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Butterfly

2010.02.09 (Tue)

こんにちは
急に暖かくなりました。
前の畑の梅も、いよいよ開きそうです。

先日家族でカラオケに行きました。
娘の希望です。
このごろは中学生同士でカラオケに行って遊んだりするそうなのですが、我が家では、そんな中年のおじさんみたいな遊び方はダメだと常々言っています。
せめてカラオケがどんなものか行ってみたいというので、とうとう家族で出かけたのでした。

小ぎれいな小部屋に夫と娘と私。
ソファに座ったはいいけれど、どうすればよいか分からず茫然。

店員さんを呼んで聞いてみよう。
そうだね。
できたみたい。

カラオケは初めてのはずの娘が、なぜか画面にすでに歌いたい曲をすでにリクエスト中。

娘をカラオケに連れてきたのにはもう一つ理由がありました。
それは、娘に、一曲だけでも、上手に歌える歌を作ってやりたいということでした。
娘の鼻歌は、いつもどうも音程が外れて聞こえるのです。
将来、お友達同士で出かけて、笑われたらかわいそうだという親心です。

娘は、早速、大好きな いきものがかり とか、GIRL NEXT DOOR の曲を次々歌っていました。
さほど音がはずれているようには聞こえません。

なんだ、すごく上手じゃない。
うん、結構歌えるみたい。

娘がとても喜んでいるのが分かります。

パパとママも歌ったら。
うん。

歌には少々自信のある夫。
ずっと前にどこかで聞いたことがある歌を何曲か歌いました。
私も歌いました。

しかし、私たちが歌った歌は、娘が歌っている今流行りの、キラキラの歌に比べて、何だか冴えません。
そのうち娘は 嵐 の歌を歌い始めています。
娘に負けてはいられません。

パパ、平井堅、歌ったら。
うん。

夫が平井堅の知っている歌をリクエスト。
なかなか上手く歌えません。
でも、平井堅の歌を手探りするみたいに歌う夫は、昔聞いた歌を上手に歌う時よりかっこよく見えました。

そうだ、ママは木村カエラちゃんの「Butterfly」にしよ。

私だって、上手に歌える歌がたくさんあるような気がしたけれど、それらの懐かしい歌が、私の中でなぜか、遠くに色褪せて思えたのでした。

カラオケという知らない世界に連れて来てあげたはずの私たち。
いつの間にか娘の住む知らない世界に足を踏み入れて、立ち往生していたのかもしれません。

結局、「Butterfly」は、歌ってみたらサビのところしか知らなくて、あとは完全に沈黙状態。
歌えない間に目の前の大きな画面を流れる歌詞と映像が、へんてこな私たち家族三人を照らしてキラキラしていました。


もちろん、次はバッチリ歌いますよ、「Butterfly」。





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16:16  |  日記  |  Comment(4)

豆拾い

2010.02.05 (Fri)

こんにちは
前の畑の紅梅が、一輪開いているのを見つけました。


昨日の、父母宛てのメール

「昨日は豆まきなさいましたでしょうか?
 我が家では毎年のことですが、キトリさんが、狂ったように喜んで食べて回るので、お掃除が要らないほどです。
 まるで何にも食べさせてないみたいです。」



今日、母より返事

「各地はまだまだお寒いようですが、お日様が当たる所はやっぱり春かなーと思いながらおこたに入っています。

 パパに豆まきしていただき 私は少しひらっては食べて歩きました。
 キトちやんなみかも ほほほーー。
 
 いまどきのお豆は軟らかく炒ってあるので、食べ易くて、
 パパは歳の数どころではなくて、この方もやっぱりキトちゃんなみかも。

 そういえば初めて2人で豆まきをした時は、拾い合って大笑いでした。
 あれから丁度今年は五十年です。
 なぜか昨日のように想い出します。

 福は内豆ひらい合い五十年 平成22年 節分
                                」


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13:26  |  日記  |  Comment(2)

今日から春

2010.02.04 (Thu)

こんにちは
立春ですね。
今日から春になりました。


今日は、高校の授業の日でした。

授業の始めに、小さい声で言いました。

今日から春になったよ。

ほんと?
もう春なんだってー。
やったー。

女の子たちが、何だか嬉しそう。
近くの席の子と、なにやらおしゃべりして笑っています。
本当に、箸が転んでも可笑しいお年頃の女の子たちです。
つられて私まで何だか嬉しくなります。

昨日豆まきした人ー。

一番後ろの方、背の高い男の子たちの一団から、たくさん手が上がっています。
自慢そうです。

春になって、よかったね。

教室にも、春が来ました。


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14:00  |  日記  |  Comment(2)

山下さんのこと

2010.01.31 (Sun)

こんにちは。
やさしい雨が降っています。
のんびりした日曜日です。

こんな雨の日は、農作業はお休みなのでしょうか。
それとも、また炭焼き小屋へ上がられたかもしれません。

山下さんは、夫の里の、遠い親戚にあたります。
夫の実家のある山里のあたりでは、今でも、お盆やお正月、お祭りなどの折々に、家々を訪ね合います。
私も、義母の名代で、あちらこちらに参ります。
訪ねた先の家々では、ごちそうをいただきながら、いろんなお話を聞くのです。
山下さんのお宅も、そうした家の一軒でした。

初めてうかがったのが、いつのことだったか、今では分からなくなりました。
娘がうんと小さい頃ですから、もうずいぶん前になります。

夫と一緒にうかがった、山下さんのお宅の、広々とした表の間。
お盆のごちそうをいただきながら、ふとうかがった、零戦搭乗員の頃のお話に、私はすっかり引き込まれたのでした。

山下さんは戦時中、零戦の搭乗員として空母「瑞鶴」に乗り込み、また零戦搭乗員育成の教官のお仕事、終戦前には横須賀実験部で、実験パイロットをしていたそうです。

端正なたたずまいで、少し遠慮がちに話されるそのお話は、淡々として、少しユーモアもあって。
戦争に行った男の人たちの、空母や戦場での生活としてのお話でした。

比島から四国に帰って来たときは、シャツ一枚で。
本土に着いたら、そりゃ寒くて。

山下さんのお話を聞いていると、ずっと続く海の上を、ゆうゆうと飛んでいるような、どこかそんな感じがいたしました。
正義とか、英雄とか、戦争の悲惨とかいう物語ではなくて、海の上の飛行機の上から見ている景色を話して聞かせるような、そういうお話なのでした。

私は以来、毎年お正月とお盆と、欠かさず山下さんのお話を聴きに、一人でお宅に伺うようになりました。

時には幼い娘を連れて。
大雪の中を出かけたり。
義母に呆れられたりしながら。

飛行機や戦争に元々全く興味がなかったはずですのに、
それはいつのまにか、帰省のたびの、私の一番の楽しみになっていました。


山下さんは、決してご自分を立派な者としては話されません。
それでも、山下さんの飛行技術の水準が飛び抜けて優れていたのだということは、すぐに気がつきました。

毎回のことですが、ご自分が話しておられることと、聞き手の私のことを、冷静に把握しながら話しておられるのを感じて、私は内心深く感嘆いたします。
いつも、私が聴きたがっているようなことを探りながら、楽しめるように話されて、
話の流れが逸れたり、つじつまが合わなくなったりということもありません。

そのありかたの中に、研ぎ澄まされたような山下さんの戦時の日々が、彷彿とするのでした。


山下さんは、戦後はお里に戻り、結婚して、この大きな農家とご家族を支えてこられました。
日頃は戦争の話をほとんどなさることはないそうです。

今年のお正月は大雪で、とうとう出かけられないかと思いましたら、なんとお嫁さんがジープで私を迎えに来て下さいました。

雪の中を進む車の中で、山下さんの噂をいたします。

おじいさんも、私らにも少しも偉そうにもされんで。議員に立つでもなくて。


山下さんは、いつも、少しだけ微笑んでおられるように見えます。
私は、人の強さということをふと考えたりいたします。

戦時の空と、空母と、着陸時の基地の眺め、海軍の栄養ドリンク。
もう、この世のどこにもなくなってしまった、そういう世界の話を聴きに、私は雪の中を進んでいきます。

海の上を飛んでいるとき、水平線は、高いところにあるものなのだそうです。



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14:10  |  山下さん  |  Comment(5)

白いごはん

2010.01.26 (Tue)

こんにちは
いいお天気です。

さっきお昼ごはんをいただきました。
メニューは、

白いごはん
白菜のおつけもの
お海苔

白菜のおつけものは、ご近所の竹本さんからいただきました。
お海苔は、母からお正月にもらいました。

今回のは一番海苔で、巻き寿司にするにはちょっとやわらかいから。

このごろ気がついたのですけれど、実家のあたりは、海苔が採れるところなのでした。


昨日の夕飯の時のこと。
夫が驚いたみたいに言いました。

さくらちゃんのお茶碗、小さいんじゃないか。ウチでいちばんよく食べるのに。
ほんとだ。
パパのより大きい巨大茶碗、買ってこいよ。

さくらちゃんは小さいから、小さいお茶碗。
白地に、赤い線がはいった上等です。

さくらちゃんが、大きくなってる。
気づかなかったなあ。
気がついてあげるの、きっと母親の仕事だ。

ふふふ。
でもね、さくらちゃんはやっぱりちっちゃい。

一番海苔って、いい響き。
おいしい。

さくらちゃんの新しいお茶碗、買ってこよう。



気がついたら、ブログが3周年でした。

石の上にも三年的日々。

ありがとうございます。
感謝を込めて、幸せの風を送ります。


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14:20  |  日記  |  Comment(6)

高校非常勤点景

2010.01.25 (Mon)

こんにちは
お天気雨です。

今日は高校の非常勤の日でした。
夏目漱石『こころ』

わかりにくいところを解説したり、小さな問いを出しては本文を読んでいくという丁寧な授業をする気になれなくて、ただ、ずっと本文を読むだけの授業。
「こころ」の授業に入ってから、もう4時間目くらい。
自分で読んだり、付属CDの朗読を聴かせたり。
そんなことしながら、どういう風に授業しようか考えてる。
前回の授業は、模試の過去問をやってくれと言われて、模試の解説。

授業の前に、手っ取り早く点を取る方法を教えてやってね、って言われました。
授業で、そう言われたよと生徒に言う。
それで仕方ないから、あさっての模試には間に合わないけど、その次の模試くらいに間に合う話をしようかって言った。
非常勤の先生は、言われたとおりやらないとね。

漢字テストを毎週やるのはいいとして、6割以下の者はペナルティー。範囲のページ全部を3回書く。
他にも細かく課題を出して、提出しない生徒を厳しく追跡する。逃れられる者はいませんよ。
それでもって、いのこりとかペナルティー。
学年で動いているので、調子を合わせるしかありません。
これだとたぶん、漢字もやらされてる感いっぱいだろうなあ。
問題集も、要約も、ほぼ全員答え丸写し。
中には真面目にやったらしい生徒がいるのにちょっと驚かされたり。

4月の頃、私の解説をひたすら待っていた生徒たち。
しょっちゅう「答え教えて」と言っていました。
ノートして、それを試験の答案に書くのです。

このごろになってようやく諦めたみたい。
この間の雪の日。
授業の始めに「雪の中、よく来たねー」って言ったら、「先生ぜったい雪の話すると思ってたー」と言って、女の子たちが喜んでいました。
この雪の日に、雪の話をしない先生っているのかなあ。

廊下ですれ違うと、「せんせー」とただ呼んでくれる。
答え教えない先生なのに。

「こころ」は、急に思いついて、グループ研究にすることにしました。
好きな者どおし4,5人のグループで、
「Kはなぜ自殺したのか」とか、「自殺の夜に襖を開けていたのはなぜか」とか、考えるわけです。

以前勤めてた学校で、「私とKが通った道」というのをテーマにして、研究してくれた男の子がいたよ、という話をしました。
当時の地図を探したり、無いところは自分の絵で補ったりしてね。

字も絵も汚かったけど、最高によかったなあ。

この学年は、やたら教材をつっこむので、のんびり一つの教材に時間をかけられない。
このグループ研究もたぶん4時間しかかけられない。

うん、架空の話を研究して何になるのだろうね。
でも、面白いよ。

この学年の国語を取り仕切っている先生は、答えを教える先生。
授業ノートのまま試験にだす。
自分が教えたところは、少しはずして試験に出すのが、現代文の教員の暗黙のルールなんだけど。

で、当然、彼女のクラスだけが平均点がよい。
彼女自身、自分が優秀なせいだと思っているらしいから、つける薬がない。
その平均点のおかげで、管理職のおぼえもめでたい。
管理職は、国語出身の人だけれど、これもまた政治にしか興味がない上に、たぶん頭が悪い。
彼女と学年を組んでいる先生は、ストレスですっかり弱っている。
彼女は、弱っているその先生を、ダメなヤツだと思っているのが誰の目にも分かる。

生徒も点がいいと、自分ができるようになったと思うらしくて不憫。
あの先生の方がいいとか、平気で言うからなあ。

彼女が作った試験問題を見たら、問題として成り立ってない問題がいくつかあったので、直してもらった。
問題として成立させてくれれば、そのまま出してもまあいいよ。

久しぶりに読んだ『こころ』は、「私」の気持ちやら状況の説明がやたら長くて、なかなかクライマックスまで行かない気がしました。
私も、結果が全ての人間になってきてるのかも。

いっしょにグループ研究っぽいもの、やってみようね。
架空の話の研究だけど、
たぶん、面白いよ。


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15:52  |  日記  |  Comment(2)

おでかけの前

2010.01.23 (Sat)

こんばんは
今日は、よく晴れて、空気の冷たい日でした。

娘と一緒に街に出かけました。
出かける前の娘の支度は、いつも一騒動です。

青いスカート履いて行こっと。うーん、あれ、胴が長く見えるからなあ。ねえ、白いベストと、このジャケット、どっちがいいと思う?

白がいいみたい。

鏡の前でしばし確認作業。

えー!!!(突然の絶叫)

ど、どうしたの?

だってー、これにするんなら、黒いタイツ洗濯するんじゃなかったー(半泣き)。

しばし沈黙。

キタ―――― !!(突然、歓喜の声)。
あったー。洗濯してなかったー。やったー。黒いタイツあったー。

どうやら、脱いだ服ここに置かないでといつも言ってる鏡台の椅子の上にタイツを発見した模様。
それって、汚いのキタなんじゃ。

去年の暮れ、お友達と一日中歩き回って、やっと一つだけ買ってきたハートのイヤリングをつけて、

ようやく出来上がり。



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23:24  |  日記  |  Comment(0)

ファイト!(会えなくても)

2010.01.22 (Fri)

こんばんは。
日が暮れてから、急に冷えてきたようです。
冬の夜、いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

今日、大学院のゼミで一緒だった若い友人から、久しぶりにメールがありました。
この間ふと、どうしてるかなあなんて、思い出したところでした。

彼女は修士の学生さん。
メールは、書きかけの修論読んでみて、という内容でした。

文面から、明るい彼女のエネルギーが伝わってきます。
その慌てぶりとか、そういう風には見せてないけど、実はとっても遠慮がちなところとかも、いろいろ。
私までいっぺんに元気になりました。

ん?なんだか追い込まれてると思ったら…

そういえば月末が修論の締め切り!

みんな、元気で修論がんばっていますか。

私と一緒に勉強していた修士の学生さんたちは、みんな揃って驚くほど優秀で、その上人柄も申し分なし。
本当に清々しい若者たちでした。

あともうちょっとだね。

がんばれー。

人って、本当に不思議。
何にも言わなくても会うだけで、
会えなくてもメールだけで、こんなにもいろいろ伝わってくる。

ただ、思い出すだけで、胸がいっぱいになる。




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20:46  |  日記  |  Comment(1)

お初釜

2010.01.20 (Wed)

こんばんは
夕方から、雨になりました。

今週の月曜日は、実家でささやかなお初釜でした。
父がお庭をし、母がお花を活けて、お稽古の方を迎えます。

お料理は、すべて母がいたします。
私は、手伝いにも参りませんでした。

夕方、全て終わって、お客さまがお帰りになったあと、母が電話をくれました。
今年も無事に終わったそうです。

子どもの頃は、私もいつの日か母のようになれると思っていたけれど、難しいかもしれません。

せめてもと、お献立を書いて送ってもらいました。



22年1/18(月) お初釜

<献立>

向付 鯛の昆布〆 (丸めて中にサーモンの薄切り)
   すずきの甘酢洗い 付け合わせ ちしゃ

御飯

お汁 白味噌仕立 人参 かぶ ほうれん草 からし少々

煮物椀 丸のままの生しいたけに詰め物をして揚げて煮る
      詰めもの ヨソのミンチ とうふ少々 卵黄 
            山芋すり下ろしたもの少々
      これを混ぜたものをしいたけの中に詰め、中に枝豆、えびを入れる
      椀の中には汁を少しはる

焼き物 ぶりのしょうが味噌漬けを焼いたもの
      付け合わせ かぶの千枚漬け

たゝき牛蒡 すりごまをまぶす

強肴  季節の野菜の炊き合わせ
    (里芋 たけのこ つくし こんにゃく 絹さや たこの甘辛煮)

八寸  海の物 にしんの昆布巻き
    山の物 栗の渋皮煮

湯   玄米を炒ったものゝ湯

香の物 白菜漬ときうりの塩漬け



幼い頃から見慣れた母の字で書いて、小さく絵もついておりました。




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21:17  |  家族  |  Comment(2)

予定変更して家に

2010.01.20 (Wed)

こんにちは
ここのところ暖かい日が続いていましたが、今日はどうやら四温の最後の日のようです。
いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

今日は宮島の百手祭の日。
誘ってくださる方があって、すっかり出かけるつもりでいたのですが、なんだか風邪をひいたらしいので、結局家にいることにしました。

そろそろ始まる頃かなあなどと思いを馳せつつ、おこたにおりますと…。

遠い親戚のおばさまから電話。
お正月に夫の里におみやげを持って行って、預けておいたのが渡ったらしいです。

昔の教え子が訪ねてきました。
折り目正しい彼は、この寒い中、エホバの証人の布教活動をしているようです。
22才になったそうです。
小さいチョコレートを3つあげました。

こんなに日に、家を訪ねてきた人と会うのは、何となく不思議な気分です。

会えないはずの人と会う、家にいないはずの私。





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11:05  |  日記  |  Comment(0)

ポストの上にみかん

2010.01.18 (Mon)

こんにちは
温かい午後になりました。

帰り道。
小さい川の、小さい橋を渡ったところに、小さいポストがあります。

今日、そのポストの上に、三つ。
みかんの類の何かがのっけられていました。
大きいのと小さいのと中ぐらいの三つです。

黄色くて、夏みかんより大きくて、ザボンより小さい。
表面がガタガタしているところがかわっています。

ポストの上に、どんと座って、笑っているようでした。
誰がのせたのかな。

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14:20  |  日記  |  Comment(2)

ピアノレッスン

2010.01.12 (Tue)

こんばんは
夜になって、また雪になりました。

今日は、娘のピアノレッスンでした。
少々遠いので、いつも私が車で連れて行きます。

娘が今の先生のレッスンを受け始めたのは、小学校2年生の頃。
先生は、声楽家で大学の先生。
ちょうど私の父と同じくらい、娘にとってはおじいさんほどの年齢の方です。

先生は立派な先生ですから、立派なお弟子さんもたくさんおられます。
だけどもったいないことに、娘の音楽の才能は、親の欲目で見ても、今一つ。
ピアノへの興味も今一つ。

それでもずっとレッスンに通っています。
練習はちょっとつらいけど、ピアノは「けっこう楽しい」のだそうです。

先生は、娘のことを、一度も叱ったりなさったことはありません。
いつも穏やかなレッスン風景です。

だけど、妥協もなさいません。
小さい娘に、小さいなりの音楽を求められます。
楽譜通り弾けるようになったらいいというのでなくて、そう、なんと言いますか、「表現」というところまで。
ゆっくりゆっくり練習曲を仕上げてゆく娘に、ゆっくり、そして真面目に付き合ってくださるのです。

娘が大体弾けるようになると、先生はいつも、ちょっと苦しそうに、両手でTの字をだされます。
ちょうどスポーツの試合のタイムみたいに。

出た、タイムアウト。
私たちはこっそり目をあわせて、心の中でクスッと笑います。

ただし、その右手の指先は、水平に出された左のてのひらからちょっとだけ離れています。
そして必ずこうおっしゃるのです。

ここまで出来てるんだけどね。
あと少し。
これからが大変だ。
もう一回がんばろう。

時には、あの子すごく難しい曲が弾けるんだってというお友達の噂を耳にいたします。
それに比べて、いつも同じ曲を弾いている我が娘。
レッスンに向かう車の中では、練習不足をイメージトレーニングで何とかしようと、同じ曲のCDを必死で聴くというていたらく。

聴きながら、
ここのところ、エッシェンバッハよりさくらちゃんの方がうまいよね、
なんて自画自賛。
結局二人ともご機嫌です。

ピアニストになるためでなく、
ピアノが上手に弾けるようになるためでもない、
穏やかに何かを求め続ける、不思議なピアノレッスン。

娘も、そして母親の私も、
毎週火曜日、いつも少しだけ上等な人になっている帰り道です。


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22:19  |  日記  |  Comment(4)

成人式

2010.01.11 (Mon)

こんばんは
三連休、いかがお過ごしでしたでしょうか。
我が家ではお正月ぐうたら生活の疲れのせいか、みんなでぐったりと過ごしました。

今朝、成人式の振り袖姿の娘さんを見かけました。
なんとなく、嬉しくなりました。
晴れ着の人を見るというのはいいものですね。

私は、自分の成人式には出ませんでした。
住民票を残したままの遊学で、その上試験前だったのです。
お祝いに、ステレオのセットを買ってもらいました。
両親にとっては、学費も出して、下宿もさせて、さぞ物いりだったと思いますのに。

一緒に東京に出ていた同級生の仲間の部屋に集まって、楽しく騒いだ記憶があります。
今の世知辛い世相を生きている学生さんたちと違って、呑気な学生時代でした。

最後に担任した生徒たちが、今日成人式でした。
ほとんどの子が、もう就職して社会人です。
おめでとうって言いたいなって思いましたが、先生の方から連絡するわけにも行かず、心の中でお祝いしました。

成人おめでとう。



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21:03  |  日記  |  Comment(2)

七草

2010.01.08 (Fri)

こんばんは
今朝はうっすらと雪でした。

昨日は人日。
みなさま、七草粥を召し上がりましたでしょうか。

おとといの6日、たしか夕食の後のことです。
娘が歌うように言いました。

セリナズナゴギョウハコベラホトケノザスズナスズシロハルノナナクサ

あした七草粥だね。
そうだね。

七草って、すごく草の味だよね。
そうそう、案外おいしくないものよね。

そういえば小さい頃はママが摘んできてたよね。

そうだったっけ。

私も頑張ってたんだな。
何だか必死だったもんなあ、さくらちゃんがちっちゃい時。
最近はついスーパーで七草のパックを買って済ませているけど。

今年は、朝起きてみると、もう七草粥の準備が出来ておりました。
もちろん、夫の手になるものです。
とても喜んで、みんなでおいしくいただきました。

今日になって、ふと、疑問がわきました。

ところで、春の七草って、どんなのだったのかしらん。

なんだかとても不安になってきました。
いまさら遅いけど、調べてみることに。

☆セリ  毒ゼリに注意 セリによく似た毒ゼリは猛毒植物です。
      その特徴は…

☆ホトケノザ  コオニタビラコのこと。
         最近は田んぼにもあまり見かけなくなりました。
         ホトケノザはシソ科で、コオニタビラコとは全く別のものです。

キミカタメ ハルノノニイテテ ワカナツム ワカコロモテニ ユキハフリツツ

七草粥と聞くと思い出すあの草の味。

夫もそれなりに必死なのかもしれません。

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20:43  |  日記  |  Comment(0)

冬うらら

2010.01.08 (Fri)

こんにちは
うららかなお昼です。

今、キトリとお散歩に行ってきました。
お地蔵さまのところまで行きました。
誰も来そうにないところにあるお地蔵さまですが、あたりがきれいにおそうじされて、お花も替えてありました。

今年は、本当に寒さが厳しい年越しでした。
今までで一番の寒さだったと思います。
雪も積もりました。
手で掬うと、指からこぼれるほどのさらさらの雪で、吹雪くと何度でも舞い上がる雪でした。

今年はもうお正月の準備が出来ないかもしれないと思った。
みんなのおかげで立派なお正月が迎えられた。

毎年の義母のせりふです。
そう言いながら、おせち料理の準備はほとんど出来ています。
それをお重に詰めるのが、毎年の私の主な仕事です。
ふふふ。たいしたことない。
いつもの古いお重、けっこう気に入っているのですが、今年はお皿にと言われてちょっと残念。

それにしても、今年は寒かったです。

冷蔵庫より温度の低い廊下、
冷凍庫の代わりの縁の下。

いくらストーブを焚いていても、お台所はあんまり暖まらなくて、
足首のあたりが冷えきって痛くなります。

冬木立の間の真っ青な空を見たら、なぜだか今年のお正月の寒さが思い出されて、
なんとなく泣きたくなってきました。

そういうわけでね、誰れも来そうにないお地蔵さまの方へ行ったのです。

キトリが元気いっぱいで走り回ります。
お天気がいいので、いつもは行かない薮の方にちょっと冒険。
キトリは大喜びで、薮の中まで入って行っちゃいました。

ふと気づくと、泣きたいはずの私は、とってもにこにこ。
あれ?
やっぱりね。
どう考えても私は幸せなのでした。
へへへ。

お正月、あんなに寒かったのに、今日は、こんなに晴れて暖ったか。
それとも、あの極寒体験のおかげで、暖ったかい気がするのかな。

またまたふと思いついたこと。
今までに、哀しかったことや、心残りなこと、胸の中にいっぱいあるけど、
それ全部、本当は無かったことだったとしたら。
あれ?全然問題ない。

何だか幸せになりました。

相変わらず動き回ってるキトリをよそに、お地蔵さまにお祈りします。

どうぞ、平気で人のために働ける人になれますように。

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12:48  |  日記  |  Comment(2)

新年

2010.01.05 (Tue)

こんばんは。
新しい年になりました。
外はまた雪が降っています。

昨夜、里から戻りました。
年末年始という、いつもと違う世界から帰ってきた感じです。


今日やったこと。

お正月のお花を活けました。
裏の南天を思いきって切りました(南天の悲鳴)。

花たちに水。

カレンダーを新しく。

パソコンの壁紙を、アフタヌーンティーのホームページからダウンロード。
ガラスのティーポットとカップの絵柄です。
透明で、静かなパソコンの中の世界。

いただいたお年賀状を一枚一枚。

こんな風に、少しずつ何かを変えて、日常に戻ろうとしているのでしょう。
そうしながら、戻るところなんて本当は無いのだなあと思います。
だから誰でも、新しい場所は、新しいように作る方が、気持ちは安定するのだと思います。
お花を活けかえたり、カレンダーを替えたりしてね。

年末年始の里帰りは、
降りしきる雪とか、
以前と変わらない父母の話し方とか、
来し方と行く末が、絶え間なく思われる時間でした。

そういえば、暮れの出発間際に、突然アイロンのスイッチが入らなくなりました。
今日は電気ポットが、いつまでもお湯を沸かし続けるようになりました。
磁場の狂った我が家で、弱い家電製品が倒れ始めています。

新しい年が、時空を少しゆがめながら、この場所に届いてきているのでしょう。

この家に来てから、もうずいぶんたつのに、
私は、この場所が、本当に私の家なのかどうか、まだ分からない気がしています。

新しい年が、半信半疑のまま暮らす私をのみ込んで、怒濤のように流れていきます。


あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。


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年越しに

2009.12.30 (Wed)

こんばんは。
夜になって、冷えてきました。
雪になるかもしれません。

いよいよ年の瀬ですね。
皆さん、年越しは、どのようなご予定でしょう。

私は毎年、夫の里で年を越します。
夫の里は、中国山地のとても雪深いところです。
毎年雪が積もっています。

里の外れの古いお宮にお参りする他には、これといった行事もありません。
雪の中、きっと昔からほとんど変わらない様子で、静かに新年を迎えます。

年が明けると、お年賀に親戚などを訪ねます。
こちらにも、お年賀のお客さまがみえます。
雪に閉ざされてしまう里での楽しみは、何と言ってもごちそうと話なのです。

驚くような話の一つや二つ、どの家にもあります。
そして誰もが話し上手です。

雪山で地震にあったときのこと。
乞食坊主が滞在のお礼に絵を残していったという話。
兎狩り。
後鳥羽院が隠岐にお渡りの折に、この家の前をお通りになった時のこと。

まるで見ていたかのように。

語り継ぐって、そういうことなのかもしれません。
話と一緒に、ずっと命も長らえてゆく。

年が明けたら、しんとした雪の中を出かけていきます。
去年も、その前も聞いた話を、今年もまた、聞くために。



今年も大変お世話になりました。
いつも、私を気にかけ、声をかけして励ましてくださったこと、本当にありがとうございました。
気がつけば、必要なときに、いつもちょうど現れて、声をかけて下さる不思議。
神様はそのようにして、皆が互いを助けるようにさせてくださっているのだろうかと思うこのごろです。

あなたに、本当の、深くて良い年が訪れますように。

雪の里から、心よりお祈り申し上げております。







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01:05  |  日記  |  Comment(2)

手帳を買う

2009.12.27 (Sun)

こんばんは。
いよいよ年の瀬、お忙しくお過ごしのことと存じます。

皆さんは、どんな手帳をお使いですか。

私は、来年は、手帳をちょっと変えてみるとにしました。
秋頃から、なぜだか真っ白のページが増加。
生活が大きく変わったわけではありませんのに、手帳に現れた小さな変化です。

一生懸命考えて、毎日1ページ、自由に書ける手帳にしようと思いました。
勢い込んで、手帳売り場に行きましたが、そういうものは案外ありませんでした。

結局、ただ方眼のページがあるだけの、ぶ厚い手帳を買いました。
オリーブグリーンの表紙がきれいで、丈夫そうでした。
091225_0935~02091225_0935~01


今朝、早く起きて、買ってきた手帳をひらいてみました。
まだ何にも書いてありません。
そこで、併用予定のスケジュール帳やレフィルの、カレンダーや月間予定表などを切って貼りつけて、今年の手帳にこしらえました。

うん。我ながらきれいに貼れました。
それから、嬉しくなって、とうとう今日のページを書き始めてしまいました。

まず書いたこと。

今年の家族のクリスマスプレゼント。
サンタクロースから娘へのプレゼントも。

あれ?もう書くことがありません。
書いておくといいことって何でしょう。

そうだ。年末年始の移動予定。
書き書き。

また書くことが無くなりました。
実は私には、書くほどのことは何にもないのでした。
それでも何だか嬉しくて、何回も手帳を出してみました。

夜になって、いつも見ているブログに紹介されていた本の題名を書きました。
1ページの、一番下に書きました。

 毛利嘉孝『ストリートの思想』
 内藤礼『内藤礼<母型>』

そっか、何でも書いていいんだ。
偶然出会ったものとか、なんとなく大切な気がすることとか、ね。

手帳の、一番最後のページに、レフェルについていた年齢早見表を貼りました。

おばあちゃんとか、父や母など家族の年齢のところに線を引こうと思います。
それから、父が掘ってくれた蔵書印を押そうと思います。

大切な手帳になりそうです。


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01:01  |  未分類  |  Comment(4)

クリスマスのごちそう

2009.12.24 (Thu)

おはようございます。
よいお天気になりました。
今日はクリスマス・イブですね。

12月初めに、いつぞやお話ししましたアドベントカレンダーを出しましたけど、それっきりクリスマスのことは忘れられていました。
ツリーとリースは、昨日ようやく飾りました。

ツリーを飾りながら、今までの毎年のクリスマスを思い出します。
行事はいつも、ずっと前のその日のことを思い出させてくれる時間の扉ですね。

息が止まるほど忙しかった毎年のクリスマスが、何重にも重なって思い出されます。
プレゼントを買いに行く、その一時間が見当たらなくて、何だかわけも分からないほど必死でした。
考える暇もゆとりもなくて、毎年この日だけは買ってきた鶏の足。
食事だけは手作りで、みんな揃ってって、意地になっていたあの頃の私も見えてきます。

今年は、大切なワイングラスが一つ、割れてしまいました。
我が家のクリスマスも、少しずつ変わっていきます。
今年のクリスマスはゆっくりです。

ふと、少し時間をかけてごちそうを作ろうと思いつきました。

思い出してみると、娘はごちそうの出て来る絵本が大好きでした。
寝る前の絵本のひととき。

歌いながら読んで聞かせた「きつねのホイティ」。
女たちは、ずるいホイティの嘘を知っているけど、それでもごちそうを食べさせてやります。

「ゼラルダと人食い鬼」。
テーブルいっぱいに並べられる、ゼラルダの手の込んだごちそうに、鬼はとうとう子どもを食べるのをやめてしまいます。
その上鬼は、ゼラルダと結婚して幸せに。

絵本の中のご馳走の、なんと不思議な力。
でも、娘が好きだったのは、そういう料理の力ではなくて、ご馳走の場面そのものでした。

私は絵本のとおりにごちそうのメニューを読みあげていきます。
その間、隣で黙って聞いている娘から伝わってくる、嬉しくて楽しい気持ち。
なんだか笑いたくなる思い出です。

小さかった娘ももう中学2年生。
今年はサンタクロースは来ないかも知れません。

それでも、このクリスマスの間中、温かい気持ちでいられるように、

今年は、少し時間をかけて、ごちそうを作ろうと思います。


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10:03  |  日記  |  Comment(8)

本を借りる

2009.12.21 (Mon)

こんばんは
また雪の夜になりそうです。

この頃、時折、市立図書館で本を借りるようになりました。
研究のための本ではなくて、楽しみのために読む本です。

市立図書館では、希望の図書を最寄りの図書館で借りることが出来ます。
私の家から一番近い市立図書館は、まんが図書館の分館です。

まんが図書館の分館は、駅前の、バルコニーのある小さい建物の2階にあります。
ゆるやかならせん階段を登った先の、小さな図書館です。

扉を開けると、全体が見渡せてしまいます。
駐車場もなくて、開館は5時まで。
いろんな案内に、全部ふりがながふってあります。
ちいさい人たちの居場所です。

簡単な書架には、まんがばかりがぎっしり並んでいます。
その中に、子どもの頃夢中で読んだまんがが、まとまって並んでいるのを見つけて、ちょっと甘酸っぱい気持ちになります。

カウンターで、予約しておいた本を受け取りました。
鷲田清一『京都の平熱』。
最近親しくなった友人のお薦めの本です。

それから、ちょっと目についたまんがもついでに。
芳崎せいむ『金魚屋古書店 上』

貸出期間は2週間。

部屋に無造作に置かれた図書館の本が、
ただ流れていくだけの私の時間を区切っています。

子どもの頃、柱時計の音が、古い家の動かない日常を区切っていたように、

音のない、柱時計めいて。



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19:19  |  日記  |  Comment(4)

雪が降った

2009.12.18 (Fri)

こんばんは
今日は雪が降りました。

雪がやんで、晴れ間が覗いてから、
キトリとお散歩に出かけました。

雪が残って白い地面に来ると、キトリはもう大はしゃぎ。
嬉しい時にいつもするように、ものすごい勢いで走り回ります。

雪が降って、嬉しい。
雪が降って、嬉しい。
雪が降って、嬉しい。

時々、あたりの、真っ白くて、冷たい雪を口に入れています。

冷たい?
おいしい?

雪が降ったね、キトリ。

雪が降って、嬉しいね。

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20:43  |  日記  |  Comment(2)

木守り

2009.12.13 (Sun)

おはようございます。
少しずつ明るくなる朝の中を、キトリと一緒にお散歩してきました。
今日も一日が始まります。

金曜日、母がこちらに来ましたので、会いました。
一ヶ月か二ヶ月に1回、お茶のおけいこに来るのです。
たいてい日帰りです。

お迎えの時間が少し早かったので、先生がお声をかけて下さって、久しぶりにお茶席に入りました。
柿の形のお菓子をいただきます。
ところどころ間違えながら進むお手前を拝見しながら、
だんだん、
しんとして集中している、おけいこの時の気持ちを思いだしました。

おいしいお薄。
お菓子は木守りという名前でした。

そのあと二人でデパートへ。
母と話していると私はいつも元気になります。
はしゃいでいろいろ話します。
「クリスマスプレゼントに、欲しいものを買ってあげましょう」ということで、上等なパジャマを買ってもらってしまいました。
娘には室内用の暖かい靴下、夫にはおいしいお酒。
(決して物を買ってもらえるから元気になるわけではありませんよ。)

あっという間に時間が過ぎて、駅へと送って行きます。
その間もずっとおしゃべり。
別れが近くなって、少し娘の自慢をします。
デパートの前の大通り。

あの子、きっとひとかどの人になると思うの。

街の喧騒に負けないように、少し大きな声で言いました。

信号が青になりました。
母がちょっとだけ笑ってから、やっぱり少し大きい声で言いました。

私もあなたのこと、すごくそう思って育てた。

二人とも、路面電車の線路につまずかないように注意しながら、長い横断歩道を渡っていました。

ゴメンね。
平凡な人になっちゃった。


またね。
駅前で、手を振って別れます。
母のコートの後ろ姿が、しゃきっとかっこよくて、ちょっと驚きます。

おみやげに魚とカニをもらいました。
母は、朝から父の食事を作った上に、カニを茹でてきてくれたのでした。

親孝行するのには十分すぎる年齢なのに、私の方がしてもらってばっかり。
それを思うと、別れてからの車の中で、少々せつなくなりました。
でも、やっぱり、
とっても幸せな帰り道なのでした。(ははは、情けない。)


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08:32  |  家族  |  Comment(6)

2009.12.04 (Fri)

こんばんは。
冬の月がきれいです。
この頃の楽しみの一つは、ヨーグルトに熟柿をのせていただくこと。
冷たくて、きれいで、おいしいです。

スーパーで柿を見かけると、ちょっとだけ、びっくりしてしまいます。
いろいろなくだものがあるけれど、不思議と柿だけは、買ってくるものではないと思っているようです。

食卓の上、黒い一閑張の籠の中の柿。

今年は柿がようけなって。

一昨年亡くなった、おばあちゃんの声。

叔父が小さい頃、柿の枝から落ちた時の笑い話とか、柿と一緒に送られてきた荷物とか。

柿の木の向こうは畑。


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22:09  |  日記  |  Comment(8)

お昼寝

2009.12.02 (Wed)

こんにちは
あんまり気持ちがいいので、ちょっとお昼寝してしまいました。

寝ているはずなのに、頭の中で、

やっぱり2階は気持ちいいなあ。
外も見えるし、風も吹いてて。
ああ、気持ちがいい。

なんて考えたりしています。
そう思っていたら、ピンポーンって鳴りました。

また頭の中で、誰かなーって思います。

えっ、あっ。誰か来た。
あわてて起きてみたら、そこは1階のおこたなのでした。

玄関には、赤いバイクの郵便屋さん。
昨日注文したばかりの古本が、もう届きました。
他にも、東京の古本屋さんの薄い冊子。
「歳末号*豪華天然色特輯頁入」って書かれてて、カラーの表紙は大正風の絵になっています。
その古本屋さんの住所、「そらの下」ってかかれてるんですよね。
へんなの。
あとは、洋服屋さんの展示会のご案内。

それにしても、私の家、1階も2階も気持ちいいんだなって再認識。

幸せすぎて、
何のつらい仕事もなくて、また眠くなります。

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14:39  |  日記  |  Comment(6)

永訣の朝

2009.12.01 (Tue)

こんばんは。
今日は、11月の最後の日でした。
ニシムクサムライ。

非常勤の授業日なのに、なんの準備もしないまま朝を迎えてしまいました。
今日は、宮沢賢治の「永訣の朝」の授業だからと、話してあります。
こまったなー。
追い詰められて、古い、自分のノートを探しました。

あった。
ルーズリーフに3枚。
見ると、詩の本文のコピーが貼られていて、昔の私の字で、丁寧な授業計画が書き込まれています。
セーフ。
そのルーズリーフをカバンに投げ込んで、急いで家を出ました。

信号を待つ間、そのルーズリーフを出して、とにかく詩を読むことにしました。
車の中なので、誰にも聞こえませんから、大きな声で、読みました。
どんな詩だったか、思い出そうとして、ただ読んでいました。

   あめゆじゅとてちてけんじゃ

ただ読んでいるだけなのに、
あれ?
あきれたことに、私の声が泣いています。

青いじゅんさい模様の茶碗の中の、白くて透明なみぞれ雪。

信号がかわって、私は車を発進し、右折のための車線変更をします。

信号待ち。
続きを読みます。

   Ora Orade Shitori egumo

いかにも東北なまり風に読む自分をクスッと笑いながら、泣けてきて、泣けてきて。

高校までは、車でたった10分ほど。
泣きながら、正門を入ってゆく私。
あやしうこそものぐるほしけれ。

授業は、3階の教室。
何食わぬ顔で授業を始めました。

えー、先生、泣いてるー。
詩を読んで泣く先生って、初めて見たー。

そう?よくある話だと思うよ。(なんてね)

どうやら、声を出して読むのはまずいらしいです。




 永訣の朝
                     宮沢賢治

けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっさう陰惨な雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
青い蓴菜のもやうのついた
これらふたつのかけた陶椀に
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
わたくしはまがったてっぽうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした
   (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
蒼鉛いろの暗い雲から
みぞれはびちょびちょ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになって
わたくしをいっしゃうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまっすぐにすすんでいくから
   (あめゆじゅとてちてけんじゃ)
はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
 銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの
そらからおちた雪のさいごのひとわんを……
…ふたきれのみかげせきざいに
みぞれはさびしくたまってゐる
わたくしはそのうへにあぶなくたち
雪と水とのまっしろな二相系をたもち
すきとほるつめたい雫にみちた
このつややかな松のえだから
わたくしのやさしいいもうとの
さいごのたべものをもらっていかう
わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ
みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも
もうけふおまへはわかれてしまふ
(Ora Orade Shitori egumo)
ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
あああのとざされた病室の
くらいびゃうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ
この雪はどこをえらばうにも
あんまりどこもまっしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ
   (うまれでくるたて
    こんどはこたにわりやのごとばかりで
    くるしまなあよにうまれてくる)
おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上のアイスクリームになって
おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ

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00:10  |  教育  |  Comment(2)

小春日

2009.11.25 (Wed)

こんにちは。
今朝までの雨がやんで、今日は特に爽やかな一日になりました。

いいお天気ですので、今の私が、あなたに差し上げられるもの、出来ることを考えてみることにしました。
条件は、私自身が、楽しく嬉しくできることです。

まず、残念なことに、余るほど持っているものは、ほとんどありません。

絵葉書ならたくさん持っているから、今の季節の絵葉書を差し上げられます。
ずっとずっと大事にしているので、もう古びてしまったものもあります。
その絵葉書を買ったときのことや、それを、誰かに送る時のことを思って眺めていると、嬉しくなります。

肩をもんであげることができます。
ただしこれは、痛すぎると言われて、家族にはあまり評判がよくありません。

本を読んであげることも好きです。
聞いてくれる誰かと一緒にいて、声を出して本を読むことを考えただけでも幸せになります。

手紙を書くこと。
自分でも意外ですが、私は結構紋切り型の手紙を書きます。

あと、私が好きなことは、話を聞くこと。
実は、いろんな人に、何年もの間、少しずつお話を聞きに出かけています。

ほかにはね、

窓を開けること。
大笑いすること。

会いに行くこと。
待つこと。

小春日和だなあ。




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13:42  |  日記  |  Comment(4)

裏山

2009.11.23 (Mon)

こんばんは。
今日も一日あたたかでした。

お散歩で、久しぶりに裏山に上がりました。
裏山には人がないので、行けるのは明るいうちに散歩に出たときだけです。

小鳥の声やらさざんかの花やらで賑やかな道を登っていきます。
木暗くなっている道に入ってしばらくしたところで、突然、茂みの奥から男の人が現れました。

キトリが後ろから駆け寄ります。
キトリをふり返ったその人の、鋭い笑顔。

イノシシの匂いがするんだろ。

イノシシ狩りをしてきたのかな。

その人は、キトリにはほとんど構わず、また山にはいって行きました。
後ろ姿の腰に、刃物を吊す革サック。

小鳥の声。
さざんかの花。


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17:34  |  日記  |  Comment(0)

幸せは天下の回りもの

2009.11.21 (Sat)

こんにちは
いいお天気、小春日和です。

出窓に、黄色いバラの鉢植えが置いてあります。
先週の結婚記念日の贈りものです。
やさしい黄色です。

今朝、美容院にいきました。
担当の美容室のお兄さん、爽やかで一生懸命。
イケメンの風貌に似合わず、そのお話が、いつもちょっといいのです。

「金は天下の回りもの」って言うでしょう。
自分にばっかり取り込んで貯めこんでいたつもりが、いつの間にか無くなっちゃう。
幸せも同じだと思うんですよね。
人を幸せにしてあげないと、自分に幸せがやってこないなって。
だから、美容師って、いい仕事だって思うんですよー。

美容師、キツイっていうイメージがあるのかなあ。
最近人気無いんですよ。
お金儲けようと思って仕事選んでるんでしょうねー。
お金、そりゃちょっとは必要だけど、一億円貯めたってね。

お金とか、目に見えるものじゃなくてね、見えないところにね。
そりゃ、仕事してると、いろいろありますよ。
でもね、苦労と不幸は違うと思うんですよ。
オレ、それに気がついてラッキーだったなーって思うんですよ。
この仕事のおかげで、いろいろ気がついて。

この仕事しててよかったって本当に思うんです。
オレなんか、仕事してなかったら、どうなってたか。
美容師がオレの「使命」なんです。

いつ、美容師になろうと思ったの?
高2。
渡り廊下歩いてて、あ、美容師になろうって、そのまま進路指導室に行ったー。

とっても嬉しそう。
お話ししながら、ハサミを持った手は絶えず動いています。

10年後、自分がどんな美容師になってるかなって思うと楽しくなるんですよ。

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12:45  |  日記  |  Comment(0)

教室より

2009.11.19 (Thu)

こんばんは
さっき、お散歩の時、きれいな夕焼けが見えていました。

今日は、高校の授業日でした。
3階にある2−1教室からは、山の紅葉がすぐ近くに見えます。

窓辺に寄って外を見ました。
下には、噴水があるのに、初めて気がつきました。
それは何の変哲もない円形の池で、中央に、ささやかに水が上がっていました。
へえ、あんなとこあったんだ。

生徒達は、紅葉のことにも、噴水にも、全く関係がない様子で教室にいます。
黒板には、さっきまでやっていたらしい数列の計算が残っていました。

窓の外の、ずっと向こう、校門の外のバス停に、座ってタバコを吸っている先生が見えました。
宅配便のトラックが、出て行きました。

さ、授業をはじめましょうか。





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22:22  |  日記  |  Comment(4)

熱が出た!

2009.11.14 (Sat)

朝眼が覚めたとき、あ、熱があるなと思いました。
熱が出るなんて久しぶりです。
昨夜から、めずらしく風邪気味だったのです。けほけほ。

今日は土曜日だけど、夫は仕事、娘はクラブ。
のろのろと起きてみると、二人は忙しく準備しています。

私「熱があるみたい、ね、見てみて。」
忙しそうな夫「うん、微熱だね。」

私「熱があるみたい、見てみて。」
娘「うん、あるね。」

みんなそっけない。
熱が出るなんて、すごく久しぶりの大事件なのに。

夫「ね、コーヒー淹れて。」
起きてきているのだって、結構頑張っているのだということがわかっていないようです。
だるいけど、頑張ってコーヒーを淹れてあげます。

朝食はいつもの光景です。
まずは娘が夫に軽いジャブ。
「パパってスポーツ欄ばっかり読むね。」
夫の反撃「自分はテレビ欄しか見ないじゃん」

だるいけど大笑いしたら、攻撃がこっちに。

夫「ママだけだね、うちで新聞全部見るの。」
娘「おじいさんみたい。新聞全部読むし。退職して好きなことやってるし。」

え〜、さくらちゃん、そんなこと思ってたの?

夫が嬉しそうににやにや笑っています。
こらこら、フォローせんかい。

なんのかんのと言いながら、夫の車に娘が乗って、二人は仲良く手を振りながら出て行きました。
今日は時間が合うから、送っていくことになったのだそう。

一人になってから家の中を見ると、
朝ご飯のあとと、掃除してない部屋と、洗濯ものの山。

だから、熱があるって言ってるのにもう。

ま、せっかく熱が出たから、ちょっと休むことにしましょ。
ふふふふふ。
グチャグチャの家の中を見せて、ちょっとビックリさせてやるもんね。

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11:49  |  日記  |  Comment(6)
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