2008年宇宙の旅 

こんにちは
風はとても冷たいけれど、陽ざしはまぶしいくらいの明るさです。
いいお天気なりました。

みなさま、どんな春をお迎えですか。
私はさっき、レースのカーテンをお洗濯しました。
洗い上がったら、まだ乾いていないカーテンをすぐに窓に掛けて、いっぱいに窓を開けます。
これで干しているのです。
窓からの風が真っ白です。

音を消したまま点けているテレビは、古い宇宙ドラマ。
宇宙船は、赤い絨毯が敷かれていて、壁のライトがしゃれています。
Tシャツっぽいユニフォームの男の人が、何だかとっくみあいのケンカをしています。

宇宙の旅!
開いた窓からの陽ざしと風。
宇宙船はもう、春の中を航行中です。
操縦室の出窓には、子どもが描いたオオトリの絵に並んで、ちゃんと望遠鏡があります。

船内にはまだストーブとおやかん、休憩用の和室にはこたつ。
快適、快適。
カゴにバナナとみかんとりんご、昨日いただいたモナカ。
燃料十分。

余ったお花をコップに挿して食卓に置きました。
ユキヤナギとスイートピーです。

天気晴れ。視界良好。風向き良し。

順風満帆。

[2008/02/28 10:52] 日記 | TB(0) | CM(6)

春の雪 

こんばんは
午後から雪が舞い始めました。
雪は見る間に、草の上にまだらに積もりはじめています。
昨日みつけたイヌフグリ、確かこの辺のはずなのに見当たりません。

春の雪って、ひんやりとして、とても冷たい気がいたします。

春の雪の舞う中を歩いていると、何かを決意した時のような、そんなきゅーっとした気持ちになります。

確か、赤穂浪士の討ち入りの日は、季節遅れの雪だったとか。
この雪も、どこか誰かの、そういうせつない決心が、降らせているのかもしれません。

大事なことがあるからって、見ないようにしても、やっぱりどこかで春を感じてしまう。
討ち入りにかかわった人々も、春を感じていたでしょうか。

この雪を降らせている、遠くの誰かの決心が、どうか実りますように。



[2008/02/23 19:36] 日記 | TB(0) | CM(0)

通りすがり 

こんばんは
暖かい一日でした。

お散歩中のキトリは、すれちがう人みんなにご挨拶いたします。
モモちゃんのお母さんや、野菜のおじさんが遠くに見えたらもう大変。
力一杯ひっぱって、手を離すと、ついに一人で走っていきます。
たくさん撫でてもらって、大満足。

知らない人にも必ずごあいさつします。
頭をよしよししてもらって、かわいいねって言ってもらったら、納得してバイバイします。
時々、イヌ嫌いの方があって、大きく向こうへよけて行かれます。
その時はがっかり。
仕方なく諦めます。

今日、近所の高校の生徒らしい女の子が優しく撫でてくれました。
ラケットより細長い、何かのケースを肩に掛けています。

かわいいワンちゃんですね。
それ、何ですか。
ゴルフのクラブです。

色が白くて、ふわっとした髪の、女の子です。
とても華奢で、ゴルフをする姿はあまり想像できません。

全身運動で、結構きついんです。
もうやめようと思って。

今は年度の終わり。
一年生だとしても、一年間はゴルフ部に在籍したのでしょう。
大人と違って、高校三年間はたぶん永遠に似ています。

突然、フェンスを越えて、ソフトボールが飛んできました。
ボールを追ってきた男の子の方へ向かって、キトリがぐんとリードをひっぱりました。
一瞬のことでした。
大事なときに、彼女から目を離してしまいました。

そうなの。
もう決めたの?
大丈夫?

そうやって、声をかけることが出来ないままになりました。
クラブを続けるかどうか迷うこと。
収入にも、将来にも、直接つながらない、なぜやってるのか、意味も何も分からない。
大人が仕事について同じように悩むのと、どちらが重いとも。

通りすがりの、見ず知らずの人である私。

キトリは、すれ違う人みんなに、全身で近寄ろうといたします。
知っている人かどうか、犬を好きかどうかなんて全然関係なし。

ゆるい坂道をおりて行く紺の制服。
もう少しだけ、彼女に関わりたかったな。



[2008/02/22 23:20] 日記 | TB(0) | CM(0)

代車に乗って 

こんにちは
午前中はよく晴れていたのに曇ってきました。

さっき、車検のための代車が我が家にやってきました。
水色の、少し小さめの車です。
本当の水色ではなくて、少しみどり色がかって光沢があります。
車には何のこだわりもないけど、この車はきっと買わないだろうなあっていう感じです。

今日は、それに乗って出かけることになると思います。
買わないはずの車に乗って出かけるからには、どこかいつもと違うところに行かなければならないような気がしてきちゃいます。

そうそう、以前、ピンクのようなみどりのような、あえていえば玉虫色というしかない車が代車としてやってきたことがありました。
心なしか車高も低い気がしました。
その車ででかけると、車線変更しようにも、誰も道を空けてくれないのが驚きでした。

ちょうど折も折、その車で、職場の大先輩と仕事で郊外に出かけることになりました。

すごい色ですねえ。
音もすごいんですよ。

先輩とのどかな話をしながら海岸沿いの国道をドライブをしておりますと、
突然、なぜか怖い車に追いかけられはじめました。
すごく怒っている様子です。
走りながら横にぴったり付けて、止まれって言っています。
怖いので逃げたら、追いかけてきて、私の前へ入ります。
また逃げます。

止まるのも怖いし、しかたなーい、知らん顔して走っちゃえー。
先輩は大男だし、いざとなれば大丈夫。
あー、寄ろうと思ってた喫茶店、通り過ぎちゃったー。
うひゃあ、なんでこんなに追いかけてくるのー。

どのくらい走ったでしょうか、向こうが前に出た瞬間、さっと横道に折れたら、どうやらあきらめて去っていってくれたようでした。

ふう、怖かったですねー。でも、一緒にいて下さったので、心強かったですう。
いやあ、私は平和主義者ですから。

さあ、これからこのちょっとヘンな水色の車に乗っておでかけです。




[2008/02/19 15:19] 日記 | TB(0) | CM(3)

慈雨 

こんばんは
陽ざしは確かに春なのに、寒くて雪が時折。

昨日、美術展に行きました。
大学の卒業制作展と、それとあわせて行われた卒業生の作品展。
どこかに私の友人の作品もあるはずです。

展示場のところどころにやわらかいとき色の林檎。

階段の絵。

中庭のある家の模型。
でもその家は、まだ完成していません。

黒い紐のような線だけで描かれたアニメ。
人になったり、モノになったり。

何でもいいんだなあ。
何でもいいんですよ。

天井の高い、県立美術館の地下ギャラリー。
明るい色や薄い色が多くて、部屋全体が何だか明るさに包まれていました。

彫像が、目を閉じて、こころもち上を向いて、少し微笑んでいます。

気がつくと、部屋全体に優しい雨が降りそそいでいるのでした。




[2008/02/18 00:33] 日記 | TB(0) | CM(0)

春の参観日 

こんばんは
少しずつ春らしくなってきましたね。
お昼間、ひとりでいると、ついうとうとのこの頃です。

今日は小学校最後の参観日でした。
参観日に行くのもこれで終わりかーとしみじみしながら出かけました。
しかし、聞いてみると、この頃は中学校もけっこう頻繁に参観日があるのだそうです。
それを聞いて気が抜けたせいでしょうか、
命の大切さを学ぶとという尊い道徳の授業が、なぜか、眠くて眠くて。
45分が長くて長くて、立ったまま眠って崩れおちそうでした。

実は、以前にも激しく居眠りしていたらしく、

お母さんどの人?
うん、今言えない
もしかしてあの人?
うん
いろいろ大変なんだね

という会話があったそうです。

ごめんね、ママ、また寝ちゃったみたい。



[2008/02/15 21:50] 日記 | TB(0) | CM(9)

小鳥 

こんばんは
寒いけど、よく晴れた一日でした。

きのう、庭のシラカシの木に、きれいな小鳥が来ているのに気がつきました。
ときどき見かける鳥です。

しばらく見ていると、もう一羽、色の違う小鳥も来ました。
枝の間を出たり入ったり、上に行ったり、下に降りたり。
そのうち二羽ともどこかへ行ってしまいました。

小鳥が来るって、どうしてこんなに嬉しいんでしょう。

名前を知りたくなって、インターネットの野鳥図鑑を見ました。
目の辺りの白い線、お腹のきれいな色。
はっきりと覚えているのに、図鑑の中にはそっくり同じ小鳥は見つかりませんでした。
夜になってから、ヒタキのつがいだったかもしれないなあって、ぼんやりとそう思いました。

今日、また来るかなって、私は昨日と同じように、座って静かに過ごします。

そしたらね、いつのまにかメジロが二羽。

ありがとう。

あのね、今日ね、私のところに、きれいな小鳥が来た。



[2008/02/14 19:49] 日記 | TB(0) | CM(4)

飛び石 

おはようございます。
窓からは一面の雪景色
陽があたって、どこもかしこもきらきらです。

昨日、中学校の先生を休職して大学院に来ている友人とお昼をしました。
勉強が楽しいって、本当に楽しそうでした。

学部を卒業したときは、働かなくちゃいけなかった。
自立して、頑張ろうって思ったって。
時々、よく勉強なんかできますねって言われるけど、意味が分からない。
やっとなの。

私もね、今が一番楽しい。
前に戻ってやり直すなんて、考えられないよねー。
ははは。
ふふふ。

小さな心残りが、毎日いっぱい。
あの時、走ってたら間に合ったのにー。
あ、ついでに切手買うつもりだったのに忘れちゃった。
おはよって声をかけたらよかったかな。

分かってるんだけど、出来そうなんだけど、しなかったり、できなかったり。
でも、それがいつも、ちょっとだけ私の背中を押してくれています。
向こうに渡る、小さな飛び石。

小さかった娘に、毎日おかえりって言ってやりたかったな。
修士論文、もっとちゃんと書きたかった。
もっと優しくすればよかった。

庭の下萌の緑の中の、大小の飛び石。
わざと曲がってすすんでゆく小道。



[2008/02/13 09:22] お友達 | TB(0) | CM(0)

贈りもの 

こんばんは
陽ざしが明るくなってきましたね。

今日、おでかけのついでに、駅前のデパートをのぞきました。
冬物がすっかり安くなっていました。

紳士物のセーターやシャツが並んだワゴンの中を見ていると、
そばでしばらく様子を見ていた店員さんが、
黙ってセーターを一枚、そっと透明の袋から出して広げて見せてくれました。
とても上等な薄手の紺のセーターでした。

あ、素敵。
これ、前には色違いで黒もあって、女性の方がプレゼントにって買われたんですよ。

その若い店員さんは、小さい声で、ちょっとうれしそうに言いました。

今はほかのと一緒にこうしてワゴンに入っているけれど、これは特別なセーターなんです。
私には彼女がそう付けくわえたのが聞こえたような気がしました。

その黒のセーターは、きっと心を込めた贈り物として買われていったのでしょう。
店員さん、あなたがそれを丁寧にたたんで、箱に入れて、まっさらの包装紙に包んで、それからリボンをかけたんですね。

知らない誰かが贈り物に込めたたくさんの気持ちが、
今日になってこうして、見知らぬ私のところにも届いてきました。




[2008/02/09 00:30] 日記 | TB(0) | CM(3)

ホットケーキの思い出 

こんにちは
朝は雪だったのに、今はもう晴れています。

家にじっとしていると、ホットケーキが食べたくなりました。
二段重ねの上にバターがたっぷりのったホットケーキ。

学生時代、短い間でしたが、歴史の本を書かれる先生のお手伝いをしたことがありました。
毎日、大学の近くの建物に行って、表から人の名前を探して数えたり、何か切り取って貼ったりしました。
私より前から同じ仕事をしていた彼女は芸大の院生でした。
部屋には、大きな応接セットが置かれていて、高い位置からカーテンがさがっていました。
先生は時々来られるだけでした。

その部屋には、もう一人、別の仕事をしている大人の人がいました。
校正の仕事をしているそうでした。
ご主人が亡くなったのでこの仕事をしているとおっしゃっていました。
窓を背に、一日大きな机に向かっている彼女は、寂しそうでも、困っていそうでもなくて、
静かで淡々として、きれいでした。

私たち3人は、お昼休みによく、大学のカフェに行きました。
みんな決まってホットケーキを注文しました。
全部は食べられないって思うほどバターがたっぷりのっていました。
カフェはいつも人がいっぱいでした。
中二階の席のそばには、鋳鉄の唐草模様のような格子がついていました。

彼女が、ホットケーキに添えられたたっぷりのバターを、何事もない様子で全部食べてしまうのが、似合わなくて、いつ見ても意外で、楽しくて、大好きでした。

カフェの帰りに、3人で大学の古い建物の中にあるプールを見に行ったこともありました。
それから後、そこを通るときは、プールのある辺りを横目で見て通りました。

芸大院生の彼女は、歩きながら私に、「考えることが大事だと思った」ことについて、熱心に話してくれました。

大きな木が多くて、散歩によい大学でした。

今ではもう、その時の、何が本当にあったことなのか、そういう日々が本当にあったのかどうかさえ、わからなくなってきました。

ただ、今でも、ホットケーキには、バターがたっぷりのっているのがいいと思うのです。





[2008/02/07 19:01] 思い出 | TB(0) | CM(2)

きつねの嫁入り 

こんばんは
今日も寒い一日でしたね。
もう春だと思うと、それも、気持ちのよい冷たさに思えました。

お昼前、晴れているのに、ぱらりと雨が降ってきました。
きつねの嫁入りです。

きつねの花嫁は、こんな日に、親元を離れて嫁いでいくのですね。
嫁入り行列をしてもらうからには、大切に育てられた娘さんに違いありません。

父親に軽く手を取られて、歩いてゆくのでしょう。
立派な衣装も角隠しも、雨に濡れるのでしょう。

結婚前に、母から津和野の和紙でできた簡単な花嫁人形をもらいました。
ずっと長い間、何となくそれを壁に飾っていました。

晴れているけど、雨が降ってる。

嫁入りはみんな、きつねの嫁入り。



[2008/02/05 23:39] 未分類 | TB(0) | CM(0)

今日から春 

こんばんは。
よく晴れていたのに、急に雨になりました。

今日のお昼は、少し遠くの病院までお薬をとりに参りました。
診察が終わってから見ると、お財布に少ししかお金が入っていません。
あら?

次回でいいですよ。
次回って、一ヶ月先です。
病院代をツケにするなんて聞いたことありません。
車にエンジンを掛けながら、自分でも大笑い。

帰り道の塀沿いに紅梅。
そうそう、ここの梅、どこより早く咲くんでした。
運転しながらしばしの観梅。
弊の外に並べて植えてくださる、その心意気がいいですねえ。

日曜日、お雛様を出しました。
羽子板飾りと入れ替えです。
こんな小さな家なのに、行事が目白押し。
お内裏様の刀が反対向きなの、こっそり直さなきゃです。

今日もキトリとお散歩。
ふう。
キトリと一緒がいちばん。

ひばりが鳴き始めたようです。
少し幼い鳴き声です。

ふふふ。
今日から春。

[2008/02/04 21:35] 日記 | TB(0) | CM(2)

豆撒き 

こんばんは
今日は節分でした。
お宅では豆撒きをなさいましたか?

我が家は、夕食の前、豆撒きをしました。

私が、家中の窓をあけて歩きます。
二階から始めます。
娘が一番たくさん撒きます。
夫が豆の器を私に渡してくれて、私も窓から豆を撒きます。
キトリも大活躍。
すごい早さで、部屋に落ちたお豆を食べて歩きます。

キトリー、キトリー、こっちもこっちも。

鬼はー外ー。福はーうちー。

玄関から撒いた豆を追いかけて、キトリが外へ飛び出してしまいました。
もう、パパったらー。

ねえ、お風呂場撒いた?

去年見たような、今年初めてのような、豆撒きの風景です。
誰にも見えない、我が家の風景が、この家の中に積み重なっていきます。

そうやって積み重なってきたものが、私たちを守っているのだと思います。

鬼はーそとー。福はーうちー。

今夜は、誰もが見えないものたちに呼びかける、おまつりの夜です。


[2008/02/03 21:25] 日記 | TB(0) | CM(2)

便り 

こんばんは
夕方から雨になりました。

母から、時々メールがあります。
これは、昨日の。

「今日は暖かいあいだにと早めに散歩にでました。
いつもの農道は、麦が大分伸びていて一面が緑色です。
しばらくして川土手にあがると、川の水の上には鴨がたくさん泳いでいて、
冬の川はことのほかきれいで気持ちよさそうでした。
 私達もいつもの道にいかず、川上にどんどん歩いて、
山を越えて裏側に出て、一時間以上歩きました。
気持ちの良いお散歩でした。」

これは、手伝いに行けなかったお初釜の献立。
メニュー教えてねって頼みましたら、二、三日してファックスがきました。
絵もあったんですけどね。

我が家の初釜 懐石膳

白飯
汁   白味噌仕立  てまりふ・白百合根・花ッコリ
向付  サーモンのこぶ〆の上にすり大根を置き、上にイクラを散らす
    (雲の上に南天の実がある感じ)春菊をあしらう
煮物  よそのすり身の中に穴子・ギンナン・白百合根を入れまるめる
     その上にニンジンの丸く切ったものと花ッコリーをそえて、すまし汁を少しはる。
     (丸いすり身の上にねりがらしを置く)
焼物  ぶりの照り焼き 
     穴子のごぼう巻きを盛り合わす
預ヶ鉢 紅白なます
     煮〆 大根・ごぼう・里芋・人参・車えび
小吸物(箸洗い)  梅肉としょうがのせんぎり
八寸  海の物 田作り
     山の物 キンカン


「まき衛門さんからの寄せ植え、お宅の玄関前を可愛く飾っていてよかったですね。
お花の寄せ植えにはまりそうです。
夜も更けましたので又にしましょう。
おやすみなさい。」

おやすみ。

[2008/02/02 19:33] 家族 | TB(0) | CM(2)