青い花 

こんばんは
また冷えてきました。
お風邪をお召しとのこと、その後いかがですか。

昨日の朝、私のところに、青い花が届きました。
空の奥の方の青色です。

届いたのは、小さな寄せ植えの木の箱でした。
濃いのと薄いの、小さいのとそうでないの。
それから、やわらかい色のツタが、少し。
小さい木の箱の中の空です。
よく見ていると、いろいろな青があって、それがまた空のようで、海のようです。

箱の中のものたちは、
いっぱいに伸びようとしていて、(明日の自分たちが嬉しくてたまらない)
笑いながらおしゃべりしていて、(それは今朝通った子犬のうわさだったり)
ときどきケンカもしていて、(狭いんだけどもうちょっと向こうに寄ってよとか)

いつか、ずいぶん前に、「青い花」という本を買った日のことを思い出します。
透明でありたいって、せつなく願っていたことがあったなあ。

手紙には「こちらは例年よりは少しあたたかな冬です。」とありました。
いつか行ってみたいと思っていた画材屋さんの便箋と封筒。
ちょうど切手を貼るあたりには、切手を貼ると隠れるように歌が書かれています。

大空の月の中より君来しや ひるも光りぬ夜も光りぬ

今の私は、あなたが、いつも、あたたかくて優しい風の吹くところにいられるといいなあって思っています。

あの本は、今も、ガラスの扉つきの本棚に入っています。

今ではもう、そんなことを願っているわけではないのに、
この青い花たちを見ている私の中に、あかるい透明が広がっていきます。



[2008/01/31 21:14] お友達 | TB(0) | CM(2)

モチノキの門 

こんばんは
今日はあたたかかったですね。

すぐそばの家の前庭に、大きなクロガネモチの木があります。
まっすぐのびて、太い幹。
赤い実がたくさんなっています。

畑の間のくねくね道を降りていったところに、ダンプなどの工事車両のたくさん置かれている事務所があるのですが、そこにも、これに匹敵する、大きなクロガネモチの木があります。
こちらにも赤い実がいっぱいなっています。

西のクロガネモチと東のクロガネモチ。
2本の間は100メートルくらいでしょうか。

この間から急に、その二本の木が、並んで立っている、という感じがするようになりました。
そう思い始めると、そのようにしか見えません。
二本の間には、てんで勝手に道や畑があるけれど、
それとは関係なく、二本が、そびえ立つ大きな大きな門のように思えるのです。

2本の大きなクロガネモチは、互いに呼び合いながら、いつもこの門の間を通る者たちを見張っています。
そうして、門より上に住む者を守っているようです。

ここから先は、裏山へと広がる、広いクロガネモチの里。
あなたも、これが里に入る門だとお気づきでしょう。

どうぞ、その大きな門を目印にお越し下さい。
我が家は、その門を入ったところにあります。



[2008/01/30 23:23] 未分類 | TB(0) | CM(0)

夜のバス 

こんばんは
冷えてきました。

昨日は、雪だったので、用心のためバスで出かけました。

授業のあとおしゃべりしていて、あっと気がついたら、もうとっても遅い時間になっていました。
見ると、バスはさっき出たばかり。
郊外線なので、一時間に1本くらいしかないのです。

「JRの駅までなら車で送りますよ」って言ってもらって、途中まで行きかけたけど、なぜかすごい渋滞です。
このままだとたぶんバスを待って乗った方が家に着くのは早そう。
「やっぱり降ろしてー」

そこは「市立図書館前」というバス停でした。
そこで30分近くバスを待つことになったのでした。
もう真っ暗です。
図書館の入り口には、18時閉館と書かれていました。

しばらく返本ポストの小さな明かりの下で、持っていた本を読みました。
それから、心配になってバス停の横に立ちました。

目に前に小さい車が止まりました。
若い女の子が降りてきました。

バスセンター行きのバスはもう出ましたか。
まだです。ずいぶん前から待ってますから間違いありません。
ああよかったあ。

彼女は少し離れて立ちました。
ちょっと寒そうな格好をしていました。

時間になりましたが、バスは来ません。

少し待ちましたが、バスは来ません。

遅いですね。

私はカバンから時刻表をとりだして、彼女に見せました。
ずっと向こうから来るから、遅れることよくあるんですよ。
言いながら、ずっと以前、バスで通っていた頃のことを思い出しました。

10分以上遅れて、ようやくバスが来ました。
彼女の方が乗降口に近かったのに、彼女はちょっと後ろに下がって、私を先に乗せてくれました。

バスは案外混んでいました。
私たちは通路をはさんで隣になりました。
私は、本の続きを読み始めました。

郊外線のバスは、どこにも止まらないで、真っ暗な中をすすんで行きました。
薄暗いバスの中で、私たちは何も言わずに座っていました。
それほど言葉を交わしたわけではないのに、 どうしてか、娘さんの優しさとか柔らかさが伝わって来ました。

ふと、カバンの中にキャラメルがあったのを思い出しました。
一つ取り出して、黙って彼女の方に差し出しました。

大学の生協で買った、なぜか「熊出没注意」と箱に書かれた珍しいキャラメル。
こんなのですけど。
私は通路越しに、怖そうな熊の絵のついた箱を見せました。

北海道ですか。
さあ、わかりません。

夜のバスの中は案外あたたかいのでした。




[2008/01/26 21:42] 日記 | TB(0) | CM(2)

なぞなぞ 

おはようございます。
昨日の雪は、もうすっかり乾いてしまいました。

なぞなぞするよ。
はいはい。
私はテーブルの上を片付けています。

「キリンさんを冷蔵庫に入れるにはどうしたらいいでしょう。」

え~、わかんないな。キリンを折りたたむとか。

答はねー、
「冷蔵庫の扉をあけて、キリンさんを入れて、冷蔵庫の扉を閉める」
でしたー。

なんだそれ。
じゃあね、次。
「ぞうさんを冷蔵庫に入れるにはどうしたらいいでしょう。」

冷蔵庫の扉を開けて、ぞうさんを入れて、冷蔵庫の扉を閉める。

はずれー。
答はね、
「冷蔵庫の扉を開けて、キリンさんを出して、ぞうさんを入れて、冷蔵庫の扉を閉める」
でしたー。

え~。

娘はちょっと得意気な様子です。
じゃあね、今度はね。
「ライオンが動物会議をしました。来なかった動物は何でしょう。」

わからん。
「ぞうさん。冷蔵庫に入ってて来られませんでした。」

え~、何それ。
ちょっと手をとめて、娘を見ます。すごく楽しそうです。
そうかあ、つながってたのか。ふ~ん。

「ナイル川にはワニがたくさんいます。川を渡ろうと思います。
橋は架かっていません。ボートもありません。
どうやって渡ればいいでしょう。」

う~ん、わかんない。

答はねー。
「ワニは動物会議に行っていて留守なので、泳いで渡る。」
でしたー。

え~。

おもしろいね。





[2008/01/26 10:24] 未分類 | TB(0) | CM(2)

似るを求むる 

こんばんは
大学に行ってみたら、まだ雪が残っていました。
きっと、今朝降ったんだな。

センター入試の国語、今年は漢文の文章が好きでした。

画家の鄭法士は、自分が楊に及ばないと知っていました。
そこで画本を楊に求めたところ、楊は、自分の画本として、宮殿・衣冠・人馬・車を指しました。
「似るを以て似るを求むる者は、則ち益々遠し。」
それが似ているからといって、それを真似して似ようとする者は、
もとの物からはますます遠ざかる。

鄭法士は、楊のように上手になりたいと願ったのだと思います。

自分が熱心に取り組んでいることが、その人より劣っていると自分で認めること。
その人に教えを請うこと。
それは案外難しいことだと思うと、それが出来たところに、鄭の願いの切なることを感じます。

私たちは、知らないものを望むことは出来ないので、いつも自分の知っている何かのようでありたいと夢見るものだと思います。
それなのに

楊のようであるためには、楊のようであってはならない。
楊が楊であるように、鄭が鄭であること。
楊の目を通して見るのでなく、鄭の目で見ること。

何かを切に願えば願うほど、知らず知らず似るを求めてしまう、私たちの哀れさ。
きっと似るを求めていることさえ気づきません。

求めないで、ただ向かい合うこと。
願わないで、ただ目を開けていること。




[2008/01/23 23:41] 未分類 | TB(0) | CM(4)

雪 

こんばんは
午後から雨になりました。

このあいだ、ちょっとだけ雪が降りました。

雪が降ったら、みんな必ず誰かに言います。
たくさんでも、ほんの少しでも。
大人でも子どもでも。

見て、雪が積もってる。
うん、こっちは3㎝かな。
山が真っ白。
すぐとけちゃったけどね。

わざわざ電話したり。

どうしてかな。




[2008/01/22 23:10] 日記 | TB(0) | CM(0)

写真 

こんばんは
雪は結局積もらないままに過ぎました。

今日は実家がお初釜の日でした。
大変なのに、結局手伝いに帰りませんでした。

昨日は、床飾りの結び柳がうまくできたといって、父が写真をメールで送ってくれました。

そしたら今日は、お道具の前に着物で座った母の写真。
終わったところだってすぐわかる。
笑ってて、嬉しそうで、すごく幸せそう。

お疲れさま。

ママ、写真撮ってくれたパパのこと、大好きなんだなって、
見たら分かっちゃったよ。





[2008/01/21 23:30] 家族 | TB(0) | CM(2)

肘掛け椅子 

こんばんは
昨日からあちこちで雪が降ったというニュースが流れています。
こちらは、少しあたたかでした。

ふと気づいたのですが、昨日で、このブログを書き始めて1年になりました。
皆さま、今夜はいかがお過ごしでしょうか。

いつも、音もなく訪れて、様子を見ては、さりげなく励まして下さって、本当に心から感謝しています。
読んで下さる方があること、声を掛けていただくことに、こんなに支えられるものなのですね。
いつのまにか1年がたちました。
この場を通じて知ることになった方々があることも、とてもとても嬉しい出来事でした。
本当にありがとうございました。

毎日は同じような日々なのに、1年たってみると、私も、みなさまも少しずつ何かが変わっているような気がいたします。
いかがでしょうか。
1年前には想像もしていなかったことですが、今では、このブログが、私のかけがえのない居場所になりました。
ちょうど暮らしの中の肘掛け椅子のような。
静かでとても温かです。
みなさんもきっとそんな肘掛け椅子をお持ちなのでしょうね。
その椅子からの眺めを、ゆっくりとうかがってみたい気がいたします。

このブログは、1年前、親しい友人から勧められて始めました。
去年の今頃の私は、何かよく分からないものに焦っていて、そんなヒマはないような気がしていました。
でも、ふと、その友人が言うことに、自分を委せてみようという気が起こりました。

その時、ずっと以前に聞いた、職場の先輩のチヌさんの話を思い出しました。
「この人が白と言ったら、黒いものでも白だと言えるような、そういう関係があるんだよ。」

チヌさんは、お若い頃スポーツをされていて、その時のコーチの方かどなたかのお話だったように思います。
それを聞いた私は、そういうことが本当にあるのかって、あまり信じられませんでしたし、それをいい話だとも思えませんでした。
でも、チヌさんが私のためにしてくれたそのお話が、ひっかかるようにして心に残っていました。

自分の目で見て、自分で考えて、慎重に、かつ信念を持って行動すること。
でもそれがうまくいかなくなったとき、かたくなになってゆく自分を、どうしようもなくもてあますことがあったような気がします。

どうして勧めてくれているのかとか、私のことをどう思っているのかとか、そういうこと考えなくてもいい。
忙しいとか、出来ないとか、そういうことを考えるのもやめてみよう。
とにかく、そう言ってくれてる目の前の人を信じようかなって。

その友人や、チヌさんや、たくさんの人とつながるところに私がいること。
そこに身を置くことの、ふうっと息の抜けてゆくような柔らかさ。

みなさま、いつも本当にありがとうございます。
これから先も、こんな風に、私の知らないことがまだまだたくさんありそうな気がします。

とっても楽しみです。



[2008/01/19 23:49] 日記 | TB(0) | CM(16)

ねえ、教えて 

こんばんは
ちょっと寒い一日でしたね。

郵便受けに、3㎝×5㎝くらいに折りたたんだ青い紙。
うっかり見落としてしまうところでした。
複雑な折り方で折ってあります。

娘あての手紙のようです。
差出人はお隣の元気な姉妹。
たぶん道後温泉のおみやげの御礼のお手紙でしょう。
確かお隣には一六タルトと坊ちゃん団子のストラップ、だったかな。

娘は、修学旅行の時、悩みすぎて時間がなくなって、結局必要なだけのおみやげを買えませんでした。
だから今回は、温泉街を行ったり来たり、ゆっくりおつきあいしました。
予算は一人350円でした。

そうそう、こういう折り方、何種類も知ってました。
新しい折り方をお友達に教えてもらうと、すぐに覚えて使いました。

この折り方、かわいいね。
ねえ、教えて。



[2008/01/17 21:18] 日記 | TB(0) | CM(2)

小鳥 

こんにちは
曇っています。

こんな日のお昼に、一人で、ストーブの部屋にいると、ふと、
小鳥を飼いたいなあって思います。

このごろよく、以前うちにいた白文鳥のピーピーのことを思い出します。
去年の七草の時には、私たちと一緒に七草を食べました。

ぴ、ぴ、って言って、ちょっと自分勝手で、楽しそうで。

小鳥って、なんてせつない。
[2008/01/16 15:35] 未分類 | TB(0) | CM(0)

質問に答える 

こんばんは
ちょっと寒い一日でした。

質問に答えるって、案外難しいことだと思います。

あなたの考えた授業の特色は何ですか。
私の中学では、実技ばかり続けてきたんです。

これ、何て言うお花ですか。きれいですね。
こんなにして散り始めたら、早いんよ。

すみませーん、すみませーん、ボールとってくださいませんか。
何の練習してるのー。

あなた自身は、どうしたいんですか。
だから、知識をつけることも必要だと思うので、この部分を付けくわえました。

次々咲きますか。
女房が毎朝この下を掃くんでね。

キトリ、何してるの。
お兄さんにボール返しなさい。

このごろ、日暮れが少し遅くなりましたね。


[2008/01/15 23:59] 未分類 | TB(0) | CM(0)

不治の病 

こんばんは
星がとてもきれいな夜です。

急に思い立って、家族で温泉一泊旅行に出かけてきました。
道後温泉です。
まずはバスで石手寺に行きました。

着いてから、お遍路の団体さんと一緒になりました。
「南無大師遍照金剛」と背中に書かれた白衣を着ています。
その人達に混じったり離れたりしながら、鐘をついたり、写真を撮ったりしながら、境内を見て回りました。

洞窟巡りで、ちょっと不思議なことがありました。
暗い洞窟の奥で、見知らぬ人に声を掛けられたのです。

「奥さん、どこかお悪いところがおありのようですね。
そこに立って拝みなさい。私が拝んであげましょう。」

ええっ。
私は、毎日のらくらと楽な生活をして、自分ではぴんぴんしているつもりです。
でも何となく「ハイそうなんです、ケホケホ。」と言わなければいけないような雰囲気。

まあ、せっかくなので、私は言われたとおり、仏さまがたくさんおられる洞窟の奥に向かって手を合わせました。
するとその男の方が、私の肩と背中に軽く触れて、それから何かを唱えて下さいました。
急に、本当にお願いするような気持ちになりました。

すぐに終わったので、ふり返って御礼を言うと、にっこりされました。
改めて見ると、短い白髪の坊主頭に黒いウインドブレーカーの、明るい感じの初老の方でした。
その人は、私たちが引き返したあとも、残ってお経を唱えておられました。

私、本当はどこか悪いのかも。
そういえば最近やたら腰が痛い。
昔見た映画で、死んでいった小泉今日子ちゃんの最初の症状は腰痛だった。
さては、不治の病か。

そういえば、先頭を歩く夫がすごい速さで歩くので、私たちはあっという間に洞窟の一番奥まで着いてしまいました。
あんなに速く歩いていたのに、あのおじいさん、いつの間に追いついたのでしょう。

ここに来たのも軽い気持ちだったはずなのに、前に来たときお賽銭を持ってくればよかったと思ったことを思いだして、忘れっぽい私が、ちゃんと小さい紙袋に小銭を入れてきていました。

そういえば、どうして急に道後温泉に行こうなんて思ったのでしょう。
それも石手寺に行こうなんて。
石手寺までは、フェリーに始まって、連絡バス、郊外電車、市内電車と乗り継ぎ、宿からまたバスに乗ってようやく着きました。
そんなにまでして。

大体、夫が、松山に近い内子に行ったことがないというから、道後温泉にしたのです。
石手寺に行くことにしたのは、夫も初めてでしたし、私は前に行って、洞窟めぐりがあるのを知っていたので、娘が喜びそうだと思ったからです。

思えば、出かけることを決めたのも急でした。
木曜日に娘が軽い捻挫をしました。
捻挫はもう何ともないらしいけど、予定のお稽古はお休みしてもいいような気がしました。
夫は仕事のストレスが溜まって気の毒そうに見えました。
一方私は、やらないといけないこともあったし、体調も今ひとつで、あまり出かけたい気分ではありませんでした。
でも何となく、今しかないって思いましたので、大急ぎで宿を予約しました。
娘のためとか、夫のために来たような気がしていたけど、もしかしたら、私が、あのおじいさんに呼ばれていたのかも。

洞窟を出てから、名前の書かれたたくさんの小石のあるところを見つけました。
そういえば、前に来た時、ここで私も子どもが授かりますようにというお願いをしたのでした。
急にその時のことを思い出して、そこを拝みました。
その先の小さいお社の前で、人が耳の遠いのが治ると説明されていましたので、母のことをお願いしました。

次に八十八カ所の霊場の砂を袋に入れて順に並べてあるところがありました。
お遍路の人たちが列になって、その砂袋の上に順に手を置いて進んでいました。
これで八十八カ所巡ったことにするというインチキ。
いつもなら笑ってしまうところです。
しかし、不治の病を抱えた私は、その列の後ろについて、丁寧に一つずつさわっていきました。
同じ気分になっていた夫と娘も並びました。

私たちの前や後ろの、白衣のお遍路さんたち。
この人達には、それぞれに何か言えない悩みがあるのだろうと思いました。

最後にお線香を買って、煙を浴びました。
ふり返るとあのおじいさんがおられて、目があいました。
私は自然とにっこりして会釈しました。

そうそう、前に来たとき、このお寺のどこかの門に大きな「遍照金剛」という額を見たなあ。
子どもの頃の私は、小理屈や言い訳を言っては、母からよく「へんじょうこんごうばっかり言って」と叱られていました。
あれってそういう意味だったんだあって、心の中で大笑いしたのを思い出して、
何となくその額を探しましたが、見つかりませんでした。

悩みを癒すには、寺の入り口のお店で焼いている素朴なやきもちがよさそうでした。
よもぎの方を買って、3人で腰掛けて食べました。

ああ、そういえば「遍照金剛」、この度もたくさん見ました。
お遍路さんたちの背中。

あれ、私の不治の病って、もしかして。





[2008/01/15 09:25] 日記 | TB(0) | CM(2)

明日のお天気 

こんばんは
明日から雨だそうです。

そう聞くと、ええって思って、
さあ今日のうちにって、お布団を干したり、たくさんお洗濯したり、大忙し。
あれ、私、いつもは、明日も晴れるって思っているんだなあ。

雨が降る日もあるって知ってる。
明日のお天気どうなると思うって聞かれたら、わからないって答えると思う。
でも、やっぱり毎日何となく、明日は晴れるような気がしてる。

案外、明日も晴れるかも。




[2008/01/11 00:04] 未分類 | TB(0) | CM(5)

ストーブ 

こんばんは
あったかくしてますか。

私は、学生時代に母が編んでくれたカーディガンを着ています。
だからとってもあったかいです。
その頃は大切なよそゆきでした。
大学の先生にコンサートに連れて行っていただいた時にもこれを着ました。

キトリがストーブの前で眠っています。
キトリはいつも、自分の毛布をストーブの前まで運んできて、その上で眠ります。

今夜ストーブが消えたあとも、キトリはきっとストーブの前にいます。
あったかい気がするのだと思います。

おやすみ、キトちゃん。
いい夢を見てね。




[2008/01/09 23:10] 家族 | TB(0) | CM(0)

夜明け前 

こんにちは
今朝は、めずらしく霧が出ていました。

今朝、お天気予報でアナウンサーの人が言ってました。
冬至からずいぶん過ぎたのに、今ごろが一番夜明けが遅いのだそうです。
私の住んでいる辺りでは、今日の夜明けは7時15分ころ。
どおりで目が覚めないと思いました。

今朝は大学に来る途中の高速道路は霧に包まれていました。
さすがにもうすっかり明るくなっていたのに、道路以外の景色は全く見えません。
霧の中に、少し離れて前を行くトラックの高い幌。
運転しながら、学校で覚えた「五里霧中」という言葉を思い出しました。

頼りになる何にもない、霧の中で何にも見えない手探りの苦しさ。
行けども行けども何も見えてこない。
五里四方が霧の中だなんて。
広すぎる。

高校の時、教頭先生が朝礼でおっしゃった言葉。
「夜明け前がいちばん暗い」
きっと入試で苦しい子ども達のためにお話下さったのだと思います。

夜明け前。
そして五里の歩みの果て。

お天気予報のつづき
日は永くなってきていますから、夜明けが遅い分、日暮れはどんどん遅くなっています。




[2008/01/08 13:35] 日記 | TB(0) | CM(10)

カレンダー 

こんばんは
今日は初めはちょっと雨、それからゆっくり晴れてきました。
あたたかい一日でした。

家に帰ってきてから、今年のカレンダーをかけました。

電話機の上が、我が家のメインカレンダーです。
去年の東京下町を描いたペン画のカレンダーをはずして、ゴッホの絵のにとりかえました。
去年、両親と美術館に行ったとき買ったものです。

一月は花瓶に活けたアイリスの絵でした。
月と曜日が、何カ国語かで表示されています。
Janviar January Enero Januar Gennaio 2008
Dimanche Sunday Domingo Sonntag Domenica
何語かもわかりません。

だいたい月や曜日が英語で書いてあるものは、わかりにくくて好きではないのです。
でも、今年は特別。
4月になったら、娘が中学生になります。
初めて英語を習います。
それにね、このカレンダー、ちゃんと日曜日が左、土曜日が右なんです。
ちょっと可笑しいなって思ってます。

リビングの横の小さな4畳半には、俳句カレンダー。
6日の下に小さな文字で小寒。
7日、今日は七草 人日。
季節が過ぎるのを、いつも小さい声で教えてくれます。

洗面台の横の籐の箪笥の上に生け花のカレンダー。
これは今年初めての登場です。
初め二階に掛けましたが、娘が興味を持っているようだったので、思い直していつも目にするこの場所に写しました。

体重計の置いてあるところの壁に、ヤクルトさんからもらった小さなカレンダー。
毎日体重を量って書き込みます。
書き進むと、それぞれの文字がおどってて、とっても面白くなります。

二階の私の机の前は、都会風の写真つき。
これは私専用です。
でも去年もここにかけた小さなカレンダーは、あんまり活用されていませんでした。

夫と娘には専用のカレンダーがありません。
娘のは、一緒に買いに行きましたが、気に入るのがありませんでした。

カレンダーの上に、家族の時間が流れていきます。




[2008/01/07 23:46] 日記 | TB(0) | CM(0)

年越し 

あけましておめでとうございます。
この1年がどんな年になるのかなあって、
あなたの、私の、見ぬ先のことを思いながら過ごす、松の内です。

年越しの一週間を夫の里と私の実家で過ごして、帰ってきました。

「雪起こし」というのだそうです。
29日の夜中に激しい雷が鳴って、30日の朝起きてみると大雪でした。
古い街道の両側には水路が通っていて、かなりの量と速さで水が流れています。
こうして雪が降ると、どの家も、普段のセメンのふたをはずして軽い木のふたに替えます。
家の前のそのふたをはずしてそこへ雪を流すのです。

歩くと、長靴のふちから雪が入ってきて、次第に足が濡れてきました。
ひょうたん小路といわれている家の横小さな道は、もう通れなくなっています。
街道を行く人も車も無くなって、とても静かな雪の朝です。

毎年の、八幡様への年越し参り。
紅白歌合戦が終わってしばらくしてから出かけます。
八幡様は歩いて10分ぐらいの町外れにあります。
由緒あるお宮だそうです。
町のあちこちから人が出て、背中を丸めながら黙って八幡様の方へ歩いていきます。

こんばんは。寒いですね。

雪の中で私の声だけが響きます。
誰もみな黙って、八幡様と、そのまわりの小さなお宮をぐるぐるとまわります。
私も夫のあとをついてぐるぐるまわります。
皆が歩くところだけ、細く道になって、凍っています。
一々お賽銭をあげるので、ポケットの小銭がすぐ底をついて、なくなります。
雪の中を歩くのに慣れない私は次第に後れをとって、夫からずいぶん離れてしまいます。

お賽銭もうなくなっちゃったー。ちょっとちょうだい。

私の声だけが雪の中に響いているような気がします。
残りのお宮をぐるぐる回ります。
まただんだんと夫に後れて、いつのまにかずいぶん後れて、雪の中を歩いて帰ります。
家に着くと、明るい義母の声が迎えてくれてほっとする、そんなお宮参りです。

その後、ふとしたことから、年越し参りの間は、しゃべってはいけないのだと知りました。
結婚して十年以上たっていました。
ふり返りもしないで、ずっと先を歩く夫の背中を思い出しました。

今年は、雪がとても多かったので、翌朝元旦の昼近くになってから出かけました。

家の前の街道筋は、気がつけば、ゆるりとした曲線を描いて、ずっと続いている向こうの方は見えないのでした。




[2008/01/06 22:45] 日記 | TB(0) | CM(0)