとうさーん。

結局、ご主人が、あごから汗のしずくを垂らしながら、ご自宅の車をどこか遠くへ移動して、それからそこへ私の車を入れてくださったのでした。
パトカーはその様子を途中まで見学して、静かに去っていきました。

お薬をもらっての帰り道、私はしばらくドキドキがやみませんでした。
不携帯運転で家へ向かっているから?
いえいえ、そうではありません。

パトカーには、もう一人ベテランの警察官の方が乗っておられました。
きっとあの方の指示なのでしょう。
病院の皆さんにも、いろんな方に親切にしていただいて、結局私は全くおとがめなし。
強い陽ざしの中の、さっきまでの出来事が、ほんとうにあったことなのかどうかわからくなりそうな、不思議な感じにずっと包まれていたからです。

こういう時は、どこかで方違えするに限ります。
前から行ってみたいなあって思っていた和菓子屋さんに寄りました。
クーラーの効いたお部屋で、冷たいあんみつ。
涼しくなったせいでしょう、だんだん気持ちも落ち着いてきました。
さあ、気を取り直して出発です。

和菓子屋さんを出てまもなく、踏み切りを渡って近道の狭い道で、パトカーとすれ違いました。
たぶん、さっきのお二人だったと思います。

花の刺繍が入った木綿のワンピース、助手席には麦わら帽子。




[2008/07/19 15:37] 日記 | TB(0) | CM(2)

ボタンつけ 

こんばんは
まるくてきれいな月の晩です。

みんなが寝静まってからが、私のほっと一息の時間です。
今日はさっきボタンつけをしました。
娘の青いサッカー地のパジャマの、一番上のボタンです。

洗濯物をたたんでいて、

あ、ボタン取れてたんだった。

何ごとにも構いつけない娘は、ボタンが取れたまま平気で着ていました。
青い半ズボンから、細い足がにょきっと伸びて、その長いのに内心びっくり。

洗濯物をたたみ終えてパジャマを手に取りました。
2番目から下には、プラスチックのきれいな水色のボタンが並んでいました。
これなら確かずっと前に拾って…。

お風呂場のガラス瓶の中。

木の。
白い小さいの。
水色。

あったー。

お気に入りの小さな裁縫箱を出して、食卓の椅子に腰掛けて、ボタンつけです。

今度これ着たとき、びっくりするかなあ。
あれ、ボタンがついてるーって言うかなあ。
これ、ボタン取れてたんじゃなかったっけーって言うかなあ。
気がつくかなあ。

大人のよりほんの少し小さい、青いパジャマを広げてみます。
まるで何ごともなかったように、水色のボタンがちゃんと並んでいます。

あれ、確かボタンが取れていたような…。
気のせいかなって思うかな。

魔法だよ魔法だよ。
ふふ、ママは魔法使いなんだよ。

おや、そのボタン、きれいな水色だね。




[2008/07/16 23:29] 日記 | TB(0) | CM(0)

朝の水やり 

おはようございます。
今いる食卓のところまで、涼しい風が吹いてきます。
気持ちのいい朝です。

このごろ、朝の水やりは欠かせない日課です。
玄関周りと、お庭に水を撒きます。
おとといまで、大きなじょうろで何往復もしていたけれど、とうとう音を上げて、ホースです。

まずは玄関周り。
植木鉢のゼラニウム、いちご、ごちゃごちゃの寄せ植え。
ミニバラは葉っぱが虫に食われてまばらです。
最近植え込みにつるの草が生えてきて、それが元気で元気で、いろいろなものに絡まってきています。
シャガの葉っぱに巻き付いたのであきれていたら、とうとうナデシコまで。

向こうの八つ手に向かってホースを高くして、えーい届けーって水を飛ばします。
虹です。虹。
この位置に虹が出るのは、朝のうちだけ。貴重です。

おっと、お水のやり過ぎになってはいけないので、今度はお庭の方に移動。
ずっと怠けているので、庭には花らしきものはほとんどありません。
バラのつるにちょっとと、足もとにピンクのかたばみ。
あとは、木のようになってきたなんとかデージーが、たくましく外に向かって花をつけています。

隅っこの方にも水を届かせます。
小さな庭は、ここのところ降り続いた雨で、草ぼうぼうです。
草にもお水をあげます。
緑色が一層きれいになります。

毎朝、この小さな小さなお庭に、水を撒きます。
何にもないお庭です。
芙蓉やユキヤナギが風に揺れているのを見ていると、涼しい気持ちがいたします。



[2008/07/10 10:10] 日記 | TB(0) | CM(2)

願いごと 

こんばんは
夜になると、ようやく涼しくなってきます。

今夜は七夕。
星が少し見えています。
晴れてよかったと、心から思う晩です。

長くもあり、短くもあるこの一年という時間。
織り姫と彦星はもう打ち解けて話をしていますでしょうか。

私のいるリビングの灯りに、笹飾りが浮かんで見えています。
提灯、すいか、天の河。
娘が幼い頃は、いろいろな飾りを作っていました。
今年はもう、お願い事の短冊ばかり。

色紙と千代紙の短冊です。
たくさんの願い事が飾りとなって、笹の葉をいろどっています。

そうそう、娘は、一番のお願い事を上の方に飾るのだと言っておりました。

薄いピンクの色紙の短冊。

「バレエの先生によく見てもらえますように」

一番のお願いがあんまりささやかすぎて、なんだか涙が出てきます。

夜が更けて、少し風が出てきました。
短冊が、笹の葉先でほんの少しだけ風に揺れています。

「夏休み、休めますように」
「論文が締め切りに間に合いますように」

笑ってしまうような、私たち家族の願い事です。




[2008/07/08 01:12] 日記 | TB(0) | CM(2)

夏の真昼 

こんにちは
暑くなりました。
ツィツィ チチチ  ツィツィ チチチ  って鳴く鳥の声がしています。

外はとても明るくてまぶしいほど。
家の中は、少しひんやりしていて、食卓がいつものように静かにここにあります。
夏の真昼です。

ずいぶん前もこうだったなあって思います。
おんなじ。

桜の木が見えて、空が青くて。
ずーっと向こうに見える高速道路を、ちいさな車が走っています。

私のそばの籠の中で眠っていた赤ちゃんは、いつのまにか制服を着て学校へ行ってしまいました。
私は仕事に行かないで、芙蓉の葉裏の小さな虫をぼんやりと見ています。

心に残る人との出会いとか、ひどく失望した経験とか、そういうことが、あったような無かったような。

何も変わらない、夏の真昼です。




[2008/07/04 14:58] 日記 | TB(0) | CM(0)

私のお気に入り 

こんばんは
雨が多いこの頃ですが、お元気でいらっしゃいますか?

今日は、このごろの私のお気に入りを集めてみました。

朝の水やり。
しましまの水筒。
花火の便箋。

チョコレートの詰め合わせ袋。
フェリシモのカタログ。
ねむのはな。

飾りのついたサンダル。
大学のカフェで遅いお昼。
ハンカチの引き出し。

近くの映画館。
いただいたTシャツ。
お花のお稽古。

セロリのきんぴら。
薄い水色のクレンジングオイル。
夜中のアイロンかけ。

なんてことない毎日。



[2008/07/02 20:54] 日記 | TB(0) | CM(4)

名ふだ 

こんにちは
今日から7月ですね。
外から帰ってくると、家の中がひんやりと感じられます。

明るくて、まぶしい真昼の道を運転して帰ってきました。
途中短いトンネルに入ったら、中が暗くてびっくりしました。
外へ出ると、また明るくってまぶしい真昼でした。

信号で止まってる時、何となく前の車のナンバープレートを見ていました。

ふ 30ー77

おや。
ひらがなのふ。
いつも見慣れた活字の明朝体でもゴシック体でもありません。
太くて、筆遣いもしっかりした丸い形の「ふ」です。

しっかり書いてあるなあ。
まるで手書き。

信号が青になって、「ふ」と書かれた銀色の車が、私の前を進んでいきます。

父の字で黒々と名前の書かれた名ふだをつけて登校していた小学生の時は、幸せだったかも知れません。
名ふだがいつも胸にいて、私に向かって小声で、堂々としていなさいってしょっちゅう言っていました。
忘れ物を取りに帰る真昼の道、名ふだも、その上にちょこんと着いた学級委員のバッジも、いやだったなあ。

大人の私の胸には、堂々としていなさいって小言めいて言う名ふだはもういません。

見慣れた家についてから見ると、私の車には、下手っぽい字で 「ら」 と書かれていました。



[2008/07/01 16:08] 日記 | TB(0) | CM(2)
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